6畳ワンルームで家具の配置に悩んではいないでしょうか。
一人暮らしとは言え、6畳ワンルームは非常にスペースの制限がキツイですよね。
寝るだけならまだしも、食事やリラックスタイム・パソコン作業・勉強…など、実際に「暮らす」ためにはいろんな家具家電を置く必要があります。
そこでここでは、6畳ワンルームのレイアウトが上手くいくポイントを紹介しようと思います。
6畳ワンルームのレイアウト 実例
まずは何より、いろんな家具のレイアウトを見てみるのがイメージも湧きやすくおすすめ。
一言で「6畳ワンルーム」といっても、お部屋の形状や窓の位置・備え付け家具などにより、レイアウトは様々です。
特に大きな家具でレイアウトに悩みやすい
- ソファ
- ベッド
- テレビボード
- 机
- テーブル
のレイアウト実例を紹介します。
デザインや形状もとても参考になりますよ。
ソファ
引用:「RoomClip leopepe」
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1.5人掛けくらいの絶妙なサイズ感と、厚みのないひじ掛け&背もたれがナイスチョイス。
座面の広さをしっかり確保しつつ、ソファ自体のボリューム感がありませんよね。
窓の配置を考えると、ベッドとソファの配置は必然的にこのようになります。
ソファ前はオットマンではなくテーブルが一般的だとは思いますが、そこで食事をしないなら「足置き 兼 簡易テーブル」みたいでいいかもしれませんね。
引用:「RoomClip hiro」
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6畳ワンルームとは思えないほどスッキリしています。
ソファはベッドになる「ソファベッド」。
全体的に家具が少ないので、とてもゆとりがありますね。
また、床に置く家具は低く、壁のアイテムは薄く、というのがポイント。
空間がとても多くなるので、広がり感と開放感がとてもあります。
引用:「RoomClip mikansan」
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ホワイトでオシャレにまとまった可愛いお部屋ですが、ソファはあえて濃い色味にしている辺りにセンスを感じるお部屋ですね。
ソファとテレビは対面に設置したほうが見やすいので、ソファだけじゃなくテレビも合わせて考えると使いやすいお部屋になりそうです。
あえてテレビは小さめにしたようですが、テレビを小さくすることで専用のテレビボードじゃなくてもよく、配置にも自由度が増します。
ベッドもソファも置いてる割には、とっても広々した雰囲気にですね。
ベッド
引用:「RoomClip leopepe」
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全体がグレー系でまとめられたオシャレなお部屋。
ベッド的には、窓に対して平行に配置されている点を参考にしたいところ。
入り口から見ると奥に窓があるワンルームは多く、このような配置が一つの基本形になります。
ベランダの有無が一つ大きな分かれ目に。
ベランダで窓からの出入りがあるようだと、このスタイルは動線が良くないですよね。
こちらのお写真のお部屋はベランダがないようなので問題はないですね。
冬になると寒いという弱点がありそうです。
引用:「RoomClip Inami」
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窓に対してベッドを並行に置いても、このような低いフロアベッドなら問題なくベランダに行けます。
もちろんベッドを踏んでいくわけで、それを「問題なく」と言えるかは人それぞれでしょうか。
ただ6畳ワンルームでは必ず妥協しなければいけないポイントが出てくるので、この程度なら上出来の部類ではないでしょうか。
引用:「RoomClip toru178」
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6畳ワンルームのような狭い空間に定番なのが、ロフトベッド。
高さを活かすことで居住空間をグッと増やすことができますね。
フレームの色を白にすることで、高さによる圧迫感を最小限にすることができます。
また、デスク付きにし、テレビボードと机を兼ねているのがナイスアイデアです。
ソファを対面に配置できるレイアウトに限りますが、センターテーブルも置けて上手くまとまっていますね。
ロフトベッドの圧迫感に関しては、こちらの動画を参考にしてください ↓
引用:「RoomClip YS-room」
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6畳のお部屋をより広く使える跳ね上げ収納ベッド。
仕切りがないのでどんどん収納でき、しかも閉じれば見えないのでスッキリします。
他の家具を減らすことで、シングルをセミダブルへとサイズアップすることも可能ですね。
L字に配置しても跳ね上げなら収納物が取れるので、引き出しよりも柔軟にレイアウトできそうです。
引用:「RoomClip bonvoyage」
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短い丈のベッドにすれば、ベッドとソファをこのように並べることも可能に。
