という悩みはないでしょうか。
デザインや価格のほかにも、耐震性や丈夫さにも気を使いたいところですし、そもそも「いつまで使うのだろう…」という想いもあるはず。
色々考えると、何だか分からなくなってきますよね。
そこでここでは、二段ベッドの選び方のポイントとおすすめを紹介しようと思います。
なお、このページでは「子供向け」の二段ベッドを前提にしています。
近年では「大人向け」二段ベッドの需要も増えていますので、大人向けは別ページにまとめてあります。
二段ベッドの選び方【基本編】
二段ベッドを選ぶ際は、次の3点を意識して考えていくのがおすすめです。
- 長く使えるデザインを選ぶ
- 成長しても使える丈夫さはあるか
- 耐震性が高く地震に強い設計か
1.長く使えるデザインを選ぶ
二段ベッドは長く使える家具なので、数年後のことも考えておきたいところ。
あまり子供っぽいデザインだと、今は喜んでも、10年後は嫌がるかもしれません。
子供は「今」しか分からないので、この辺は親がしっかりコントロールしたいところです。
難しいのが「男の子×女の子」で使う場合。
年齢が上がるにつれて男女の好みが分かれていくため、デザイン選びはより慎重に行いましょう。
「今」もお互いがそこそこ納得でき、それでいて10年後でも違和感なく使えるデザインを選択することで、長く愛用できます。
なかなか難しいですけどね。
2.成長しても使える丈夫さはあるか
今は体重の軽い我が子も、10年後には大人とさほど変わらない体重になっています。
その時に「底が抜けないだろうか…」と心配しながら寝るのは、とても可哀そうですよね。
特に男の子の場合は、想像以上に体が大きくなることもあり、なかなか想像できない部分ではあります。
あまり耐荷重の低いタイプは不安が残るので、避けるのがおすすめ。
最低限「耐荷重:100kg」くらいは欲しいところです。
と思った人は、要注意。
ベッドでは寝返りもしますし、起き上がるときは一時的に荷重が一点に集中しますよね。
また、長く使えば使うほど、いろんな箇所が弱っていくのはどんなものでも同じ。
多少ゆとりのある耐荷重にすることで、いろんな不安が解消されますよね。
安心して全体重を預けられるベッドで寝たいものです。
3.耐震性が高く地震に強い設計か
耐荷重は主に床板に関する丈夫さ。
それ以外にも、支柱の丈夫さなどによって耐震性は変わってきます。
基本的には、地震で二段ベッドが崩れるということはありません。
気を付けたいのは
- 上下の連結部分
- 二段ベッド全体の高さ
の二つです。
上下の連結部分はネジだと一番安心
上下を分割して使える二段ベッドが主流ですが、そのつなぎ目がどうなっているかを気にするのがポイント。
基本形は、ダボをはめて連結するタイプ。
素材は必ず金属製のダボのものを選び、さらにネジで上下を固定できるタイプが最も安心感があります。
大きな「縦揺れ」時にも、万が一にもダボが外れることがありません。
また、ダボが2本になっているタイプは、横揺れに強くなります。
DIYで上下をネジで固定するのもおすすめです。
高いほど揺れるのは二段ベッドも同じ
高さがあれば揺れも大きくなり、揺れが大きいほどベッド自体に負荷がかかるのも簡単に想像できますよね。
つまり少しでも低くすることで、間接的に耐震性の良さに繋がります。
今の二段ベッドはロータイプが主流なので、古いタイプを選ばないこともポイント。
ただ、ベッド下に収納ケースなどを入れられるタイプは、便利な反面、高さが出てしまうため悩みどころ。
こちらも自作で上下を固定するなどの対応が、大きな安心感につながりますね。
二段ベッドの選び方【機能編】
次は二段ベッドの機能性を考えてみます。
各家庭によって様々な使い方があるにしろ、基本的な機能はどんな家庭でも役立つものばかりです。
が、デメリットもあるため、トータルで考えることが大事です。
- 棚付きだと便利だが寸法が大きくなる
