という疑問はないでしょうか。
上下で使ったり、シングルベッド×2で使ったり、最近の二段ベッドはとても便利にできていますよね。
でも、子供だって中学生や高校生になれば、大人と変わらない体型になります。
その時にちゃんと分割して使えなければ、あまり意味がありませんよね。
そこでこのページでは、分割二段ベッドを長く使うためのコツを紹介しようと思います。
分割二段ベッドを長く使うためのポイント
でも、分割できること以外にも、長く使うためのポイントがあるので要注意。
それが次の3点です。
- サイズをコンパクトにしない
- 耐荷重を気にする
- デザインを気にする
ちなみに、子供が使ってた分割できる二段ベッドを親が使っても、底が抜けさえしなければ全く問題ないです。
大柄な体型の人は、念のため耐荷重を確認したり、実際に横になってみて確認するのがおすすめです。
1.サイズをコンパクトにしない
二段ベッドは大きな家具だし、子供は体が小さいからと、小さいサイズの二段ベッドを選ぶのは考えもの。
分割タイプで長く使おうと考えていても、サイズアウトしてしまえばその計画は水の泡ですよね。
幅はシングル(約100cm)が基本。
長さも、大人になってからも使うことを考えれば、一般的なタイプが向いています。
女の子姉妹の場合や、お部屋が狭くてどうしても小さめにしたい場合は、セミシングルの二段ベッドやショート丈を選択肢に入れます。
「どこまで体が大きくなるか」が未知数のため、最初から制限しすぎないということですね。
ヘッドボードに棚の付いているタイプや、足元に階段昇降のあるタイプなどは、また別の話。
そういう部分をなくしてコンパクトにするのは、一理あります。
ベッド全体は省スペースにしても大丈夫ですが、寝床を今の体型に合わせてコンパクトにしないようにすることが重要ですね。
2.耐荷重を気にする
長く使うということは、子供の体重も増えることを意味します。
あまり耐荷重が低いと、心もとないですよね。
小さい頃は全く問題ないかもしれません。
が、前述したように「どこまで体が大きくなるか」が未知数な以上、少しゆとりのある耐荷重にしたいところですよね。
二段ベッドでは80kgくらいが耐荷重の下限なので、大人になってからも使うことを考えると、できれば100kgくらいあると安心です。
100kgなら、一般的なベッドの耐荷重と変わりません。
男の子は、より重要視したいポイントです。
画像のように150kgという丈夫なタイプもあり、成人しても安心して使えそうですね。
3.デザインを気にする
長く使えるようにするには、あまり子供っぽいデザインにしないことも大事。
小さい頃はいいですが、成長したらイヤになってしまいます。
シールを貼る・可愛いカーテンを付ける…程度なら、後で戻せるので大丈夫。
でもデザインそのものが子供っぽすぎると、どうにもなりませんよね。
まだ全然使えるのに、子供が嫌がって使ってくれなければ、サイズも耐荷重も全く意味がなくなってしまいます。
キャラクター系や車などの特徴的な形状・子供っぽすぎる色…などは
ということを考えると避けたほうが無難ですね。
分割できる二段ベッドの特徴
上下を分けられるということは、分けられないタイプと比べて新たなメリット・デメリットが発生します。
【分割できる二段ベッドのメリット・デメリット一覧】
メリット | デメリット |
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分割二段ベッドのメリット
メリットとしては、次の5点がメインでしょうか。
- 長く使える
- 部屋を分けられる
- 横に並べられる
- 引っ越し時に有利
- 思い出作りができる
1.長く使える
最大の利点が「買い替えを減らし、長く使える」という点。
購入時は「ベッド二台分」になるわけで、とても高く感じますが、二人が長く使えるということを考えると、結局は経済的だったりします。
ベッドフレームは寝具類やマットレスと違い、基本的には壊れるまで使うことのできる家具。
分割しても上下に連結しても使えるので、臨機応変に長い期間使うことができます。
2.部屋を分けられる
上下を分割できるということは、お部屋を分けられるということ。
お部屋の数の関係だったり、子供部屋があったとしてもあえて一つの部屋で二人で寝たいという場合もあると思います。
それでも成長するにしたがって自分だけの空間が欲しくなるのは、ほぼ間違いありません。
その時にスマートに分けられるのは、本当に重宝する機能ですよね。
また、好きなタイミングで分けられるので、「部屋を分けるときはまた新たにシングルベッドを買えば…」と考えるより俊敏に動くことができそうです。
意外と上の子は自分の部屋を望んでも、下の子はまだいっしょに寝たいと考えていることが多く、そのタイミングって難しいもの。
子供たちの心情を探りながら、絶妙のタイミングを逃さず行動できるのも大きなポイントになりそうです。
3.横に並べられる
上下を分割して横に並べれば「シングル×2=キングサイズのベッド」としても使えます。
金具などで連結できるかは商品によりけりですが、分割できるからこそ、横に並べられるということですよね。
横に並べれば、例えば添い寝の必要な年齢から活躍することができますし、お部屋のスペースに問題がなければ、あえて上下ではなく横に並べて子供二人で寝ることも。
高さを怖がる場合などにも対応できます。
4.引っ越し時に有利
部材が分かれているので、搬入搬出がしやすいメリットも。
分割二段ベッドを考えている人は「今はアパートで部屋数は足りないけど、数年後は一戸建てを目標に…」と考えている家族も多いのではと思います。
そもそも業者さんが運べばあまり関係はないかもしれませんが、荷造りは少し楽になるかもしれませんね。
5.思い出作りができる