ヘッドボードが仕切りのような役目になり、さりげなく空間を分けていますね。
引き出し付きのベッドなので他の家具を減らすことができ、白いベッドなので大きさを感じさせません。
清潔感もあり、機能性もインテリア的にもとっても素敵ですね。
大容量収納ベッドなら、ここまで収納できます ↓
テレビボード
引用:「RoomClip kyoroom」
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テレビボードはテレビの大きさに合わせがちですが、あえて大き目のテレビボードにし、ノートパソコンなどで使っています。
また、木の雰囲気を全面に出しておりテイストが揃っているので、高さが合っても幅があってもそこまで圧迫感はないですよね。
収納とディスプレイを上手にしている印象で、ナチュラル感が強いためテレビ・パソコン・空気清浄機などの「デジタル感」がまるでありません。
一見すると細かい物が多くゴチャゴチャしているように見えますが、全体に統一されている好例ですね。
引用:「RoomClip Kuret」
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テレビが小さいなら、テレビボードじゃなくても全く問題ないですね。
テレビ本体が置けて、レコーダー類が置けて、ある程度見やすければこのような棚でも十分です。
さすがに高すぎる感じはしますが、黒が多いデジタル家電をインテリアの一部に取り入れているのがとてもかっこいいですよね。
仮に黒いボックスの中がグチャグチャでも見えないので関係なく、お店のような素敵な雰囲気になっています。
引用:「RoomClip yukkii94」
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スライドできるテレビボードの低いほうにモニターを置いているアイデアレイアウト。
キーボードやマウスをどこで使うかという問題はあるものの、賢くデスクトップパソコンを置くことができそうですね。
スライド式のテレビボードは、コーナーにテレビを置いたりもできるので、一人暮らしにもピッタリ。
テーブルと色味を合わせておしゃれに仕上がってますね。
机
引用:「RoomClip 8」
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デスクをベッドと並べて置くことで、ベッドのヘッドボードが不要になるいい例です。
ヘッドボードがないだけでベッド自体の大きさを小さくすることができ、デスクがすぐ横にあるのでヘッドボード代わりにすることができますね。
こちらのお部屋はパソコンのモニターとテレビを並べてありますが、ホワイトで統一してあるので圧迫感がまるでないですね。
むしろ広々した雰囲気に感じてしまいます。
デスクの角が丸みを帯びたタイプだと、より使いやすそうですね。
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ノートなら自作のデスクでもおしゃれに決まりますね。
インテリアにも合わせやすく、なにより完成したときの喜びもひとしお。
レイアウト云々ではなく、一人暮らしを楽しむという視点で考えることの大切さも感じられる素敵な写真ですね。
引用:「RoomClip suzy」
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小さいサイズ感の押し入れも、デスクにリメイクすることでこんなにオシャレな雰囲気に。
囲まれているので、デスクとの相性もバッチリです。
とても落ち着いて作業に集中できる空間になりますね。
DIYなら愛着も湧いてくるので、大好きな場所になりそうです。
テーブル
引用:「RoomClip leopepe」
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ソファに合わせるテーブルを簡易型にすることで、省スペースさと使い勝手を両立していますね。
使わないときは別の場所に置くこともできますし、コンビニ弁当くらいなら食事もできそうです。
さすがに小さすぎかな…
でもセンターテーブルをあえて置かず、このようなテーブルを合わせることで6畳ワンルームをより広く使えますね。
引用:「RoomClip chachaoka」
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こちらは7畳といことでやや広いお部屋。
こたつが暖かそうです。
ワンルームではこたつは本当に重宝するアイテム。
食事もパソコン作業も勉強も、何でもこなせるうえに暖をとることもできます。
脚を外して低くできるソファなら、コタツに合わせることもできますね。
引用:「RoomClip shoshosai」
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狭いお部屋の中に、仕切りを上手につけてテーブルを配置。
ダイニングとしてもデスクとしても使えるテーブルですね。
おしゃれな雰囲気はもちろん、実用性もあります。
ただ、他の家具がちょっと置きにくくなるサイズ感かもしれませんね。
