子供のマットレスは「硬め」がおすすめ!確実に抑えておきたい2つのポイント

子供のマットレスは「硬め」がおすすめ!確実に抑えておきたい2つのポイント インテリア情報・豆知識
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子供用のベッドを用意するとき、意外と悩むのがマットレスの硬さですよね。
体重の軽い子供の場合、一体どんな硬さのマットレスにすればいいのか考えてしまいます。

  • 柔らかいほうが寝やすいのか、硬いほうが寝やすいのか…
  • 体の成長を考えた場合は、柔らかいほうがいいのか硬いほうがいいのか…

大事な子供の事だけに、深く考え込んでしまいモヤモヤしている人も少なくないはず。

そこでここでは、幼児から小学校卒業くらいの子供のマットレスの硬さに焦点を当てて考えてみようと思います。

子供のマットレスの選び方

子供のマットレスは親が選ぼう

StockSnap / Pixabay

子供のマットレスは親が選ぼう

これ、案外重要なポイントです。
悩んで分からないからと、実際に子供を寝せてみて

「どっちが寝やすい?」

と聞いて決める人もいるはず。

でも子供は何の基準もなく、本当に寝やすいかも考えず「こっちがいい」「あっちがいい」と答えます。
それではより良い選択はできないので、子供が小さなうちは子供の意見を参考にしつつ「親が決めてあげる」ほうが最適なマットレスを選ぶことができます

その時に考えるべきポイントは、次の2点です。

  1. 子供のマットレスは硬めが基本
  2. 通気性のいいタイプを選ぶ

1.子供のマットレスは硬めが基本

子供の場合、柔らかければ寝やすいというものではありません。
体重が軽いので、クッション性というメリットが薄くなります。

それよりも子供は寝返りが非常に多いので、寝返りしやすい「適度な硬さ」があったほうが寝やすいもの。
スプリングマットレスの上に低反発素材が施してあるような「柔らかいタイプ」は避けるべきです。

まだ成長過程で骨も柔らかく、沈んだベッドで毎日数時間も寝ていると、成長の妨げになる可能性もありますよね。
寝返りもしにくく、発達にあまり良い影響を与えてくれません。

2.通気性のいいタイプを選ぶ

子供は大人より新陳代謝がいいので、圧倒的に汗っかきですよね。
ベッド周りはただでさえ湿気がこもりやすい場所なので、子供のベッドではできるだけ通気性の良いマットレスを使いたいところ。

マットレスは布団と違い、簡単に天日干しできませんよね。
なおのこと、通気性の良いものを選ぶメリットが大きくなります。

ちなみに、通気性の観点から考えても、低反発はおすすめできない素材です。
沈んで体にぴったりフィットするため、より暑くて汗をかきやすくなってしまいます。

硬めで通気性の良いマットレスがおすすめ

硬めで通気性の良いマットレスがおすすめ

congerdesign / Pixabay

つまりは硬めで通気性の良いマットレスが、成長過程にある小さな子供には向いています。
実際に選ぶときには

  • ポケットコイル
  • ボンネルコイル
  • ウレタンマットレス

という3種類から選ぶことが多いはず。
ベッド用だとポケットコイルかボンネルコイル、もしくはウレタンマットレスですね。
※ベッドにウレタンマットレスもアリです。

硬さ
ボンネル > 硬めのポケット

※ウレタンマットレスは敷布団を併用するとボンネルと似た硬さになります。

ポケットコイルがやや価格が高く、お店などではポケットコイルをおすすめする場合が多いと思います。
一長一短ではありますが、小さな子供用の場合は安価なボンネルコイルのほうが向いてる場合が多いものです。

ウレタンマットレスは、ポケット・ボンネルとはまた違った意味でメリットがあります。

ボンネルコイルは硬めで通気性もいい

ボンネルコイルの構造
↑ボンネルの構造

ポケットコイルの構造
↑ポケットの構造

構造上、ボンネルコイルは上で紹介した2つのポイントをしっかり押さえています。
硬めで寝返りがしやすく、通気性にも優れているんですね。

ポケットコイルに比べて安価な理由は、寝心地が悪いからではなく、構造がシンプルで製造の手間がかからないから。
安いからボンネルコイルを選ぶのではなく、子供に向いているからボンネルを選ぶというわけですね。

