子供が小さいとソファ選びはとっても難しいですよね。
せっかくお気に入りを買っても
- 子供がジュースをこぼした…
- 落書きされた…
- ソファでジャンプして遊んでいる……
となるのがオチです。
欲しいソファがあっても子供が小さいうちは我慢…という親も多いと思います。
そこでここでは、小さな子供のいる家庭に向いてるソファの選び方を考えてみようと思います。
大事な2つのポイント
子供が小さなうちは、ソファを選ぶ際に次の2点を考えることが大事です。
- 素材をどうするか
- デザインをどうするか
1.素材をどうするか
素材とは張り地のことで、最初に悩むのがコレですよね。
主に
- 本革
- 合成皮革
- ファブリック(布)
の3つに分かれますが、本革は確実に後悔します。
ただでさえ手入れが大事な素材なのに、小さな子供がいれば維持することは到底できません。
また高価なものが多いので、汚されるたびに怒ってしまうぐらいならやめるほうが賢明。
基本は合皮かファブリックになるのですが、お互い一長一短あります。
合皮のメリット・デメリット
合皮は人工素材なので水分には強いです。
子供がなにかこぼしても染み込みにくく、サッと拭けばOK。
掃除も簡単ですし、ホコリがたまりやすいこともありません。
大きなメリットとしてはお手入れがとても楽ということです。
デメリットは耐久性です。
ここで言う耐久性は、コイルやスポンジのことではなく「合皮」自体の耐久性です。
合皮は伸縮性がないので、使い方によっては2~3年でボロボロになってしまいます。
特に子供はソファで飛び跳ねたりするので、一点に荷重が大きくかかる場合もありますよね。
そういうのを繰り返すと合皮は意外とモロく、次第に見た目が悪くなってしまいます。
それを見越して、ボロボロになったら布製のカバーを付けるという使い方もアリですね。
ファブリックのメリット・デメリット
ファブリックのメリットは見た目と価格です。
合皮と比べても色や柄の種類はケタ違いに多いですよね。
小さな子供がいても、どうせならインテリアに合ったものや好きな色のソファがいいに決まってます。
その選択肢の多さは圧倒的にファブリックのほうが多く、またそれだけ価格も幅広い中から選ぶことができます。
デメリットは
- 水分が染み込む
- ホコリ・ダニが多い
ということが大きいのではないでしょうか。
子供はとにかく色々とこぼしますよね。
また、トイレトレーニング中はオシッコを漏らしてしまうかもしれませんし、子供の嘔吐中枢は大人より敏感なのですぐ嘔吐してしまいます。
親としてはソファが汚れてイヤなものですが、それで怒るのは筋違い。
仕方ないことです。
なので初めから気にならないソファにするしかないのです。
ファブリックの場合は取り外せる「カバーリングソファ」がおすすめ。
汚れても外して洗濯機で洗えるので衛生的です。
また、ホコリやダニは繊維に棲みつきます。
ソファは暖かくで適度な湿気があり、髪の毛やフケといったダニのエサも豊富な場所。
アレルギーの心配があるようならファブリックは向いていません。
カバーリングソファとは
カバーリングソファとは、ファブリックの弱点である「水分が染み込む」というのを解消すべく、最初から付いてるカバーを取り外して簡単に選択できるソファのことです。
お菓子のクズやほこりは掃除機で簡単にキレイにできますが、もっとも厄介なのがジュースや食べ物をこぼした時にできる「染み」ですよね。
ファブリックの場合すぐに染み込んでしまうという弱点があります。
でもカバーリングソファなら、こぼしても簡単に外すことができて洗濯することができるので、染みはもちろん匂いなどがつく心配も大幅に軽減されます。
ソファカバーを後から購入するとなると、ソファのサイズを計ったり合う形状のものを探したりとなかなか手間がかかります。
いまいちサイズが合わなかったり、形状が合わないなどのトラブルも十分考えられます。
そんな心配がいらないのがカバーリングソファ。
最初から付いてるので何も迷う必要がありませんし、けっこうカラフルで多くの色から選べるものもあります。
すでにソファがあるなら話は別ですが、もし小さな子供がいてソファを検討中という人なら、カバーリングソファがオススメです。
2.デザインをどうするか
次に考えるべきはデザインです。
と言っても色や柄ではありません。
大事なのは「高さ」と「ひじ掛け」です。
高さをどうするか
「小さな子供」とひとくくりにすると、赤ちゃんも園児も同じになってしまいますが、実際は全然違いますよね。
もし1歳未満の赤ちゃんがいる家庭の場合は、低いローソファのほうが安心です。
落ちる心配がほぼありません。
赤ちゃんは、落ちないとしてもソファの端っこに自慢げに立って親を驚かせたりしますよね。
見ているほうはドキドキしてしまいます。
子供が2歳より上ならさほど気にする必要はないかもしれません。
調子に乗ってはしゃいで落ちることもあるかもしれませんが、運動能力が上がってきているので大丈夫なはず。
それなら大人の都合を考えて高さを決めたほうが満足感は高いです。
ひじ掛けをどうするか
ひじ掛けの有無は使い勝手に影響します。
必須ではなくても、あれば何気にひじを乗っけてしまうもの、それがひじ掛けです。
なぜかというと「楽」だからです。
特に親がテレビをよく見るなどの場合や、寝転んで使う場合はひじ掛けがあったほうがいいですよね。
でもひじ掛けがあるということは、そこに段差と硬い木枠があるということです。
子供が小さなうちは硬い木が出ているひじ掛けは、ぶつける危険があるのでおすすめしません。
最低限ウレタンなどのクッション材で囲まれているひじ掛けの物が安心です。
万が一ぶつけても衝撃の度合いはかなり変わってくるはずです。
またひじ掛けは段差になるので、子供が乗ってジャンプします。
多少は目をつぶるとして、高さのあるソファでさらにひじ掛けに乗ってジャンプすると、けっこうな高さになりますよね。
思わぬケガにならないようにしなければいけません。
床がフローリングのままだとぶつけた衝撃は大きいので、ジョイントマットを敷くなどの対応も大切になってきます。
まとめ
小さな子供がいる家庭では、親の好みでソファを選んでしまうと早々に後悔することになります。
ソファが汚れたショックと、いちいち怒るストレスがあるからです。
なので初めから「汚れてもいい」と割り切って使えるソファが断然おすすめ。
高価なものは避け、数年サイクルで買い替えるつもりのほうがメリットは大きいです。
一生モノのソファは子供が大きくなってからのお楽しみ。
安いものでも買い替える楽しさがあるので満足感はありますよ。