と感じてはいないでしょうか。
冬は寒いのが当たり前ですが、寝床まで寒いのはイヤですよね。
寒さのせいで寝つきが悪くなってしまうことも、あるかもしれません。
そこでここでは、寒い冬でも暖かく眠れるベッドにする方法を紹介しようと思います。
ベッドが寒くなる2つの主な理由
寝床を温かくするには、まず寒くなる原因を見つけることが大事。
前提知識として「冷たい空気は床にたまる」ということを知っておく必要があります。
比重が冷たい空気のほうが重いので、床は寒く、天井は暖かくなります。
これを踏まえて、2つのポイントを考えてみようと思います。
1.寒くなりやすいベッドを使用している
ベッドフレームが寒くなりやすい形状ではないでしょうか?
寒くなりやすいフレームとは
- ローベッド
- すのこベッド
などです。
ローベッドは冷気の中で寝ている
冷たい空気は床にたまるので、低いベッドほど寒い中で寝ることに。
これは床に布団を敷いて寝るのも同じで、低いほど寒く、高いほど暖かくなります。
すのこベッドは冬になると寒い
すのこベッドは下に冷気がたまり、背中からヒンヤリしてきます。
通気性がいいのはメリットになるものの、冷たい空気も通しやすくなるデメリットもあります。
アパートで、階下が空室や車庫だと寒くなりやすいのと同じ原理ですね。
(ちょっと違うかな?)
2.寝室が寒くなりやすい
そもそも論として、古い木造の建物ほど寒いというのは割愛します。
ほかに寝室が寒くなりやすい原因としては
- 北側にある
- 窓が大きい&多い
- 暖房の熱が循環しにくい
といったことが考えられます。
北側の寝室は日が当たらない
北側になる部屋は日当たりが悪いので寒くなりがち。
とは言え、簡単に寝室を変えることは難しいですよね。
折りたたみベッドや敷布団で寝る場合は、寒い時期だけ別の部屋で寝るという方法もとれます。
窓は熱が逃げる一番の原因
お部屋の熱が逃げる原因は、断トツで「窓」。
どれだけ高性能なサッシやガラスを使おうとも、壁になっているのと窓では、圧倒的に窓のほうが熱が逃げていきます。
窓が大きいほど、そして多いほど、寒い寝室になります。
暖房の熱がいきわたっていますか?
- 寝室の暖房がそもそも弱い
- 端っこ過ぎて熱が届かない
- 家具で熱が循環しにくい
寝室の広さにあった暖房じゃないと、寒くなるのは仕方ありません。
そしてその熱が、効率よくお部屋を循環しているでしょうか。
外気が侵入するのは「無限」なので、効率よくお部屋を暖めないとすぐに寒くなってしまいます。
冬でも暖かく寝る3つの方法
寒くなる原因が見えてきたところで、次は具体的な対策です。
ただ、敵は「寒さ」。
一つの対策だけでは、なかなか改善されないものです。
そこで、対策を3つのグループに分けてみました。
- 光熱費・乾燥を覚悟で暖かくする
- 通気性を犠牲にして保温に徹する
- 工夫で対応する
1.光熱費・乾燥を覚悟で暖かくする
シンプルに「お金で解決しよう」という発想ですね。
ただ、この考え方は「乾燥しやすい」というデメリットが大きくなります。
単純に暖房を強くする
これを言ってしまうと元も子もないのですが、一番の対策がコレですよ、やっぱり。
光熱費が増えるデメリットと引き換えに、暖かい寝室になります。
また、暖房を強くすると乾燥が激しくなるため、同時に加湿器を使うなどの対策も必要になります。
電気毛布を使う
電気の力で強制的に暖かい布団になります。
タイマーをかけておけば、暑くなりすぎることも減りますね。
顔付近の空気は冷たく乾燥しているので、やっぱり加湿器が手放せません。
暖房を強くするくらいなら、こちらのほうがトータルでメリットが大きくなりそうです。
2.通気性を犠牲にして保温に徹する
冬は寒いので換気する回数がグッと減り、加湿器などによりカビが生えやすくなります。
とは言え通気性がいいということは、冬に関しては「寒い」ということ。
通気性をあえて悪くして、室温を維持しようという作戦です。
換気扇を閉じる
換気扇は、できれば多少は開けておきたいものですが、冷気が入りやすいのも事実。
そこで、換気に気を付けて、問題ない範囲で換気扇を閉めます。
入り込んでくる冷気を減らせるので、寒くなりにくくなります。
断熱アルミシートを使う
シーツの下やマットレスの裏に、断熱用のアルミシートを敷くことで、冷気を遮断することができます。
同時に、自分から放出された熱が逃げるのも防ぐことができるので、暖かい寝床になります。
ただし、アルミの断熱シートは湿気も通さないので、ベッド周りの通気性が悪くなりカビの心配が出る点がデメリット。
同時に加湿器などを使っていると、マットレスやすのこにカビが生える可能性が高くなってしまいます。
靴下をはいて寝る
足は一番冷たくなりやすく、また、足が温かいと全体が温かくなるので、靴下をはいて寝るのは理にかなっています。
裸足で寝る気持ちよさがなくなってしまうのが難点ですね。
また、通気性の悪い靴下だと蒸れやすく、蒸れた足は一気に冷たくなりやすいので要注意です。
3.工夫で対応する
乾燥すればウイルスも活発になりますし、お肌の乾燥も気になりますよね。
逆に湿気が多いと、換気が減る時期だけにカビの心配が出てきます。
効果は少し下がりますが、工夫で対処する方法も紹介します。
温かいシーツにする
掛け布団や毛布など「上に掛けるもの」は気を付けるものですが、意外と盲点なのがシーツや敷きパッド。
冷たい空気は床にたまるので、シーツを温かいものに替えることで、床冷えを防ぐことができます。
マイクロファイバー素材などは、寒い中で触っても「ヒヤッ」としないので、室温以上に暖かい寝床になります。
湯たんぽを使う
とってもエコでシンプルなのが「湯たんぽ」。
寒くなりがちな足元を中心に、お湯の力で温めることができますね。
邪魔に感じる人にはデメリットになりますが、効果とコスパのバランスは一番です。
窓からの冷気をカットする
実はなかなか難しいのですが、窓を暖かくすることは室温に直結します。
窓に貼るタイプの断熱シートを利用したり、カーテンを長くするなどの対策が効果的です。
特に、腰の高さにある窓は、カーテンが短いのが一般的。
窓の下から10cmくらいまでになっていますよね。
見た目は悪くなるものの、カーテンを長くすることで冷気の侵入を防ぐことができます。
理想は床に届く長さですが、さすがに見た目が悪いので、その辺は好みでしょうか。
冬用の長いカーテンを用意しておくのも、賢い方法ですね。
窓や換気扇からベッドを遠ざける
寒い元は「窓」「換気扇」なので、ベッドを少しでも離す工夫をしましょう。
大きな模様替えが必要になるかもしれませんね。
特に「直下」は、冷気がモロに降りかかってくるので、どうしても移動できない場合は壁から離すだけでも効果がありますよ。
まとめ
湿度が30%を下回るとウイルスやお肌への影響が気になります。
湿度が60%を超えると、今度はカビの心配がでてきます。
暖房と加湿をほどほどにし、合わせて細かい寒さ対策を取り入れることで、ちょうどいい暖かさと湿度になり、寒い冬でも快適に眠れるようになりますよ。
インフルエンザ対策やお肌の乾燥を防ぐため「加湿は絶対に必要!」という人は、同時に除湿もしっかり行うことが大事。
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