という悩みはないでしょうか。
でも広いベッドで寝たい…
やっぱり広い寝床は気持ちいいですし、何よりグッスリ眠れるので、体をしっかり休めることができますよね。
それなら「セミダブルサイズのロフトベッド」にしてみるのはどうでしょうか。
スペースを有効に使えるため、狭い部屋でも広い寝床にすることができます。
という意見の人もいますが、セミダブルのロフトベッドにすれば
という事実があるのも、間違いありません。
そこでこのページでは、セミダブルのロフトベッドについて考えてみようと思います。
ロフトベッドの基本的な特徴
ロフトベッドが初めての人は、どんなメリット・デメリットがあるのか分からないですよね。
シングルとセミダブルの比較をしながら、簡単に紹介していこうと思います。
【ロフトベッドのメリット・デメリット】
メリット | デメリット | |
---|---|---|
シングル ※一般的なサイズ | 家具を置くスペースを増やせる 居住スペースを広げられる | お部屋に圧迫感が出る ベッド下は暗い 昇降の手間がある |
セミダブル ※大きいサイズ | スペースの広さはさほど変わらず、寝床は広くなる | 昇降の手間は変わらないが、圧迫感や暗さは増す |
ロフトベッドのメリット
とにもかくにも「ベッド下を有効に使える」ということに尽きます。
ベッド下を収納用にまとめたり、ソファやテレビを置いて居住スペースにしたりできますよね。
使いやすさは、ベッド下の高さに影響される部分が大きく、高さがあるとスペースは使いやすいですが、寝る時に天井が近くなります。
セミダブルになることで、家具を置くスペースや居住スペースへの影響を抑えたまま、寝床だけを広くすることができます。
二階建ての家の、二階の面積だけが増えたようなイメージですね。
ロフトベッドのデメリット
高さのある家具は存在感があり、圧迫感が出てしまいます。
照明の光が遮られる可能性もあり、特にベッド下が暗くなってしまうのは避けられません。
また、ハシゴなどによる昇降が必要なので、手軽にゴロンと横になったりできず、体調の悪いときにもデメリットに感じると思います。
セミダブルになると、昇降は変わりませんが、ベッド自体が大きくなることのデメリットが増えます。
圧迫感が大きくなり、お部屋の中の暗い部分も増えてしまいますね。
セミダブルのロフトベッドで気を付けるべき6つの大事なポイント
メリットとデメリットを比較し、それでもセミダブルに魅力を感じる場合は、次の点に気を付けて選ぶことが大切です。
- 耐荷重
- 耐震性
- 高さ
- 素材
- 色やデザイン
- 機能性
1.耐荷重は大きいに越したことはない
一般的なシングルのロフトベッドの場合、耐荷重は80~100kg辺りが多いです。
セミダブルにするなら2割増しくらい、およそ「100~120kg」くらいあると安心。
大きい分マットレスが重くなったり、床板を支える支点の幅も広がります。
また、寝返りできる範囲が広いので思いきり転がったりすることを考えると、少し高めがおすすめ。
ただ、耐荷重が大きいと安心感はありますが、その分だけ価格も上がるので、高ければいいとは考えないほうがいいです。
一人で寝るなら、体重+20~30kgもあれば必要十分です。
セミダブルは一人用です!
セミダブルサイズは、一人用のサイズ。
キツキツで2人寝ることは可能ですが、設計が一人向けなので耐荷重も一人を想定しているものがほとんどです。
特にロフトベッドは高さがあるので、無理やり2人で寝るのは危ないのでやめよう。
一般的なダブルベッドの耐荷重は200kgくらいが多い。耐荷重150kgのロフトベッドがあっても、2人向けとは言えないです。
2.耐震性は揺れへの強さを考慮する
耐荷重は床板を支える強度、耐震性は揺れへの強さと考えることができます。
ロフトベッドは高さがあるので、揺れにくい設計がされていると安心感が違いますよね。
ただ幸い(?)なことに、セミダブルは幅が広いため「幅方向への揺れ」には強い形状。
長さ方向は幅よりも大きいため、シングルサイズと比べると全体的に「揺れにくい」と言えます。
セミダブルだから耐震性をもっと高くしなければ…と考える必要はありません。
一般的な揺れ対策がされていれば、特に問題なく使うことができます。
3.高さは使いやすさと圧迫感で決める
ロフトベッドの場合
- ハイタイプ ⇒ ベッド下空間が広がるものの圧迫感が出やすくなる
- ロータイプ ⇒ 圧迫感は減るがベッド下空間が使いにくくなる
という、一長一短な特徴があります。
どっちがいいではなく「どっちが自分に合っているか」で決めるのがおすすめです。
- ベッド下を居住スペースに使いたいならハイタイプ
- ベッド下は収納専用で、圧迫感を出したくないならロータイプ
という感じで決めると失敗も減りそうです。
【高さによる特徴】
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ハイタイプ | ベッド下を居住スペースにできる ウォークインクローゼットのように使える | 圧迫感が大きい お部屋が暗くなりやすい |
ロータイプ | 圧迫感がほとんどない お部屋が暗くならない | ベッド下が収納以外に使えない 奥の収納物が取り出しにくい |
4.素材によっても一長一短がある
ロフトベッドの素材は、ほぼパイプ製か木製に絞られます。