- ロータイプだとメンテナンス性がいい
- はしごは真っすぐでも斜めでも一長一短
主な機能性について、こちらも一つずつ考えてみようと思います。
また、最近では主流になっているためあえて触れていない「上下分割機能」については、別記事に書いてありますので参考にしてください。
【機能のメリット・デメリット】
メリット | デメリット | |
---|---|---|
棚付き | 上段の人が降りる手間が減る | 全体の寸法が大きくなる |
ロータイプ | 圧迫感がなく天井にぶつからない | 下段が狭くなりやすい |
はしご(真っすぐ) | 省スペースで邪魔にならない | 昇降時により気を付ける必要がある |
はしご(斜め) | 昇降がしやすく安全 | 寝ていない時に邪魔になる |
1.棚付きだと便利だが寸法が大きくなる
下の段はすぐに降りれますが、上の段は昇り降りが大変ですよね。
棚付きだと、物を置くためにいちいち降りてこなくていいので、特に上段にとってメリットが大きくなります。
コンセントまで付いていれば完璧ですね。
2.ロータイプだとメンテナンス性がいい
低いと耐震性という面でも安心ですし、寝具のメンテナンスがしやすかったり、子供が高さを怖がらない・お部屋の圧迫感がない…など、とてもメリットが多くなります。
低いほど上段は良くても下段は窮屈になるため、バランスが大事です。
ベッド下に収納箱などを入れたりできない点は、マイナスポイントですね。
3.はしごは真っすぐでも斜めでも一長一短
昇降は、はしごが基本。
階段タイプも増えていますが、いかんせんスペースを多く取ってしまう難点があります。
省スペースのための二段ベッドなので、この辺は考え方次第と言えそうです。
はしごの場合は、真っすぐかかっているタイプと、斜めに掛けるタイプがあります。
真っすぐの場合は省スペース性がメリットで、斜めの場合は昇降のしやすさがメリット。
一長一短なので、お部屋のスペースと子供の性格を総合的に考えてみるのがおすすめです。
子供部屋に最適なおすすめ二段ベッド5選&おすすめマット
ここからは、いろんなシーン別におすすめの二段ベッドを紹介していきます。
耐震性が気になるなら「Silvano(シルヴァーノ)」
耐震性が気になる人は、丈夫で高さ抑えめなタイプがおすすめです。
Silvano(シルヴァーノ)は、上下段それぞれで耐荷重180kgという非常に頑丈な二段ベッド。
さらに上下の連結は「金属ダボ+ネジ」でガッチリ固定。
高さも150cmと低く揺れにも強いため、耐震性を気にする人にピッタリな二段ベッドです。
耐荷重 | 180kg |
---|---|
上下分割 | ○ |
棚 | × |
全高 | 150cm |
はしご | 斜め |
上下の連結部分 | 金属ダボ+ネジ |
価格目安:9万円前後 ⇒Silvano(シルヴァーノ)はこちら |
コンパクトで幅がスリムな二段ベッド
お部屋の形状がわりと縦長という人は、幅のスリムな二段ベッドがおすすめ。
一般的なサイズよりも15cmほどスリムになっているので、貴重なスペースをしっかり空けることができます。
また、下段の下に2杯の引き出しが付いている点も見逃せません。
ちゃんと二人分の収納スペースがあるため、子供が自分から片付けることができますね。
サイズが小さめで、収納でお部屋が片付き、総合的にお部屋を広く使うことができます。
耐荷重 | 150kg |
---|---|
上下分割 | ○ |
棚 | ○ |
全高 | 160cm |
はしご | 真っすぐ |
上下の連結部分 | 2本の金属ダボ |
価格目安:10~12万円前後 ⇒コンパクトで幅がスリムな二段ベッドはこちら |
幅も長さも小さいコンパクト天然木2段ベッド
幅だけじゃなく、長さも短い二段ベッド。
4.5畳にも置けるサイズ感で、徹底的に小さい二段ベッドを置きたい人に向いています。
ナチュラルカラーのシンプルなデザインも、子供部屋にピッタリ。
