上に布団を敷いたらマズいかな…?
このような疑問はないでしょうか。
コルクマットだから、ジョイントマットだからと言って、特別カビやすいことはないものの、やはりマット特有の注意点も。
そこで、カビを生やすことなく快適に使うポイントを紹介します。
- カビが生えやすい使い方
- カビを抑える方法
カビが生えやすい使い方
コルク自体も、クッション材で使われているEVA素材も、特別カビに弱い素材ではありません。
でもカビは条件さえ揃えば、どんな場所にも生えてきます。
まずはカビの危険度が高い使い方に当てはまらないか、チェックしてみよう。
そもそもカビやすい環境で使っている
マットを敷いている部屋がそもそもカビやすい環境だと、どうしても生えやすくなります。
- 日当たりの悪い北側のお部屋
- 風通しの悪い間取り
- 気密性の高い新築マンションやアパート
- 24時間換気がされていない住まい
- 梅雨時期
- 脱衣所
このような環境では、床とマットのわずかな隙間に湿気がこもりやすくなり、カビの原因になってしまいます。
上に布団やラグを敷いている
マットの上にラグを敷いてる場合は、こもった湿気の逃げ道が余計になくなってしまいます。
布団を敷いて寝ているという場合も要注意。
人は寝ているときにコップ1杯の汗をかくので、その湿気でカビが生えやすくなります。
掃除が行き届いていない
ホコリでさえ、カビにとっては養分。
掃除が行き届かないと、それだけカビのエサが増えることにつながってしまいます。
また、押し入れや物置部屋など、普段あまり掃除をしない場所もホコリが多いので、カビが生えてしまう可能性を高めてしまいます。
カビを抑える2つのポイント
この手のマットは裏側、もしくは床材のカビに注意しよう。
抑えるには、カビが生えるメカニズムを知るのが、遠回りのようで意外と近道です。
- 温度:0度以下、40度以上だと生きられない
- 養分:なんでもエサになる
- 酸素:生き物なので絶対必要
- 湿度:60%以上を好む
- 時間:成長に要する時間が必要
簡単に説明すると、このような条件で我々の目に見える「カビ」になります。
これらのうち
2.養分
3.酸素
の3つは、人が生きていく上ではどうにも対策のしようがありません。
つまり
5.時間
の2点を対策していくことが大事というわけですね。
カビのメカニズムに関しては、こちらの記事がとても分かりやすいので参考にしてください。
参考:正しく知ろう!カビについて | くらしのお役立情報│ダスキン
ちなみにカビの胞子は空気中にわんさかいるので、どうしようもありません。
1.湿度が上がらないようにする
マットの裏側の湿気は、そのままお部屋の湿度と考えて問題ありません。
まずはお部屋の湿度が上がらないよう、次の点に気を付けよう。
- 結露
- 洗濯物の部屋干し
- 加湿器
結露が多い部屋は湿気も多い
結露は主に窓ガラスにできることが多いのですが、実は目に見えないところで発生している可能性もあります。
それが「フローリング」。
結露は大きな温度差が原因で発生するものです。
外気に触れる冷たい窓と、温かい室内の空気が触れる場所に水滴ができますよね。
フローリングも同じで、冬の冷たいフローリングに、マットで囲まれた温かい空気が触れて、見えないところで結露を起こす可能性があるというわけですね。
フローリングにしろ窓際にしろ、寒い部屋は結露が発生しやすいので注意が必要。
人がいない間も、あまり極端に室温が下がらないよう気を付けよう。
洗濯物の部屋干しはなるべく避けよう
部屋干しも、お部屋の湿度をグッと上げる大きな原因。
とは言え、どうしても仕方なく部屋に干している人も少なくないと思います。
そういう時は
- 除湿器で湿気を吸い取る
- サーキュレーターや扇風機で拡散する
- 窓を開けて換気をする
といった方法で対処しよう。
加湿器はほどほどに
冬の乾燥がイヤだからと、むやみやたらと加湿するのは、カビの発生を促進させてしまいます。
できれば50%前後をキープするようコントロールしよう。
2.成長する前に叩く
湿気とともに対策可能なのが
です。
- 乾燥させる
- ホコリを減らす
ということで対処しよう。
乾燥させる
カビが成長する前に、お部屋の換気をして乾燥させよう。
カビは成長することができなくなります。
また、湿度40%を下回る空気ならば、数時間でカビの菌糸を死滅させることができるようです。
参考:NPO生活環境協会WEBページ:カビ死滅の条件について
ホコリを減らす
ホコリを減らすということは、カビの食事を断つようなもの。
栄養源を減らし、成長を抑制しよう。
フローリングの水拭きの際は、完全に湿気がなくなってからマットを敷くことを忘れずに。
湿気ったまま敷くと、当然カビの原因になります。
乾拭きや換気をして、よく乾かしてから元に戻そう。
番外編:たまに裏を見てみる
カビが生えてくる条件は複雑なので、やっぱりたまに見てみるのが一番安心です。
怪しそうな部分をはがして裏側をチェックしてみよう。
- 気付かないうちに子供がジュースをこぼしていた
- ワンちゃんが知らぬ間にお粗相をしていた
といったこともあるかもしれませんよ。
まとめ
コルクマット・ジョイントマットだからと言って、特別カビに弱いということはありません。
どちらかというと、使用するお部屋の環境に左右されます。
マット特有の「見えない裏側」にだけ注意し
- 湿度を上げすぎない
- ホコリをためない
という2点に気を付けよう。