シングルベッドで別々に寝るのでは得られない、特別な思い出を残すことができます、二段ベッドは。
ぼく自身が小さいころ二段ベッドを使っていて、数十年たっても兄弟で寝ていて起きた「楽しかった事件」をはっきり覚えています。
ずっと仲のいい兄弟姉妹でいることにも一役買ってくれますよ。
大人になればみんな一人で寝れるようになるわけで、慌てて一人寝にする必要もないのかもしれません。
小さいころはあえて兄弟いっしょに寝れる環境を作ってあげるのも、親心と言えるのではないでしょうか。
分割二段ベッドのデメリット
分割できることによるデメリットは、次のようなものがあります。
二段ベッド時のデメリットは少なく、主に「分割して使う時」に気になるものが多そうです。
- 耐震性が気になる
- 必ずしも同じ形状に分割されない
- デザインは微妙
- サイドフレームは要注意
1.耐震性が気になる
最も気になる点で、唯一、二段ベッド使用時に気になるデメリットですね。
上下が分割されている二段ベッドは、必ず縦の柱の部分で連結する必要があります。
そこがつながっているものと分かれているものでは、やはり前者の方が強度が高いものです。
金属製のダボを使うものが多く、商品によってはさらにネジで固定するものもあります。
ただ、その辺はメーカーも熟知しているわけで、確実に検査もしているはずなので、そうそう問題はないでしょう。
日本は大きな地震の多い国なので、念には念を入れてと考える人は「金属ダボ+ネジ」というパターンが強力。
前後左右に加え、上下にも動くことがありません。
2.必ずしも同じ形状に分割されない
二段ベッドが基本なので、上下を分割した際に全く同じシングルベッドにならないことも。
大きな違いはないので「こっちがいい!」などとケンカになることはなさそうです。
が、全くいっしょの形状にならない可能性もあるので、その辺は要チェックですね。
3.デザインは微妙
こちらも「基本は二段ベッド」という設計が生むデメリット。
使う上では何の問題もないのですが、普通のシングルベッドにはないものが付いてる可能性があり、人によっては違和感を感じるかもしれませんね。
4.サイドフレームは要チェック
二段ベッドとして使う時は、サイドフレームは確実にないとダメな部品です。
ところが分割して使う場合は、特になくてもいいですよね。
子供がまだ小さいなら転落を防ぐ意味で、あっても大丈夫なこともあると思います。
この辺は考え方や年齢で分かれそうですね。
サイドフレームが外せるタイプと外せないタイプがあるので、予め確認しておきたいところです。
強度を出すためにあえて一体型にして、外せなくしているモデルもあります。
どちらも一長一短と言えますが、大事な部分なのでチェックしておきたいところですね。
二段ベッドとして、いつまで使える…?
何歳ころまで二段ベッドで使うか、いつ頃から分割して使うか…という悩みも出てくると思います。
一人部屋が欲しくなり始める、小学校高学年から中学校入学くらいが多いでしょうか。
分割できる二段ベッドは上下を分けて使い続けることができるので、この時に最大のメリットを感じるはずです。
子供の成長で考える
二段ベッドがイヤになるということは、つまりは自分だけの空間・部屋が欲しくなってきているということですよね。
多くは中学生ころでしょうか。
近年では大人っぽい子供が増えている傾向にあるので、小学校高学年くらいの場合もあるかもしれません。
また男女の兄弟だと、その時期も早くなるでしょう。
男の子同士・女の子同士なら、いっしょに寝てもイヤじゃないということもありますよね。
高校生でも兄弟・姉妹でいっしょに寝ているという話も聞きます。
が、男女の兄弟で高校生で二段ベッドに寝ているというのは、あまり聞かないはずです。
思春期の大事な時期なので、男女の兄弟の場合はしっかり親が分けてあげられるようにコントロールしてあげたいですね。
男女の仲のいい兄弟というのも、いいですけどね。
住まいによって考える
いくら子供が「別々に寝たい」と言っても、そもそも部屋が子供の人数分なければ無理というもの。
この場合は「お部屋を用意できるまで」という、親に依存する形に。
親としたらプレッシャーですね。
ある程度の広さのある部屋なら、上手く仕切りを作って独立した空間を作ることはできます。
完全に独立はしていないものの、子供にすればかなり良く感じると思います。
また、どうしても分けることが難しい場合は、二段ベッドにカーテンを付けてあげるなどの対応も必要になるかもしれません。
住まいの問題は簡単に解決できないことも多いので、対応策を予め考えておきたいですね。
上下の分割方法
二台のベッドとして使う時も、やり方は簡単です。
が、必ず二人以上で行う必要があります。
分割するとハシゴが不要になるので、クローゼットにしまいます
連結しているネジを外します。ダボが差し込まれていれば崩れる心配はありません
二人で持ち上げて分割させます。
不要なサイドフレームを外せば分割完了です
まとめ
- 長く使うにはサイズ・耐荷重・デザインを気にする
- 分割できるからこそのメリット・デメリットに要注意
- 分割する方法を確認し、タイミングを計っておこう
単に分割できるという機能性ばかりに目が行くと、本来の「長く使える」というメリットを活かせない可能性もあります。
という視点を持つことが重要ですね。
また、分割するということは「二台のベッドを置く」ことになります。
そのために必要なスペース・部屋数などを考えておかなければいけませんよね。
先のことは分からないので悩みがちですが、少なくとも分割できないタイプだと選択肢はありません。
分割して長く使える二段ベッドを用意し、それを活かせるような目標を立てるというのもありではないでしょうか。
こちらも合わせて参考にしてください。