さすがに6畳にこの大きさのテーブルだと、大部分を占めてしまいそうです。
6畳ワンルームに最適な家具のサイズ感とおすすめ
様々な家具の配置を見てみましたが、いろいろ工夫はあるものの、やっぱり大きな家具は置けないという事実はどうしても変えることができません。
でもここで疑問になるのが「どの程度なら置けるのか」という点ですよね。
そこでここからは、6畳ワンルームに置けるサイズ感を紹介しようと思います。
ソファは重要度がカギ
ソファは、必須の家具というわけではありませんよね。
特に狭い部屋で考えると、広くするために置かないという選択肢もありますし、小さくても絶対に置きたいという人もいるはず。
同じ6畳ワンルームでも差が出るのが「ベランダ」の有無。
小さくてもベランダがあると、例えば布団を干したり、洗濯物を干したり、何かと重宝しますよね。
ところがベランダがあるということは、ベランダへの動線を確保しなければいけないということ。
それによって貴重な「家具を置くスペース」が動線に変わってしまうのです。
このような6畳ワンルームの場合、ベランダの有無でソファが置けるかどうかが変わってきます。
上の画像はベランダへの動線を確保するために、窓の前に家具が置けませんが、下のベランダのない画像では小さなサイズですがソファを置くことができます。
ソファは人によって重要度が変わるので、単純に6畳という広さだけではなく、ベランダがあるかどうかも合わせて考えるといいのではないでしょうか。
どのみち置けるサイズ感は、幅120cm前後が限界。
画像では幅100cmのコンパクトな1.5人用ソファをイメージしましたが、デスクのサイズを小さくするなどの工夫で、もう少し大きくできるかもしれません。
ベッドは熟考する
6畳ワンルームでベッドを置く場合は、シングルサイズ以上は難しいです。
幅が約100cmまでといったところです。
これよりも狭い幅80~90cmのセミシングルというサイズもあります。
長さも大事で、一般的なマットレスの長さが約195cmなので、ヘッドボードのないタイプやショート丈(長さが15cmくらい短いタイプ)などにして、少しでも省スペースに置きたいところです。
ただ、発想を変えることで道が開ける場合も。
収納付きベッドにすることで、他の収納家具をあえて置かないということもできるかもしれませんよね。
それならベッドを無理に小さくする必要はありません。
大きすぎるのはマズいですが、ベッドが大きいほど収納スペースも広くなるので、寝にくいサイズ感にならず、かつ収納も確保できます。
やや寝にくさがあってもいいなら、ベッドを「小さいサイズの大容量収納付き」にするのが、最もスペースを有効に使えそうですね。
テレビボードはテレビの大きさと合わせて考える
テレビボード自体のサイズ感よりも、テレビの大きさのほうが重要になります。
テレビボードはテレビの大きさに合わせるため、6畳ワンルームでは小さめのテレビにすることが必須。
32型くらいを上限に考えるのがいいのではないでしょうか。
狭いお部屋なので32型でも十分なサイズ感になり、ここはポジティブに考えることができますよね。
また、コーナーに置くことで見やすさ・スペース性どちらにもメリットが出るレイアウトなら、積極的に角に置きたいところ。
ベランダへの動線なので置きにくいとしても、最悪「何とか行き来できればいいや」という風に割り切れば、少しでもお部屋を広く使うことができるかもしれません。
机は万能性とチェアに要注意
6畳ワンルームでは、できればデスクトップではなくノートパソコンにしたいところ。
机のサイズもパソコン本体の置き場所も節約することができます。
また、次の項でも触れますが、机を「ダイニングテーブルと兼用できる」ようにするのも、賢い方法。
机としても使える小さいダイニングテーブルという発想ですね。
もちろん逆に「食事もできそうな机」でもいいですね。
そういう意味でもノートPCのほうが断然使い勝手が良いです。
座卓で食事をしたい人は気にする必要はないポイントですね。
意外と見落としがちなのが、チェア。
肘付きのOAチェアは、意外と場所をとるのであまりおすすめじゃないです。
シンプルに座れる肘掛けのないチェアが、省スペースでとっても使いやすいです。
テーブルは何でもできるタイプに
6畳ワンルームでは、できれば何でもできる、何でもしやすいテーブルにしたいところ。
選び方としては、「低い座卓タイプのこたつ」か「2人用の小さいダイニングテーブル」といったところでしょうか。
こたつは暖をとることもでき、食事もPC作業もできますし、センターテーブルとしても使える万能家具。
床に座るのが疲れてイヤという場合は、2人用のダイニングテーブルで全てこなすのがおすすめ。
まとめ
ワンルームは、6畳という広さもさることながら、仕切り壁が少ないのも家具を置きにくいポイント。
意外と10畳ワンルームなど広さがあっても配置に悩みやすい理由がここにあります。
6畳ワンルームは、一般的には最小クラスのお部屋なので、当然制限はそうとう厳しいものになります。
それでも、アイデアを絞り、工夫し、いい感じのお部屋に仕上げるというのも、6畳ワンルームで暮らす楽しみの一つではないでしょうか。
そんな風に楽しみながらインテリアを考えていくことができればいいですね。
こちらも合わせて参考にしてください。