MENU

狭い部屋の圧迫感を解消!ニトリで買える広く見せる錯覚家具12選

広島 知範
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーター兼YouTuber兼照明コンサルタントです!→和紙ランプブランド「月灯り」

「お部屋が狭いから、どうにか広く見せたい…」

これは、インテリアの悩みのなかでも特に多く聞かれるテーマですよね。物理的にお部屋の広さを変えることはできなくても、視覚効果を利用して「広く感じさせる」ことは誰にでも可能です。

この記事では、ニトリで買える広く見せる家具を実際に選び、狭いお部屋でも開放感が得られるアイテムとそのテクニックを解説しています。

今回はぼくの動画でもご紹介したニトリのおすすめアイテムのなかから、特に視覚効果に優れたものを厳選してご紹介します。

目次

視線の抜け感を意識した「錯覚家具」の選び方

狭いお部屋を広く見せるための基本的な考え方は、視線の抜け感を意識することです。床や壁が見える面積が増えるだけで、お部屋は驚くほど広く感じられます。この考え方に基づき、ニトリで探すべき家具のポイントをご紹介します。

ソファ:足元と肘掛けで抜け感を出す

リビングの中心となるソファは、その選び方一つで圧迫感が大きく変わります。

  • 脚付きで床が見えるデザイン:足元に空間ができ、床が視界に入ることでお部屋が広く感じられます
  • 肘掛けに抜け感があるタイプ:視線を遮らず、奥まで通るため圧迫感がありません
  • 明るい色を選ぶ:展示品はダークな色合いでしたが、明るいウッドやファブリックのものを選ぶと光を反射しやすくより広々とした印象になります

硬すぎず柔らかすぎない座り心地で、背面は柔らかめのものがおすすめです。賃貸などにも置きやすいサイズ感のものがニトリには揃っていますよ!

ソファ紹介シーン[00:28~]

テーブル:ガラス天板と細い脚で広々感を演出

サイドテーブルやセンターテーブルも、視線の抜け感が重要です。特にニトリで買える広く見せるアイテムとして優秀なのがガラスを使ったテーブルです。

  • ガラス天板:天板の奥が見えるため視線が遮られることがなく、空間に奥行きが生まれます
  • 細い支柱や脚:スリムなデザインを選ぶことで、足元に圧迫感が出ません
  • 明るい色:ホワイトなど明るい色を選ぶと光を反射し、お部屋を広く見せてくれる効果がさらに高まります

なかには棚が付いているタイプもありますが、その場合でも上部がガラスであれば、棚の上に物を置きすぎなければ広く見せる効果は期待できます。ただしガラス越しに丸見えになるので、下の棚には何も置かないか、厳選したおしゃれなアイテムだけを置くようにしましょう。

なお物をあまり置かない方は、大きめのサイドテーブルをセンターテーブルとして使うのもおすすめですよ。

テーブル紹介シーン[01:08~]

収納家具:脚付きを選び、飾って統一感を出す

収納力の高いキャビネットやテレビボードも、ソファ同様に脚付きを選ぶことが重要です。

  • 脚付きのデザイン:床が見えることで、視覚的に広く感じさせます
  • ボリュームを抑えたデザイン:テレビボードなどは高さが低いローボードタイプを選ぶと、空間にゆとりが生まれます
  • シリーズで揃える:ニトリには同じシリーズでキャビネットとテレビボードが展開されているものがあります。色違いでもデザインを揃えることで、お部屋に統一感が出てスッキリとした印象になりますよ。
  • 飾り棚として活用:収納家具の上部は、フロアランプや植物を置くための飾り棚として活用しましょう。おしゃれさと目線を分散させる広さ感を両立できます。

収納家具紹介シーン[02:50~]

