と悩んではいないでしょうか。
床にベッタリ置くフロアベッドは、実際、通気性が悪くカビの心配がとても高い構造。
でも価格の安さや見た目のオシャレさという魅力的な一面もありますよね。
そこで、フロアベッドのカビを抑えて「良い面」を引き出すポイントを紹介しようと思います。
フロアベッドの7つのカビ対策
カビを防ぐことができれば「安くてオシャレ」という、メリットばかりが目立つ素敵なベッドになります。
フロアベッドのカビを防ぐポイントは、次の7点です。
- 床板が「すのこ」になっているタイプを選ぶ
- フロアタイプのローベッドにする
- ベッドを壁から10cm離して置く
- 除湿シートを併用する
- 通気性のいいマットレスにする
- マットレスのメンテナンスをする
- 起床時に布団をはがしておく
1.床板が「すのこ」になっているタイプを選ぶ
価格の安いフロアベッドは、ベニヤの薄い板を並べるタイプの床板が多いです。
↑ 隙間があるだけまだマシなものの、横方向はフレームに囲まれているので、お世辞にも通気性がいいとは言えません。
床板をすのこに変えるだけで、湿気のこもりにくさがグッと良くなります。
↑ 空気の流れは少ないものの「空気の層」が増えるため、比較すれば大きな差になります。
すでに「ベニヤの薄い板を並べるタイプの床板」のフロアベッドを使っている人は、寸法の合う「すのこ」を敷くのがおすすめ。
↑ こんなやつですね。
フレーム内に収まれば、ワンランク上の通気性を確保できますよ。
2.フロアタイプのローベッドにする
湿気がこもるのは、マットレスが「フレームに囲まれている」という要因が大きいと言えます。
↑ 辛うじて枕元だけは開放されていますが、3方向が囲まれていますよね。
これでは、湿気の逃げ道が少なくなってしまうのは、当然と言えば当然。
これを回避するには、マットレスをはめ込むフロアベッドではなく、マットレスを「乗せる」フロアタイプのローベッドを選ぶことです。
↑ 頭部は塞がれてしまうものの、逆に左右と足元の3方向が開放されますよね。
湿気が空気中に分散しやすくなります。
合わせてすのこ仕様だと、下側の通気性もいいですね。
少しだけ寝る面が高くなるという違いがあるのと、マットレスがズレやすくなるデメリットがあります。
が、通気性と天秤を掛けると、メリットは大きいですね。
こちらの記事で、フロアベッド4種&脚付きローベッドのカビやすさを比較していますので、合わせて参考にしてください。
3.ベッドを壁から10cm離して置く
フロアベッドのカビを防ぐには、配置にも気を付けるのがポイント。
空気の通り道を作ることが大事なので、壁にピッタリ付けて配置せず、10cmくらい離してレイアウトします。
掃除機もかけやすいので、カビの栄養源であるホコリや髪の毛なども減らしやすくなります。
掛け布団の収まりもよく、少しでもカビを防ぐのに役立ってくれますよ。
4.除湿シートを併用する
通気性を良くし、湿気の逃げ道を確保することに加え、湿気を「吸収」することも賢い対策。
↑ このような除湿シートを、マットレスの下、もしくは「マットレスとシーツの間」に敷くことで、湿気を吸収してくれます。
定期的に天日干しすれば吸収力も復活するため、コスパも良く使いやすいアイテムです。
カビの発生を防ぎ、マットレスを汗などの汚れから防いでくれるのも嬉しいところ。
すのこと併用すると、より効果があるのでおすすめですよ。
5.通気性のいいマットレスにする
フロアベッドを使う場合は、あらかじめ湿気がこもりやすいことを考慮し、通気性のいいマットレスを選択しよう。
一般的にマットレスは
という順に通気性が良くなります。
また、マットレス表面の詰め物が増えるほどに通気性は損なわれていくので、厚みのあるタイプは注意が必要です。
6.マットレスのメンテナンスをする
カビを防ぐには、やっぱりメンテナンスも不可欠。
たまにマットレスを立てかけて風を通したり、シーツや敷きパッドをこまめに洗濯して新しいものに替えるなど、細かいメンテナンスの積み重ねでカビを防ぐことができます。
マットレスを少しだけ浮かせたり、扇風機の風を当てるといったことでも、湿気が分散して立派なカビ対策になります。
マットレスを浮かせるためのアイテムを見つけて用意しておくと、思い立った時にサッとできるのでおすすめですよ。
7.起床時に布団をはがしておく
カビ対策としては、起きたらまず布団をはがしておこう。
カビを嫌がる清潔な人ほど、朝起きたらすぐに布団をたたんでベッドメイキングしたくなるかもしれませんが、そこはグッと我慢。
マットレスにこもった湿気を効率よく逃がすため、起床後20分ぐらいはマットレスの上に布団がないほうが効率的です。
ベッドが朝日の当たる位置なら、干す効果も得ることができますね。
まとめ
フロアベッドはカビに弱い形状。
湿気がこもりがちな室内で使う場合は、特に念入りに対策しておきたいところですね。
最もカビが危険な場所は「マットレスの裏」です。
できればすのこ状になっているタイプを選ぶか、もしくは後からでもサイズさえ合えばすのこを敷くことはできるので、カビの生えやすい部屋の場合は、最低限すのこだけは外せないポイントですよ。
フロアベッドが使いやすい3つのシーンについては、こちらに詳細を書いてますので参考にしてください。