どうすれば少しでも広く快適に使えるかな?
という悩みはないでしょうか。
特にアパートやマンションなど集合住宅では、十分な広さのリビングダイニングがないケースも多いと思います。
でも生活のメインの場所なので、少しでも快適にしたいものですよね。
そこで、集合住宅に多い「10~13畳」くらいのリビングダイニングを広く使うアイデアを紹介しようと思います。
- 広く使うための改善点が見つかる
- ソファダイニングの特徴と選び方
狭いリビングダイニングを広く使う5つのポイント
狭いLDを広く使うには、次のポイントを意識することです。
- 物を減らす
- 家具家電を小さくする
- ローテーブルにする
- チェアをベンチにする
- リビングダイニング兼用セットにする
1.物を減らす
まず最初に考えるべきは、少しでも物を減らすこと。
空間を物理的に広げることはできないため、使う頻度の低いものは別の部屋に移動するなど、LDをシンプルな空間にできないか検討しよう。
また
- ソファを収納付きにする
- 収納力の高いテレビボードにする
- カウンター下を収納に活かす
- 高さのある家具で収納力を高める
など、物を収納するスペースをなるべく効率よく確保し、少しでも無駄なスペースをなくすことが重要です。
2.家具家電を小さくする
LDに置く家具家電のサイズを、少しずつでいいので小さくできないか考えてみよう。
特に大きめの家具家電をコンパクトなタイプにできれば、スペースがグッと広がります。
- テレビのサイズをワンランク小さくする
- 合わせてテレビボードを小さめにする
- ソファをコンパクトなタイプにする
- テーブルをコンパクトなタイプにする
- コンパクト×伸長式のテーブルにする
「省スペースのためにソファを置かない」という発想も大事ですが、それぞれを少しずつ小さくすることで、置きたい家具を全て置きつつスペースを広げることができます。
3.ローテーブルにする
狭いリビングダイニングでは、ダイニングテーブルを置かずローテーブルで食事をするのが理想です。
チェアを置く必要がなく、最も省スペースにお部屋を使えるはず。
現状でそのようにしている人も多いと思います。
ダイニングテーブルを使っていて「狭いなぁ」と感じる場合は、ローテーブルにするという選択を検討してみよう。
一気にスペースが広がって快適なLDになりますよ。
4.チェアをベンチにする
床に座るのが苦手でダイニングテーブルは外せない…という場合は、チェアをベンチに変えてみよう。
特に「ベンチ壁付け」は省スペースになるおすすめパターン。
壁が背もたれになってくれて、椅子を引くスペースも不要になるので、とてもコンパクトになります。
立ち座りの時にはやや窮屈になりますが、座っているときは全く狭さはありませんよ。
5.リビングダイニング兼用セットにする
でもダイニングテーブルを置くスペースもない
という人は、リビングダイニング兼用セットを考えてみるのもおすすめ。
「ソファダイニング」と呼ばれるタイプで、ファミレスのようなダイニング空間になります。
食事もくつろぎも兼ねるリビングダイニング空間で、ローテーブル(床座り)のソファバージョンという立ち位置。
すでにソファがある人には微妙ですが、床じゃなくソファに座って食事ができるメリットがありますよ。
ソファダイニングを選ぶ大事なポイント
上記5つのポイントのうち、1~4はイメージしやすいと思いますが、5の「リビングダイニング兼用セット」は使っている人も少なくイメージしにくいと思います。
選ぶ際は次の4つを意識しよう。
- ソファのタイプ
- サイズ感
- テレビの向き
- テーブルの高さ
1.ソファのタイプ
ソファダイニングのソファは、テーブルに対して「L字」に座るタイプと「対面」に座るタイプがあります。
L字のほうが省スペースに置けるものの、テーブルの天板もL字に使うことになるため、3人が限界。
4人の場合は対面に置けるソファを選ぼう。
ちなみに5人以上はほぼ無理と考えたほうが無難です。
クッション性は、柔らかいと食事がしにくいので硬めが基本になります。
2.サイズ感
ソファダイニングは、リビングダイニングが狭いときに役立つ家具なので、基本コンパクトなタイプが多いです。
夫婦・3人家族なら問題なく使えますが、4人家族だと狭い可能性もあるので要注意。
4人が食事をするテーブルの最低サイズは「120×80cm」くらいで、150×80cmくらいあるとゆとりをもって食事することができますよ。
また、子供の年齢や体格も考慮しよう
3.テレビの向き
リビングを兼用するため、テレビとの兼ね合いも気にしたいところ。
首を90度に曲げないと見えないテレビは、体に大きな負担をかけます。
理想は正面ですが、ソファダイニングだと多くの場合レイアウト的に難しいことが予想されます。
コーナー置きにするなどの工夫も検討しよう。
4.テーブルの高さ
ソファダイニングのテーブルは、高さが一般的なダイニングテーブルよりも低めです。
身長の高い人は使にくくなるかもしれません。
合わせてソファもやや低めにはなっているものの、個人的には身長180cm前後だとキツイと思います。
昇降式のテーブルなど、工夫がされているかもチェックしたいところ。
中央1本脚のテーブルやT字の脚だと、立ち座りがしやすくなりますよ。
狭いLDにおすすめの食卓テーブル
狭いLD(リビングダイニング)におすすめの食卓テーブルを2つ紹介します。
ローテーブル×フロアソファに変わるソファダイニング
一般的なソファダイニングに加え、「ローテーブル×フロアソファ」にもなる珍しいタイプ。
↑ 低くすると、こんな感じになります。
↑ こたつ機能付きなので、冬はこたつ布団を合わせることも可能。
↑ 座面はポケットコイル仕様で、耐久性・座り心地ともに上質。
長く座ってもお尻が痛くなることもなく、リビングダイニング兼用にはピッタリですよ。
3段階に広がるオシャレなローテーブル
普段は120cm幅のコンパクトサイズながら、最大で180cmまで広がるエクステンション式のテーブル。
ローテーブルはチェアを必要としないので、狭いLDを広く使うことができます。
↑ 最大で6~8人くらい囲むことが可能。
鍋やホットプレートを使う時にも便利です。
↑ 親戚や友達が集まった時も、ローテーブルなら狭さを感じさせません。
チェアをストックしておく必要もないので「高さのあるダイニングテーブル×広がるタイプ」よりも、コストもスペースも節約できますよね。
↑ 木目がとってもオシャレで、機能性とデザイン性を併せ持ったローテーブルですよ。
まとめ
狭いリビングダイニングを少しでも広く使うためには、やはり「食事のとり方」が一番大きく左右します。
リビングとダイニングに分けてしまうと、それぞれが窮屈になってしまうため
- ローテーブル
- ソファダイニング
のどちらかにして「リビング兼ダイニング」という使い方をするのがおすすめです。