という疑問はないでしょうか。
- 低くして圧迫感をなくしたい…
- 赤ちゃんの転落防止に低くしたい…
- 一人暮らしでフレームを買う予算がない…
でも、床にマットレスを直置きすると通気性が悪くなり、カビやダニの心配が出てきます。
そこで、おすすめのカビ・ダニ対策の方法などを紹介しようと思います。
フローリングに直置きするとカビる簡単な理由
- 体温・寝汗などで、マットレスが温められる
- フローリングは冷たいので、結露が発生する
- マットレスが結露を吸収して湿ってしまう
これを日々繰り返すことで、カビがどんどん増えていくという仕組みですね。
不衛生になれば、自然発生的にダニも増えてきます。
対処するには2つの側面から考える必要があります。
- 結露の発生を防ぐ
- 湿ったマットレスを乾燥させる
1.結露の発生を防ぐ
結露が発生しなければ、マットレスの湿気はかなり抑えることができます。
寝汗などでジメジメしてしまうのは避けられませんが、結露が解消されるだけでも大きな改善と言えます。
2.湿ったマットレスを乾燥させる
マットレスが湿っても、頻繁に乾燥させていれば、カビが繁殖する「時間」を与えませんよね。
カビは乾燥に弱いので、湿っている時間を短くすることも重要です。
【畳なら大丈夫…?】
和室なら畳なので、フローリングより結露は起きません。
また、フローリングよりも通気性がいいので、カビやダニの発生を抑えることができます。
が、それでも「和室なら大丈夫」と言えるほどのアドバンテージはなく、床とマットレスの間に隙間がないというのは、意外と大きな差になっています。
マットレスを直置きしてもカビにくくなる5つの対策
カビに対しては、理想は「脚付きすのこベッド」なのは間違いありません。
が、それを言ってしまうと元も子もないので、現状を大きく変化することなくカビを防ぐ効果的な対策を5つ紹介しようと思います。
- すのこベッドフレームを敷く
- 除湿マットを敷く
- アルミ断熱シートを敷く
- コルクマットを敷く
- ベッドパッドを頻繁に取り換える
1.すのこベッドフレームを敷く
5つの中では最も効果的な方法です。
マットレスとフローリングの間に「空気の層」を作ることで、結露の発生・乾燥のしやすさ、両方で高い効果が期待できます。
結露はほぼ発生せず、風の通り道を確保できます。
価格もかなり抑えることができ、効果・コスパ両面でおすすめの方法ですよ。
2.除湿シートを敷く
フローリングとマットレスの間に、このような「除湿シート」を敷きます。
床とマットが直接触れないので結露の発生を防ぎ、なおかつ湿気を吸収してくれます。
定期的に天日干しすることで簡単に吸水力が復活するため、とても経済的ですよ。
新聞紙でも代用は可能。
毎日取り換える手間はありますが、古新聞に出さずに活用することもできます。
3.アルミ断熱シートを敷く
アルミは熱を反射するので、温かい空気と冷たい空気が触れにくくなり、結露を抑えることができます。
床のひんやり感が伝わらず、人体の熱も逃げにくいため、温かい寝床になるというメリットもありますよ。
4.コルクマットを敷く
コルクマットは、フローリングの冷たさが伝わらないので結露を防ぐことができます。
一般的なジョイントマットだと、案外、表面が冷たいので、コルクのほうが効果的。
ニトリにある起毛ジョイントマットなんかも、表面が温かいので結露を防ぐことができますよ。
5.ベッドパッドを頻繁に取り換える
ベッドパッドは、マットレスの下ではなく、寝る側に敷くもの。
寝汗を吸収してくれる大事なアイテムですが、ベッドパッドが湿っていると、効率よく寝汗を吸収できずマットレスが湿ってしまいます。
しっかり乾燥した清潔なベッドパッドを使うことで、マットレス内部の湿度が上がりにくくなります。
吸水性のいい洗い替えをいくつか用意しておきたいところですね。
また、ベッドパッド自体が涼しいタイプだと、寝汗の多い夏場も安心。
汗を吸収することも大事ですが、汗をかきにくくするという発想も大事ですね。
カビを防ぐメンテナンス方法
ここまでは「対策方法」を紹介しました。
ここからは「メンテナンス方法」を紹介します。
対策をすればカビは生えてこないというものではなく、日々のメンテナンスが重要ですよね。
対策とメンテナンスを行うことで、カビの発生を激減させることができます。
日々のメンテナンスは、主に次の3つを中心に行います
- 布団乾燥機をかける
- 立てかけて風を通す
- 扇風機で風を裏側に当てる
1.布団乾燥機をかける
マットレスは天日干しできないため、布団乾燥機がとても効きます。
マットレスをひっくり返して、裏面をしっかり乾燥させると効果的です。
布団乾燥機をかけるときは、就寝の最低でも2~3時間前に終わるようにすることが大事。
終わった直後は温かいので、暑くて寝にくいのもありますし、マットレスが温かいと結露の可能性が高まってしまいます。
2.立てかけて風を通す
マットレスは重いので手間は大きいものの、起きたら壁に立てかけておくと、とても乾燥しやすくなります。
窓を開けて風を通せばバッチリですね。
マットレスの裏側はもちろん、フローリングもしっかり乾燥させることができます。
3.扇風機で風を裏側に当てる
外が寒くて窓を開けたくないときや、梅雨時期で外の湿度が高いときは、扇風機などで人工的に風を当ててあげるのもおすすめ。
立てかけた状態だと理想ですが、重くて難しい場合は、マットレスの片側を持ち上げて本などをはさみ、斜めにして風が当たるようにするだけでもかなり差は出ます。
おしゃれに直置きするポイント
高さのあるベッドフレームに比べ、直置きはインテリア的に物足りないですよね。
インテリア性を良くするには、次の2点がポイントになりそうです。
- リネン類や小物を充実させる
- 直置きのフロアベッドにする
1.リネン類や小物を充実させる
フレームがないので、必然的にシーツや掛けカバーなどでおしゃれにするしかありませんよね。
ルームクリップから2つほどピックアップしてみました。
↑ お部屋を白で統一したり、掛けカバーをフリフリにしたりすることで、とてもおしゃれな雰囲気になっていますね。
↑ 壁に木目のリメイクシートを貼って、ヘッドボード風に仕上がっています。
アイデアも凄いですが、なによりとってもオシャレですね。
おしゃれなインテリアをイメージするなら、ルームクリップで実際に見てみるがおすすめですよ。
2.直置きのフロアベッドにする
直置きにする理由は様々だと思いますが、低い寝床にするのが好きなら、マットレスを直置きするベッドフレームがおすすめ。
フロアベッドと呼ばれ、ローベッドよりも低いタイプです。
ヘッドボードがあるのでインテリア性が良くなり、コンセントや棚など、使い勝手も良くなりますよ。
まとめ
フローリングにマットレスを直置きするとカビの可能性が高まるので、しっかり対策しておきたいところ。
おすすめは「すのこ+除湿マット」のダブルの対策方法。
かなり除湿できるので、カビの可能性をグッと減らすことができます。
さらにメンテナンスをしっかり行うことで、カビはほぼ「撲滅」できるのではないでしょうか。
- フローリングにマットレスを直置きするとカビやすい
- 結露を防ぎ、しっかり乾燥させることが大事
- マットレスと床の間に効果のあるものを挟む
- メンテナンスを行うことでカビを防げる
- マットレスの裏側をよく乾燥させるのがポイント
こちらも参考にしてください。