コルクマット・ジョイントマットの防音効果【実際に使用した感想】

コルクマット・ジョイントマットの防音効果【実際に使用した感想】 インテリア情報・豆知識
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コルクマット・ジョイントマットの防音効果って、どのくらい…?
賃貸の防音対策に役立つの…?

という疑問はないでしょうか。
特に集合住宅で小さな子供と暮らす家族にとっては、騒音対策はとても大事な問題ですよね。

そこで「アパートの2階」で「1歳の子供」と暮らしていたぼくが、実際にコルクマットを使った実体験をベースに防音効果をレポート
さらに、調べた情報・インテリアコーディネーターとしての知見も加味して紹介します。

ぼくはコルクマットを使用していたのでコルクマットを中心に紹介しますが、防音効果に関しては、一般的なジョイントマットも大差はありません。

コルクマットでどのくらい防音できるのか

実際にリビングに敷いた様子

↑ こんな感じでリビングに敷きました。
防音効果の期待できるコルクマットは

  • 表面のコルクシート
  • クッション材の層

という2層に分かれています。

コルクマットの断面アップ

↑ ぼくが使用しているのは、10mmがクッション材、表面の1mmがコルクでできています。

表面は触り心地、クッション材は衝撃を吸収することが大きな役割ですね。
クッション材は「EVA」という素材で、お風呂マットやビーチサンダルに使われる素材です。

ジョイントマットの断面アップ

↑ 一般的なジョイントマットは、全面がクッション性のいいEVA素材です。
結局どっちも使っています、ぼくは。

コルクマット・ジョイントマットの防音効果

軽量衝撃音(ガチャガチャ)重量衝撃音(ドスン)声・テレビ・ピアノの音
防音性能×

オモチャを落とす音や、硬いものが床とぶつかって出るような「ガチャガチャ」とか「コツーン」という軽量衝撃音はかなり軽減できます
最も防音効果を実感できた部分です。

子供がソファから飛び降りる時のような「ドスン」という重量衝撃音は床全体に響くので、コルクマットはもちろん、どんなマットでも無理です。
しいて言えば、ベッド用のスプリングマットレス級じゃないと、響かないようにするのは難しいと考えて間違いありません。

それでも「△」にしたのは、何も敷いていないよりは軽減できるからです。
「ドスン」の強さには程度があるので、軽めの「ドスン」なら確実に軽減できると実感できました。

実際、当時の階下の人には、一切「うるさい」ということは言われず、むしろ「とても静かでいないみたい」と言われることも。(もちろん社交辞令の要素も多分にあると思いますが…)

コルクマットは厚手のほうが防音効果が高い

防音を考えた場合、厚手タイプのほうが効果は高くなります。
特に重量衝撃音への耐性が良くなるので、防音効果を期待する場合は厚手を基本にするのがおすすめです。

ただ厚いことによるデメリットもあるため、総合的に決めよう。

厚手のメリット厚手のデメリット
  • 防音効果が高い
  • クッション性がいい
  • 多少ズレにくくなる
  • 段差が大きくなる
  • 価格が上がる
  • カットしにくい

物がぶつかる音以外はほぼ効果なし

声やテレビの音などに関しては、ほぼ防音・遮音効果はないです。
そもそもそういう目的では作られていません。

例えば

赤ちゃんの泣き声が響かないようにしたい…

といった遮音効果を期待するなら、それ専用の遮音シートを選ぶ必要があります。

ほかの防音マットとの比較

ほかの防音マットとの比較

コルクマットが特別、防音効果に優れているというわけではありません。
防音を考えた場合、ほかに候補になるものは

  • ジョイントマット
  • 厚手の防音ラグ

ではないでしょうか。

コルクマットジョイントマット厚手の防音ラグ
軽量衝撃音
重量衝撃音×
デザイン性×
肌触り
メンテナンス性×
価格×

防音ラグはデザイン性と肌触り

防音ラグはコルクマットに比べデザインがいいですよね。
ジョイントしないので、子供っぽさもありません。

肌触りに関しても、コルクマット・ジョイントマットよりいいと感じる人が多いと思います。

防音性能に特化したラグ

ジョイントマットは厚さと価格

一般的なジョイントマットは厚みのあるタイプも多く、とことん防音を意識するなら厚いジョイントマットもあり。
段差ができてしまう難点はあるものの、防音効果はグンと高まります。

また、ジョイントマットは価格面も有利
この3つで比較した場合はメンテナンスも一番しやすいと言えます。

コルクマット&防音ラグの二重使い

コルクマットは表面が滑りにくいので、コルクマットの上に防音ラグを重ねて使うのもおすすめ。
重量衝撃音への耐性もグッと上がります。

ジョイントマットだと滑り止め付きのラグじゃないと滑るので要注意。
ある程度面積を広く敷くことも、滑りにくくなるポイントです。

ちなみにぼくは「コルクマット&防音ラグ」を重ねて使っていました。

  • 防音効果が上がる
  • 子供の遊び場が明確になる

というメリットがありますよ。

まとめ

コルクマット・ジョイントマットの防音効果は、とてもコスパのいい施策だと思います。
完全に音をなくすことはできませんが

  • 手軽に敷くことができ
  • そこそこ安く
  • なかなかの防音効果

を得ることができます。
マンション・アパートで小さな子供と暮らす家庭には、とても活躍するアイテムですよ。

【防音実験】8:06~
足音のような「ドスン」という音と、おもちゃをひっくり返す「ガチャガチャ」という音を、フローリングとコルクマットの両方で実際に出し、その時の下の階の様子を撮影しています。

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