気付いてないデメリットがあるのではないだろうか…
このような悩みはないでしょうか。
畳ベッドを使っている人は、きっと周囲にあまりいないですよね。
でもメリットを活かせる人なら、独特のい草の薫りや雰囲気がとても心地よく感じます。
そこでここでは畳ベッドのメリットとデメリットを紹介。
あなたにとって畳ベッドが合うかどうかが、ハッキリと見えてきますよ。
畳ベッドとは
畳ベッドとは、見た目は通常のベッドのようですが、床板が畳になっているベッドの事です。
基本的にはその畳の上に布団を敷いて寝るスタイルになり、硬めの寝心地が好きな人に向いています。
ふんわり沈み込むような寝心地が好きな人には、全くオススメできません。
- 腰痛持ちだから硬めの寝床で寝たい
- 畳に布団を敷いて寝たいけど起き上がるのが大変
- 床に布団を敷いて寝るとホコリで咳が出る
- 洋室だけど敷布団で寝たい
- 和の雰囲気が好き
このような人におすすめです。
畳ベッドの使い方
あまり見ない形状ですが、なんて事はありません。
ただ、畳に布団を敷いて寝ればOKです。
起きたら、布団をたたんで押し入れなどに片付けます。
敷きっぱなしは、カビの原因になるのでやめましょう。
ベッドのメンテナンスが楽チンなのは「コイルマットレス」だから。
通気性の良くない綿の敷布団やウレタンマットレスの場合は、いくらベッドとは言え、きちんと片付けることが大事です。
ちなみに、畳ベッドにコイルマットレスを使うことは、問題ありません。
でも畳ベッドの良いところが全く出せないので、無意味な選択と言えます。
やむを得ずコイルマットレスを乗せるのはありですが、最初からコイルマットレスを使うなら、畳ベッドは選択肢から外すのが賢明です。
畳ベッドのメリット
メリットは、主に次のような感じです。
- ベッドの高さで布団寝ができる
- 和の雰囲気がいっぱい
- 布団を上げるのが楽になる
- 小上がりとして使える
1.ベッドの高さで布団寝ができる
床と違ってホコリが舞いにくく、起き上がるのがとても楽になります。
ベッドながら硬めでどっしり安定した寝床になり、寝返りのしやすさも床に寝るのと何ら変わりありません。
落ちる可能性が出てしまいますが、高さがあるので寒さも軽減。
畳ベッドは「高さが出る」ことによるメリットが大きいと言えそうですね。
2.和の雰囲気がいっぱい
畳ベッドは、和な雰囲気がいっぱい。
そもそも畳ベッドは、和の雰囲気が好きな人じゃないと向いていませんよね。
和室に置けば馴染み、洋室に置けば和モダンな雰囲気になります。
3.布団を上げるのが楽になる
畳には調湿作用がありますが、敷きっぱなしはやっぱりカビの原因になってしまいます。
ベッドだと高い位置から布団を持つことができるので、上げ下げの労力はグッと減ります。
とくにひざや腰の悪い人にとっては、大きなメリットになるのではないでしょうか。
4.小上がりとして使える
畳ベッドは寝るだけではありません。
もちろん通常のベッドも座って使うこともよくありますが、畳ベッドの場合は「畳に上がれる」というメリットがあります。
畳の上というのは非常に落ち着きがあり、適度に硬く、あぐらをかいて座ることもできます。
ちょっとした小上がりのような空間を作ることができますね。
折りたたみテーブルと座布団を置き
- 昼間は小さな和室
- 夜はベッド
という使い分けもできますよ。
畳ベッドのデメリット
次はデメリットを考えてみましょう。
床で寝る状況と比較してのデメリットになります。
- スプリングマットレスじゃないので硬い
- 床に布団寝よりスペースを使ってしまう
- 落ちる心配が出てくる
1.スプリングマットレスじゃないので硬い
布団寝の硬さが好きじゃない人には、全く向いていないと言えます。
床に布団を敷いて寝る硬さが好きな人じゃないと、畳ベッドの良さは活きませんね。
畳は適度な硬さがあるので、ベッドのスプリングマットレスのような不安定感がなく、どっしりと落ち着いて寝ることができます。
2.床に布団寝よりスペースを使ってしまう
布団を上げてもベッドフレームがあるので、スペースを使ってしまうデメリットがあります。
そのスペースをより効果的に使えるのが「小上がり」としての使い道。
寝るだけじゃなく、畳ベッドを「安らげる空間」として考えればいいのではないでしょうか。
また、ベッドに収納機能が付いていれば、タンスなどの収納家具を置く必要がなくなる場合も。
それなら、スペース的に「プラスマイナス0」になり、狭くなるデメリットも解消されます。
3.落ちる心配が出てくる
床で寝るメリットの一つに、落ちることがないという点がありますが、畳ベッドは落ちる可能性が出てきます。
そうそう落ちるものではありませんが、長らく床で寝ていた人にとっては怖く感じるかもしれません。
そういう人はベッドガードの付いた畳ベッドを選ぶのがおすすめ。
自分はもちろん、布団がずり落ちることも防ぐことができます。
また、起き上がる時の手すりとしても使うことができ、足腰に不安のある人には特におすすめです。
まとめ
畳ベッドを選ぶには
- 硬い寝床が好き
- 和テイストが好き
という二つの絶対条件があります。
この2点を満たさなければ、選ぶ価値はありません。
デメリットを解消するには、大きな収納スペースの付いた畳ベッドを選ぶのがオススメ。
ベッドが大きいほど収納力が高まり、布団を上げれば広い小上がりの完成です。
ベッドガード付きなら、高齢者でも安心して寝ることができます。
どのみち畳ベッドは特殊な部類に入るので、メリットを活かせる人限定のベッドと言えそうですね。
こちらも参考にしてください。