視覚効果で空間を広げるアイテムとテクニック

家具の選び方だけでなく、色や小物、照明のテクニックを組み合わせることで、お部屋をより広く見せることができます。

ダイニング周り:Rのついたテーブルと抜け感のあるチェア

ダイニングテーブルは、物理的な感覚も広く感じさせる重要なポイントです。

  • 角が丸い(Rのついた)テーブル:角張ったテーブルは、体が当たると痛いことから、感覚として「狭い」と感じさせてしまいます。角に大きなRのついたテーブルを選ぶことでぶつけても痛くなく、心に余裕が生まれて空間を広く感じさせてくれます
  • 背もたれに抜け感のあるチェア:背中部分が詰まったチェアは視線を遮り圧迫感が出ますが、背中に抜け感がある細いスチールフレームや、背もたれが低いデザインのチェアを選ぶと空間が広く感じられます
  • 肘掛けは低いタイプ:肘掛けが欲しい場合は、線が細く高さのないタイプを選べばボリューム感が出ず、狭い部屋でも圧迫感なく使用できます

ダイニングテーブル・チェア紹介シーン[03:49~]

カーテン:寒色系で奥へ視線を誘導する

色には錯覚効果があります。暖色は手前に、寒色は奥にあるように錯覚させる効果があるため、広く見せたいならカーテンには寒色系を選ぶのがおすすめです。

  • ブルー系やブルーグレー系:グレーが混じったような色合いだと、お部屋に馴染みやすく取り入れやすいですよ
  • 錯覚効果の利用:寒色は奥にあるような錯覚になるため、お部屋に奥行き感を与えてくれます

カーテン紹介シーン[05:31~]

照明:視線を分散させるランプと圧迫感のないシーリングライト

照明は単なる明るさだけでなく、おしゃれな雰囲気と広さを両立させるのに役立ちます。

  • テーブルランプ・フロアランプ:乳白のシェードやゴールドのベースなど、デザイン性の高いランプをフォーカルポイント(お部屋の中で最も目立つ場所)に置くことで、素敵な雰囲気を出しつつ、目線を誘導してくれます
  • シリーズで統一:テーブルランプとフロアランプを同じシリーズで揃えると、お部屋全体に統一感が出てスッキリ見えます
  • 薄型のシーリングライト:天井の圧迫感が気になる方には、厚みがほとんどない薄型のLEDシーリングライトがおすすめです。色温度や明るさを調整できるタイプを選べば、暮らしに合わせて快適な空間が作れます。

照明紹介シーン[05:57~]

グリーン:目線を上げるハンギングで空間に広がりを

インテリアにグリーンは欠かせませんが、狭いお部屋では床に置くとかえって邪魔になってしまうことも。そこで目線を上に誘導できるアイテムを活用しましょう。

  • 天井から吊り下げるフェイクグリーン:水やりや日当たりを気にせず、好きな場所に飾ることができます。天井やカーテンレールから吊り下げると下から見上げる形になるため、視覚的に空間に広がりが生まれます。
  • おしゃれな雰囲気づくり:フェイクとはいえ遠目から見ると本物のように見え、一つあるだけでとてもおしゃれな雰囲気になります

フェイクグリーン紹介シーン[07:08~]

ミラー:空間の奥行きを生み出す最強の錯覚アイテム

お部屋を広く見せるアイテムのなかで、最も強力な視覚効果を生み出すのがミラー(鏡)です。

  • 空間が奥にあるように見せる錯覚:ミラーは映り込んだ空間をまるで奥にあるかのように見せるため、お部屋に奥行き感をもたらし広く感じさせてくれます
  • デザインで雰囲気を変える:ニトリにはシンプルモダンな黒いフレーム、温かみのあるナチュラルなフレーム、デコレーションが施された華やかなタイプなど様々なデザインが揃っているので、お部屋のテイストに合わせて選んでください
  • 割れない軽量フィルムミラー:もし倒れても割れないフィルムタイプのミラーは、小さなお子様がいるご家庭でも安心です。非常に軽いため、壁にかけやすいというメリットもあります。歪みもほとんどなく、広く見せる効果も抜群です。

ミラー紹介シーン[07:44~]

まとめ

物理的に狭いお部屋でも、「視覚効果」と「錯覚テクニック」を上手に利用すれば、お部屋はぐっと広く感じられます。

今回ご紹介したように、脚付きの家具で「床の見える面積」を増やし、ガラスやミラーで「視線の抜け感と奥行き」を作り出すことがニトリで買える広く見せるインテリアの鍵です。寒色系のカーテンや目線を分散させるランプなどをプラスすれば、さらに開放的な空間が実現できます。

ぜひ参考にお部屋を広く見せるコーディネートに挑戦してみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次