レースカーテンの黒カビに悩んではいないでしょうか。レースのカーテンは白やアイボリー・薄いベージュが多いので、黒いポツポツがとても目立ちますよね。
そんなカーテンのカビ取りについて紹介していきます。
ただし注意しながら行わないと使い物にならなくなる可能性もあるので、ご注意を。
使うのはコレ!
コレ、我が家にもあるのですが、ちゃんとレースのカーテンと表面に書いてあるんですね。

↑ なので安心して使えます。ただ「布製品の色柄物はダメ」とあるので、基本は無地の白いレースカーテンのみになります。
実際に行う手順は次の通りです。
- レースのカーテンを外す
- 折りたたむ
- お風呂の洗い場に置く
- 窓を開け換気扇を回す
- 手袋とメガネを着用する
- カビにスプレーする
- 約30分待つ
- もみ洗いしつつお湯で成分を流す
- 洗濯機で2回すすぐ
- 元の場所に掛けて軽くシワを伸ばす

1.レースのカーテンを外す
まずはカーテンを外し、フックも外します。同時にカビの場所を把握します。多くはカーテンの裾ですね。
2.折りたたむ
外したらカーテンを折りたたみ、洗いやすいようにします。ポイントは裾の部分を1メートル以内のサイズに重ね、カビの部分を洗いやすくすることです。
3.お風呂の洗い場に置く
洗うのはお風呂場がおすすめ。洗い場にカーテンを洗いやすいようにセットします。
4.窓を開け換気扇を回す
お風呂場に窓がある場合は開け、換気扇をまわします。塩素系なので絶対に酸性タイプと一緒に使わないでください。
5.手袋とメガネを着用する
手袋・保護メガネをし、肌を露出しない格好になります。また、汚れてもいい服・万が一色落ちしてもいい服がおすすめ。
6.カビにスプレーする
カビにめがけてシュッシュします。カビをどれだけの期間放置したかによって落ちにくさはかわるので、頑固そうなら多めに吹きかけます。裏面の説明では、目安は1m2(平方メートル)につき15回噴霧となっています。
7.約30分待つ
吹きかけたら約30ほど成分に浸けておきます。短いと効果は低くなりますが、長ければいいというものでもありません。長いと繊維が傷むので、最大30分と考えていた方がいいかもです。またカーテンの生地や紫外線による劣化具合によっても変わるので、もしカビを目視できるなら落ちているか確認しながら待つのも手です。
8.もみ洗いしつつお湯で成分を流す
シャワーでお湯をかけて成分を流しつつ、軽くもみ洗いします。激しく揉むと傷むので優しく優しく。洗浄成分の力でカビを落とすことが目的なので強くやってはいけません。
9.洗濯機で2回すすぐ
自分ですすいだら、今度は洗濯機で2回すすぎます。人体に悪い成分なので、念には念を入れて。洗濯ネットにいれて優しくすすぎましょう。
柔軟剤は、2回目の水に投入するのがポイント。カーテンは面積が広いく、香りがきつすぎる可能性もあるので、やさしく香るタイプがおすすめですよ。
10.元の場所に掛けて軽くシワを伸ばす
すすぎが終わったら、元のかかってた場所にかけて干します。かるくシワを伸ばし換気をよくします。少しでも早く乾かす方がいいのですが、ドライヤーなどの熱は傷めるのでおすすめしません。天気のいい日に狙いを定めるのがいいですね。
カビの根は意外と深いぞ!
カビは汚れと違い、根が非常に深く簡単に落とすことができません。とくにファブリックに繁殖したカビほど厄介なものはなく、洗濯や漂白剤だけでは落ちない事の方が多いもの。
仮にカビ菌は死滅しても、色だけは残ってしまうこともよくあります。そんなカーテンのカビ落とし、気を付けるべきポイントは次の点です。
- 良く落ちる方法ほど生地を傷める
- 良く落ちる方法ほど色も落ちる
- 家庭でできる事には限界がある
- ある種の覚悟が必要
良く落ちる方法ほど生地を傷める
レースのカーテンのカビを落とすには、いくつか方法が考えられます。
- 洗剤に浸けてから洗濯する
- 弱めの漂白剤に浸けてから洗濯する
- カビホワイトを吹きかけてから洗濯する
下にいくほど効果が高まると考えられますが、それだけ生地を傷めることに繋がります。
良く落ちる方法ほど色も落ちる
カビを落とすということは、つまるところカビによってついた色を落とすことです。カビ菌を死滅させるだけなら、70度ほどの熱いお湯に浸し塩素系漂白剤を薄めて浸け置き&洗濯で十分。
ただしこの方法ではカビによってできた黒いポツポツはとれません。黒いポツポツをとるにはそれ相応の漂白効果が必要になり、それだけカーテン自体の色を落とすことに繋がります。
家庭でできる事には限界がある
そもそも自力で黒カビを落とすのは、けっこう難しい部類に入ります。カビは思っている以上に頑固で、根が深く、簡単に生えてくるくせに簡単にはとれません。
例えるなら、貯金の逆だと思ってください。
反対に、カビは簡単に生えてきますが、なかなかとれないものです。
ある種の覚悟が必要
それでも自力でカビを落とすなら、ある種の覚悟が必要になります。
「使えなくなってもいいや…」
いわゆる「ダメ元」的な考えが必要で、その覚悟が持てない場合は、いさぎよくクリーニング店に持っていきましょう。お金はかかってしまいますが、自力で行うよりは失敗もグッと減ります。
ただしプロに任せれば完璧にとれると考えてはいけません。それほどカビを落とすことは難しいことなのです。
まとめ
どうでしょうか、カビは落ちたでしょうか。使い物にならなくなってはいないでしょうか。
「白いレースのカーテン」「ダメ元の覚悟」という二つの条件に当てはまるカーテンにしか使えない方法ですが、効果はそこそこあるはずですよ。
ぜひお試しあれ。