ちなみにぼくの子供たちも、ボンネルコイルで寝ています。

ポケットコイルを選ぶなら硬めがおすすめ

このように書くと、ポケットコイルは子供に向いていないと考えがちですが、そう単純じゃないのも子供のマットレス選びの難しいところ。
体重が増えてくるとポケットコイルのメリットが活きてくるので、年齢や体型・体格も合わせて考慮しよう。

通気性は劣るものの、荷重を集中させずに分散する能力は、ポケットコイルのほうが上手。
硬めのポケットコイルにすれば寝返りのしやすさもある程度は確保できるため、トータルではメリットが出てきます。

厳密な線引きはないものの、子供の場合は、体重40kgくらいを境に考えるのがおすすめですよ。

ボンネルコイルとポケットコイルは男女でも向き不向きがある

子供だけに限らず、女性はポケットコイルが向いてます。
男性はとくにありません。

これは男女の体型差があるからです。
簡単に言うと、女性は男性に比べ

お尻が大きい

のです。
ウエストとお尻の高さの差が、圧倒的に女性のほうが大きいため、部分的に反発力を変えることができるポケットコイルのほうが合っているというわけですね。

ポケットコイルで仰向きに寝る人

お尻の部分はより沈み、ウエスト部分はあまり沈まないからこそ、適正な寝姿勢が維持しやすい。
横向きに寝ても同じです。

ポケットコイルで横向きに寝る人

子供の場合、女の子は小学3~4年生から少しずつ「女性らしさ」が出て体型も変わってきます。
体重も増えてきます。
身長に限っては、小学6年生や中学生時代がピークで、大人になっても変わっていないという女性も多いと思います。

総合的に考えると

  • 幼児~小学2・3年生:男女ともボンネルコイル
  • 小学3年より上の女子:硬めのポケットコイル
  • 小学3年より上の男子:硬めのポケットコイル もしくはボンネルコイル

がおすすめ。
男子の場合は特に体が大きくなる可能性を秘めているので要注意。
硬めのポケットコイルだとしても、寝返りがしにくいと感じるならボンネルのほうが総合的には向いていると言えます。

寝姿勢も大事ですが、寝返りはもっと大事です。
女の子の場合は、硬めのポケットコイルなら寝返りのしにくさはそこまで感じないはず。
男の子の場合は、体重をしっかり考慮してあげたいところです。

ボンネルコイルとポケットコイルの違いは、こちらも参考にしてください。

ウレタンマットレスはメンテナンス性がいい

ウレタンマットレスは、どちらかというとボンネルコイルと近い寝心地。
寝返りしやすいのが大きな魅力です。
スプリングのマットレスと比べると、圧倒的にメンテナンスがしやすい点もポイント。

マットレスは寝やすさももちろん重要ですが、例えば喘息などアレルギーを持つ子なら、清潔に保つことがより重要になってきますよね。
いくら最適な寝姿勢を維持できても、せき込んで寝られないなら、それは最適なマットレスとは言えません。

  • 天日干しがしやすい
  • 簡単に立てかけられる
  • 廃棄しやすい
  • 買い替えやすい

スプリング系に比べフットワークが良く、おねしょなどの対応もしやすいですね。

まとめ

  • マットレスは子の意見を参考にしつつ親が決める
  • 基本は硬めで通気性のいいボンネルコイル
  • 体重が40kgを超えるようなら硬めのポケット
  • 体格のいい男子はボンネルコイルのほうが寝やすい
  • 清潔さを維持するならウレタンマットレス

寝姿勢や通気性は、子供のマットレス選びでとても重要なポイント。
でも一番大事なことは

子供がよく眠ることができる

ということ。
基本をボンネルやウレタンマットレスにして、「硬くて寝にくい」と感じるようならポケットを検討するという順番がおすすめです。

子供用に作られたマットレス

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