セミシングルとは幅が約80〜90cmのベッドサイズのことで、シングルとの違いは10〜20cmくらい幅のないベッドということですね!
と考える人も多いと思いますけど、省スペースになった分だけ寝にくく感じる可能性もあります。
そこで今回はセミシングルが合う人・合わない人を考えてみようと思います。
名称 | 寸法 | サイズ感 |
セミシングル | 幅80〜90cm | 小さな一人用 |
シングル | 幅90〜100cm | 一人用の基準 |
セミダブル | 幅120cm | 広い一人用 |
セミシングルのサイズ感はこんな感じ!

セミシングルはシングルサイズより幅の狭いベッドで、幅はおよそ80~90cm。
シングルは90~100cmです。
明確な線引きがなく、商品やメーカーでけっこう違うので、実寸を確認することが大事になります。一人用の幅はシングルが基準で、シングルと比較すると、、、
- セミダブル:広い一人用
- セミシングル:コンパクトな一人用
という位置づけになります。
セミシングルを選ぶポイント
セミシングルは
- 体型による寝心地
- お部屋のスペース
という2つの視点で決めることが大事。
1.体型による寝心地
セミシングルの寝心地を一番左右するのが、合う体型かどうかです。
仮に寝返りを左右20cmずつと仮定すれば「肩幅+40cm」が寝るのに必要な幅になりますよね。
人の一般的な肩幅は、人間工学という側面で考えると
身長×0.25(25%)
になるので例えば150cmの人で37.5cm、170cmの人だと42.5cmくらいになります。もちろん男女差も年齢差もあるので、ざっくりと考えると、、、
- 成人男性:約45cm
- 成人女性:約40cm
という感じになりそうです。
ここに40cmを足すと、男性は85cm・女性は80cmくらいの幅が欲しいということになりますよね。
で、セミシングルの幅が「約80~90cm」。
なかなか微妙なサイズ感です。
寝心地がいいとは言えないかもしれませんが、細身の女性なら寝心地を大きく損ねるということもなさそう、というサイズ感ですね^^;
男性は肩幅を考えると、あまり推奨できません。
80cmのセミシングルならアウト、85cmのセミシングルならギリギリといったサイズ感になりそうですね。
実は我が家の子供たちは85cm幅のセミシングルで寝ている(寝ていた)のですが、ぼく(身長170cmの男性)が試しに寝てみたらけっこう狭い印象を受けました^^;
2.お部屋のスペース
セミシングルを考えるのは、できればお部屋のスペースを広くしたいと考えるからではないでしょうか。
ベッドをセミシングルにして、シングルより10~20cm幅が狭いと、想像以上に省スペースに置くことができます。
ワンルームや狭い間取りで一人暮らしをしている女性には、まさにうってつけのサイズです。
また、何となく「お部屋が狭いから」という人より「もう少しベッドが小さかったら…」と悩んでいる場合は、よりメリットが大きくなります。
例えば、出入り口のドアが当たる場合なんかは典型です。

↑幅100cmのシングルベッドだと、ドアが当たってしまいますが、、、

↑幅が85cmのセミシングルベッドになると、真っすぐ開けることができるようになります。

↑シングルだとクローゼットの扉が当たってしまうため、この場所には配置できませんが

↑セミシングルならいい感じに収まります。

↑ベッドの横にデスクが置ければお部屋を広く使えるものの、シングルでは置けません。

↑でもセミシングルならピッタリ収まり、お部屋を広く使うことができますね。
ベッドは大きな家具なので、配置場所はかなり限定されますよね。
なのでセミシングルになることでレイアウトの自由度が増すメリットがあります。
「広い=寝心地がいい」は万人に合うわけじゃない
広いベッドで「大の字」になって寝るのが好きな人もいれば、少しこじんまりとしたスペースでクルンと丸まって寝るのが好きな人もいますよね。
- 前者のタイプ:セミシングルは合いません
- 後者のタイプ:セミシングルがピッタリ
もちろん体型も考慮しなければいけませんが、広いベッドが必ずしも寝やすいという無意識の勘違いがある人もいると思います。
むしろ広いベッドは、逆に落ち着いて寝られないという人もいます。
体型・スペースに合わせるのと同時に、自分はどのような広さが好みなのかを考えてみるのも、失敗しない大事なポイントです。
まとめ
合う人 | 合わない人 |
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シングルにするかセミシングルにするか、と迷っている人も多いと思います。
全部を希望通りにすることはなかなか難しいので、まずは気持ちよく寝ることができそうかを検討し、もし大丈夫そうならお部屋の広さと相談する、という順番がいいのではないでしょうか!