はしごを固定し、サポートバーを1本増やすことで、耐荷重は上下それぞれで300kgを実現しています。
角丸処理で安全に使うことができますよ。
耐荷重 | 300kg |
---|---|
上下分割 | ○ |
棚 | × |
全高 | 129cm |
はしご | 真っすぐ |
上下の連結部分 | 不明 |
価格目安:5~6万円前後 ⇒コンパクト天然木2段ベッドはこちら |
収納・棚・コンセント・ライト付き多機能2段ベッド
明るい木の色味がおしゃれな、引き出し・照明付きの二段ベッド。
耐荷重も非常に高く、とっても頑丈なつくりです。
引き出しが2杯付いているので、兄弟で一つずつ片付け用に使うことができますね。
いちいち下に降りなくても済む便利な棚付き、昇降に安心なライト付き、充電などに便利なコンセント付きなど、機能性が豊富なタイプですよ。
耐荷重 | 200kg |
---|---|
上下分割 | ○ |
棚 | ○ |
全高 | 160cm |
はしご | 斜め |
上下の連結部分 | 金属ダボ+ネジ |
価格目安:13万円前後 ⇒収納・棚・コンセント・ライト付き多機能2段ベッドはこちら |
二段でも使いやすい「三段ベッド」
今は不要でも、子供が3人いるなら三段ベッドという選択肢も。
二人の場合は二段ベッドとして使い、下段を収納に使うことができます。
また、下段を親のベッドの横に並べて一番下の子のベッドにしたり、アイデア次第で使い方がいっぱいあります。
三人で寝られる割には高さが150cmとかなり低めで、子供が三人の家庭なら検討する価値はあるのではないでしょうか。
耐荷重 | 120kg |
---|---|
上下分割 | ○ |
棚 | ○ |
全高 | 150cm |
はしご | 斜め |
上下の連結部分 | 金属ダボ+ネジ |
価格目安:12万円前後 ⇒二段でも使いやすい「三段ベッド」はこちら |
二段ベッドにおすすめの薄型コイルマットレス
二段ベッドにコイルマットレスを合わせたいならこちらがおすすめ。
二段ベッドだと、転落防止のため厚みのあるタイプは使えません。
ポケットコイルマットレスながら厚みはわずか7cmしかなく、「ウレタンマットレス+敷布団」よりも薄くなります。
二段ベッドでコイルマットレスを使いたいなら、とても使いやすいモデルですよ。
価格目安:1~2万円前後
まとめ
【おすすめ二段ベッド 一覧表】
耐荷重:180kg | 耐荷重:150kg | 耐荷重:300kg | 耐荷重:200kg | 耐荷重:120kg |
上下分割: ○ | 上下分割: ○ | 上下分割: ○ | 上下分割: ○ | 上下分割: ○ |
棚: × | 棚: ○ | 棚: × | 棚: ○ | 棚: ○ |
全高:150cm | 全高:160cm | 全高:129cm | 全高:160cm | 全高:150cm |
はしご:斜め | はしご:真っすぐ | はしご:真っすぐ | はしご:斜め | はしご:斜め |
上下の連結部分 金属ダボ+ネジ | 上下の連結部分 2本の金属ダボ | 上下の連結部分 不明 | 上下の連結部分 金属ダボ+ネジ | 上下の連結部分 金属ダボ+ネジ |
上下の連結部分 金属ダボ+ネジ | 上下の連結部分 2本の金属ダボ | 上下の連結部分 不明 | 上下の連結部分 金属ダボ+ネジ | 上下の連結部分 金属ダボ+ネジ |
価格目安: 9万円前後 | 価格目安: 10~12万円前後 | 価格目安: 5~6万円前後 | 価格目安: 13万円前後 | 価格目安: 12万円前後 |
二段ベッドを選ぶ際は
- 長く使えるデザイン
- 体が大きくなっても大丈夫な耐荷重
- 揺れに強い耐震性
に気を付けよう。
また、一番欲しい機能性や特徴を考え、総合的に選ぶのがおすすめですよ。
おすすめの二段ベッドを含めた詳細な比較については、こちらも参考にしてください。