7割くらいがパイプ製でしょうか。
素材は見た目の印象を大きく変えるため、好みで選ぶのが基本。
ただ、メリットデメリットがあるため、考慮しておく価値はあります。
【ロフトベッドの素材別メリット・デメリット】
メリット | デメリット | |
---|---|---|
パイプ製 | 価格がリーズナブル 通気性がいい | 無機質でオシャレ感が低い きしみに弱い |
木製 | 温かみがある きしみに強い | 価格が高め 支柱が丸くなく角張っている |
5.色やデザインで印象が大きく変わる
デザインは、見た目に好きか嫌いかだけで十分。
それ以上でも、それ以下でもありませんよね。
色は意外と圧迫感に影響します。
できれば薄めの色のほうが圧迫感はありません。
好き嫌いやお部屋のテイストに合っているかという部分も大事ですが、セミダブルのロフトベッドの場合「圧迫感が強い」というデメリットがあるため、できれば薄めの色を選択したいところです。
- 白い家具は大きさを感じさせず、辺りを明るくしてくれます
- 黒い家具は実寸以上に大きく感じ、辺りを暗くします
↑ 黒いほうが白いほうよりも近くにあるように感じないでしょうか。
ほとんど同じ位置から撮っていると思いますが、濃いので存在感が高く感じます。
実際にお部屋に置くと、その感じ方も写真とは段違い。
高さのない家具では、北欧風とかカントリー調などお部屋の「テイスト」に合わせるのがセオリーかもしれません。
でもセミダブルのロフトベッドの場合は、明るめの色がセオリーと言えるのではないでしょうか。
6.使い勝手を左右する4つの機能性
機能性は次の4点に気を付けましょう。
- 昇降は安全な階段か省スペースなハシゴか
- 宮付きだと小物が置けて便利
- コンセント付きだとスマホが充電できる
- 収納しやすい工夫がされているか
1.昇降は安全な階段か省スペースなハシゴか
ロフトベッドの昇降には、階段かハシゴの二つがあります。
メリット・デメリットを考慮して決めたいところですね。
主流はハシゴです。
階段付きはハシゴより種類が少ないため、基本はハシゴという選択になりそうです。
【階段とハシゴのメリット・デメリット】
メリット | デメリット | |
---|---|---|
階段 | 昇降が安全 ベッド全体の安定性が増す | ベッドが大きくなる 価格が高くなる |
ハシゴ | 省スペースに設置できる 手軽に外すことができる | 足を踏み外す可能性がある 邪魔になりやすい |
2.宮付きだと小物が置けて便利
ロフトベッドは昇降する必要があるため、小物が置ける棚が付いていると便利です。
落ちると壊れてしまうもの、例えばスマホやメガネなんかは、安全なところに置きたいものですよね。
棚が付いてると少しだけベッドが大きくなり、価格も上がるため、不要な人はむしろないほうがメリットになります。
ベッドは寝るだけという人は、何もないほうがおすすめです。
3.コンセント付きだとスマホが充電できる
棚と同様、使う人にはメリットの大きい機能です。
いちいち下に降りなくても、スマホを充電して眠りにつくことができますね。
見た目を気にしなければ、延長コードを枕元に引っ張ることで代用できるため、こちらも必須とは言えません。
自分にとって必要か不要かを考えることが大切ですね。
4.収納しやすい工夫がされているか
ベッド下を収納目的にしたい人は、収納のしやすい工夫がされているかも重要な機能性。
例えばハンガーポールが付属されているかとか、ハンガーポールは何本セットになっているかとか…。
チェストや収納ケースは置くだけで大丈夫ですが、特に衣類の収納に関しては、ハンガーがかけやすくなっているかが重要ですよね。
パイプ製だとS字フックが使いやすく、木製だと壁に刺して使うフックが使えますよ。
セミダブルのロフトベッド 2つのおすすめ
毛色の似たセミダブルのロフトベッドを二つ紹介します。
上手く活用すれば、お部屋を広く使うことができ、なおかつ広い寝床で寝ることができますよ。
パイプ製のシンプルなロフトベッド
ハシゴ昇降の、シンプルなロフトベッド。
パイプ製の弱点である「きしみ」を軽減させるマットを使用したり、高さをロータイプに変えたりできる点が魅力です。
耐荷重 | 120kg |
---|---|
高さ | ハイタイプ ロータイプ |
棚 | × |
コンセント | × |
昇降 | ハシゴ |
素材 | パイプ |
階段仕様の棚コンセント付きロフトベッド
上のタイプの階段・棚付きという感じ。
価格は上がってしまうものの、自分の部屋に簡易的な二階ができるみたいですよね。
耐荷重150kgでとっても丈夫ですよ。
耐荷重 | 150kg |
---|---|
高さ | ハイタイプ |
棚 | ○(奥行15cm) |
コンセント | ○ |
昇降 | 階段 |
素材 | パイプ |
まとめ
セミダブルのロフトベッドなら、狭いお部屋でも広い寝床を作ることができます。
圧迫感などのデメリットと、広い寝床を天秤にかけて決めるのがポイントですね。
- 広い寝床重視ならセミダブルのロフトベッド
- 少しでも圧迫感を軽減させるならシングルのロフトベッド
- 圧迫感が我慢できないならロフトベッドをやめる
このような基準で選ぶことで、最適なベッドを選ぶことができますよ。
ロフトベッドのおすすめはこちらでも紹介しているので、合わせて参考にしてください。