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【初心者向け】ソファのスプリングは4種類だけ知っていれば十分

広島 知範
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーター兼YouTuber兼照明コンサルタントです!→和紙ランプブランド「月灯り」
ソファのスプリングって、どんな種類があるのかな…

という疑問はないでしょうか。
ソファを検討するときの最大のポイントは座り心地
誰だって座り心地の悪いソファには座りたくないものですよね。

でも

座り心地を重視すると価格が高くなり、結局手が出ない…

ということになりますよね。
そこでここでは、座り心地を大きく左右する「スプリング」を簡単に紹介。
自分に合いそうなスプリングがどんなタイプか検討を付けることで、少しでも安価に好みのソファを選ぶことができますよ。

スクロールできます
メリットデメリット合う人
ポケットコイルフィット感がある通気性が良くないふんわり柔らかめが好きな人
コイルスプリング丈夫で通気性がいい座面にボリュームが出やすいいろんな姿勢でソファを使う人
Sバネコスパが良く軽い座面端の弾力性が物足りない予算を抑えたい人
ウェービングベルト軽くてメンテナンス性がいい長期間使用で劣化しやすい座面の薄いソファが好きな人
目次

一般的なスプリングの種類

ソファのクッション性や座り心地は、大きく2つの部分によって変わります。
それはクッション性を左右するスプリングの部分と、肌触りや第一印象を左右する表面の素材。

多くは「スプリング+ウレタンフォーム」ですが、クッション性に大事なスプリングにはどのような種類があるのでしょうか。
次の4つがメインになります。

  1. ポケットコイル
  2. コイルスプリング
  3. Sバネ
  4. ウェービングベルト

1.ポケットコイル

ポケットコイル

コイルを一つずつ袋(ポケット)で包み、独立した弾力性が発揮できる構造。
独立したコイルが座る人の体形や座り方に合わせて「点」で沈んでくれるので、弾力性が良く体にフィットした座り心地があります。

荷重が大きいところのバネはより沈み、それほど荷重のないところは少ししか沈まないですよね。

また独立したバネなので高密度に配置することができ、長時間座っていても疲れにくいスプリングと言えます。
ベッドマットレスなどにも使われており、スプリングの中では高価な部類になります。

コイル自体の耐久性はそこそこありますけど、ポケットの方の耐久性に難がある場合があり、コイルがポケットから飛び出してきて座った時に硬さを感じるという可能性もあります。(体験談😅)

2.コイルスプリング

コイルスプリング

渦状のバネを丈夫な鉄線で横方向に連結したものです。
上下に反発する性質のある構造でクッション性が豊かになり、どこに座っても同じ座り心地になる特徴があります。

バネへの負担が分散されるので木枠への局所負担も減り、バネ自体も耐久性が高いと言えます。
構造上、座面にボリュームのあるデザインになりやすいです。

3.Sバネ

Sバネ

S字状のバネを連結させたスプリング。
最も多く使われているスプリングですが、ポケットコイルやコイルスプリングに比べると弾力性に劣ります。

通常は山なりに張り、へたりを防止しています。
そのため座面中央は弾力性がありますが、端にいくに従い硬くなっていくのが特徴。
座面を薄くでき軽量化しやすい構造なので、デザインの幅が大きく広がります。

4.ウェービングベルト

ウェービングベルト

金属ではなく布製の衝撃吸収材。
低コストのため低価格帯のソファに多く使われています。
クッション性や耐久性はお値段なり

ただし最近は布素材でも「ダイメトロール」という新たな素材が注目を浴びています。
「布バネ」とも呼ばれているアメリカのデュポン社が開発した素材で、金属の5倍もの耐久性があるとされています。
金属特有のギシギシ音や錆の問題もなく、軽量でリサイクルもできるとか。


デメリットはシンプルに高価という点。製造や構造に関しては分かりませんが、2025年現在では、高価なソファにしか使われていません。早く一般化してほしいところですね。

まとめ

ソファを選ぶときは主にこの4つからスプリングを選択することになります。
座り心地というのは個人的な主観が大きいので何とも言えない部分はありますが、全体的にポケットコイルは柔らかめ、Sバネは固めという感じでしょうか。

また耐久性ではコイルスプリングに分がありますし、価格ではウェービングベルトやSバネが有利。
スプリング以外のクッション性や表面の肌触りなどもあるので、総合的に検討することが大事になります。

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