ソファをリビングに配置するとき、どのような位置に置こうか悩んではいませんか?
広いリビングは広いなりに選択肢が多くなって悩みますし、狭いスペースでは選択肢がなさすぎて悩んでしまうもの。
そこでここでは、リビングでのソファの置き方に焦点を当てて考えてみます。
ソファ以外の家具との関係を考える
リビングでもっとも大事なことはリラックスできること。
自分の家のリビングが落ち着かないと、居場所がない感じになってしまいます。
いかにくつろげるかを焦点に考えた時、大事なのは他の家具との兼ね合いですよね。
ソファから離れた場所にテーブルがあるようでは、リモコンをとったり飲み物を置いたりするのも大変。
テレビにあまりにも近いようだとゆっくり見ることもできません。
そこでリビングでソファと関連する、なおかつ簡単に動かせない家具を考えてみます。
- エアコン
- テレビ
- 窓
エアコン
エアコンの位置は、ソファの配置に大きな影響を与えます。
最も良くないのはエアコンの真下にソファを置くこと。
ぼくは風水アドバイザーの資格があり、個人的な見解では「環境心理学」に精通する部分があると考えますが、リラックス空間の代表のようなスペースの真上にエアコンのような大きなものがあると、自分では分からないうちに意識してしまい神経を浪費してしまいます。
つまり
と感じやすい配置ということですね。
万が一にもエアコンが落ちてきたらどれほど悲惨な状況になるかは簡単に想像できるので、それを無意識のうちに心の中で考えてしまい、ゆったり心を休めることができません。
できる限りエアコンの真下は避けるようなレイアウトを心がけよう。
テレビ
ソファとテレビは、切っても切り離せない相棒のような存在。
ソファに座って、時には寝転がってテレビを見るなら、テレビとの位置関係が大事になってきますよね。
理想は「テレビと正対している位置」なのは言うまでもありません。
座った状態で真正面に捉えることもできますし、寝転がっても見ることができます。
ただ、お部屋の構造や他の家具との兼ね合いでそのようにできない時も多いですよね。
テレビの配置で気をつけるべきは次の3点です。
- ソファとの距離感
- コンセント・アンテナの位置
- 窓の位置
1.ソファとの距離感
ソファとテレビを考えた場合、最も大事なのは距離感です。
テレビの配置場所を検討しつつ、同時にソファを置く場所をイメージします。
近すぎてはダメですが、遠いなら近づければ問題ありません。
テレビの理想的な視聴距離は「画面の高さの3倍」です。
ブラウン管テレビの場合は、5~7倍ぐらい離れないとキレイな映像が見れないと言われていましたが、近年のテレビの映像は高精細なため、約3倍離れるだけで問題ありません。
ただ、3倍は最低ラインと考えたほうが無難。
下記に一覧を載せていますが、52型を2メートルの場所から見ると、かなり近い感じがすると思います。
もしテレビが大型の場合は、ソファよりテレビの配置を先に考えるほうがまとまりやすいです。
サイズ | 画面の高さ | 視聴距離 |
32型 | 約39cm | 約1.2m |
40型 | 約50cm | 約1.5m |
46型 | 約57cm | 約1.7m |
52型 | 約65cm | 約1.9m |
60型 | 約75cm | 約2.2m |
⇒参考:最適な視聴距離/シャープ
2.コンセント・アンテナの位置
テレビを置きたい場所に、コンセントがない場合も多いはず。
延長コードを使えば多くは改善できますが、場所によっては入り口のドアの下を這わせなければいけないということも。
コンセントやアンテナ線を差す場所を確認し、あまりにも変な場所をコードが這わないように配慮しよう。
3.窓の位置
窓の位置もテレビの配置に大きく関わってきます。
ポイントは直射日光。
テレビを直撃するとテレビが傷みやすくなり、西日などで画面が見えなくなります。
理想は直射日光の当たらない場所。
画面も裏側もです。
スペースを有効に使うなら壁際に置きたいところですが、どうしても難しい場合は角に斜めに置くことも視野に入れます。
窓
窓が多いのは明るくていいのですが、壁面が少なくなると家具の配置が難しくなってしまいますよね。
ソファを置く場合は、できれば窓の面には置きたくないもの。
夏は暑く冬は寒い場所、それが窓の近くです。
真夏の太陽が降り注ぐ場所でリラックスできませんよね。
西日が当たるようだと干上がってしまいます。
できれば窓を避け、テレビに正対するような場所を考えます。
正対することばかり考えると限られてくるので、妥協できそうなポジションも検討しましょう。
ダイニングや他のスペースとの仕切りとして、壁面ではなく真ん中に置くのもありです。
コーナーソファやカウチソファはその形状から角に置きたくなりますが、逆に真ん中に置くことでリビングスペースの明確な区切りにすることもできますよ。
まとめ
ソファの置き方を考えた場合、ソファ自体の場所よりも他の家具、特にエアコンやテレビとの兼ね合いが一番難しくなってきますよね。
ちなみにエアコンの真下にテレビを置くのも、エアコン故障時の水漏れなどを考えると良いとは言えません。
エアコンは新築時を除いてほぼほぼ移動はできませんが、テレビは置く場所を選ぶことができます。
ソファがエアコンの真下にならないようにし、なおかつテレビとの関係も同時に考えて妥協できるポイントを見つけるようにすると、そのお部屋での最適なレイアウトが見つかりやすくなるのではないでしょうか。