こんにちは、インテリアコーディネーター広島です。
今回は黄色みのあるフローリングのインテリアコーディネートについて。
黄色系の床だとどういう家具を合わせればいいのか、どういう完成形を目指してまとめていけばいいのかが
分かりにくいですよね。
いくつか方法はありますけど、今回は二つの方向でお部屋づくりをするアイデアを紹介します。
一つは少しヴィンテージっぽいラフな感じで仕上げる方法。
もう一つは反対にモダン系でスタイリッシュにまとめる方法。
正解不正解ではないので好みのほうを、ぜひお部屋づくりの参考にしてください。
※記事ではナチュラルとヴィンテージを融合させたインテリアを紹介しますが、動画ではモノクロなインテリアでまとめた様子も解説しているので、ぜひご視聴ください!
↑ 360度視点を変えられるので、いろいろな角度から参考にしてください^^
黄色系の床はこういう感じ

今回は黄色系の床のお部屋です。こういう感じですね。
茶色ではなく黄色・黄土色の床で、フローリングの場合もありますしフローリング風のビニール系の床の場合も
賃貸ではけっこう多くあると思います。
どのみち少し古い印象がぼく的にはあり、どうやってオシャレにしていけばいいのか分からない人もいっぱいいますよね、きっと。
横の和室は単なるおまけで今回はパスしますけど、ここのリビングダイニングをどういう方向でまとめるか。
今回は二つのアイデアを紹介していきます。
一つ目は少しヴィンテージ感のあるラフなナチュラルインテリア
本格的なヴィンテージ風インテリアにしようとすると敷居がググっと上がってしまうので、どことなくヴィンテージ感のあるようなお部屋という程度にします。
そうすることで古い印象の床を逆に馴染ませることができます。
もう一つは真逆の発想で、思いっきりモダンなインテリアにして床の印象をも覆してしまおうというそういうお部屋づくりをしてみます。
モノトーンメインのカッコいい系のインテリアですね
正直床の印象はそうそう覆りはしないんですけど、バッティングせずにまとめることで十分オシャレなモダンインテリアにすることはできるんですよ。
もちろん全く同じ家具を使わなくても似たようなものを探して合わせていくことで、似た雰囲気にすることができます。
なので両極端な印象のお部屋ですけど、どちらか参考になれば嬉しいなと思います。

ちなみにこちらのお部屋はキッチン込みで16.6畳になります。
黄色系の床とドア、そして幅木も黄色系で天井と壁のすき間を埋める廻り縁という呼ばれるものが天井にぐるりとあり、それも古さを出していますね。
築30年前後の賃貸マンションをイメージしています。
天井にはリビングとダイニングにシーリングがついていて、ドアの前の動線にはダウンライトがついていますね。
では前半はヴィンテージ風なお部屋、後半はモダン系のお部屋を作っていきます。
ナチュラル感のあるヴィンテージインテリア風なお部屋に!
まずはヴィンテージ風なインテリア。床の印象とインテリアを同調させるイメージですね。
統一感が出やすいのと、過ごしやすさがあるのが魅力です。
では、窓側のリビングゾーンから作っていきますね。

まずは、ここの位置にソファを置きます。
こちらは unico のソファで、今回のテーマ・お部屋にはピッタリじゃないかなと思います。
黒くて細い華奢な脚とウッドのフレーム。
そして、グレーのファブリックとのコンビがものすごくオシャレですね。
位置に関してはいくつか候補はありますけど、このお部屋は横方向にしっかり広さがあるので、ここか、もしくは向かい側がいいかなと思います。
基本は出入り口の対角線の奥にフォーカルポイント(見せるべきポイント)を作るといいので、今回はここにリラックスアイテムの代表 ソファ を置いていきます。
ただ、アンテナ線の位置によっては逆になる可能性もあります。
ちなみに、今回はヴィンテージ風ということで unico の家具をメインに使っていきます。
unico はナチュラルさとヴィンテージ感を併せ持った家具が多いので、雰囲気を出しながらも、同じショップということで統一感も出しやすくなりますよ。

次は、向かい側にテレビを置きます。
和室の引き戸が空くような位置で、なおかつ後でこの辺に植物を置きたいので、そのバランスのいいところ、という感じですね。
和室への出入りは右側を使っていきます。
こちらは前面のラインにデザインされたガラスが特徴で、これ自体がヴィンテージっぽいわけではないですけど、そういうインテリアに馴染みやすいデザインと言えますね。

では、先にカーテンをかけていきます。
こういう強めの色を使ってみるのはどうでしょうか。
ヴィンテージ系と合わせやすい色ですし、unico の家具と合わせやすい印象もあります。
後で全体像を見ると分かりますけど、統一感は出てくるので、思い切ってアクセントにしてみるのもいいんじゃないかなと思いました。
こちらは実際のカーテンではなく、イメージになります。

では、真ん中にはラグを敷いていきます。
ヴィンテージ感が出るよう、古びたデザインのものですね。
アンティーク調なイメージもあります。
床やカーテンとのメリハリもしっかりと出ていますし、お部屋にもとても似合うと思いますよ。
サイズは 2000×2500 という、そこそこ大きいものですね。
床をアピールしたくない時は、大きめのラグで印象を変えるのもインテリア的にはおすすめです。

そして、センターテーブルですね。
ラタン素材とガラスの、ちょっとレトロなテーブルです。
こちらは unico ではありませんが、自然素材を使うことでナチュラルさとノスタルジックな雰囲気を出していければと思いました。
黒いのはティッシュボックスです。

では、ここには大きな植物を置きます。
大きくてワイルドな印象の葉っぱが、何となく似合うかなと思いました。
サイズ的にもシンボルツリーのような、そういう存在になってくれますよ。
日当たりもいい位置ですね。

では、ソファの周辺はフォーカルポイントになるところなので、こんな感じでオシャレにまとめていきます。
まずは、テイストの揃ったサイドテーブルを置き、植物をのせます。
そして、オシャレなランプを置いてこの辺の雰囲気を良くし、ちょっと大きめのアートですね。
ランプの支柱に濃いめのウッドがあるんですけど、それとアートのブラウンを合わせて、色が浮かないようにしています。
ヴィンテージ系はムリに木の色を揃える必要はないですけど、バラバラだとメリットがないので、最低限浮かないようにしてみました。
そして、このアートがとても素敵で、こちらは絵ではなく ウールで作られたもの なんですよ。
とても温かみがあって、オシャレだなと思いました。

では、ソファの上に時計を掛けていきます。
カーテンと色をリンクし、デザインもどことなくレトロなイメージがありますよね。

という感じで、これで リビングの完成 です。
統一感を出しながら、ヴィンテージな雰囲気も出ているかなと思います。
リビングに続きダイニング!

では、今度は反対側に ダイニングゾーン を作っていきますよ。
まず、ダイニングセットはこういうデザインです。
ここはシンプルに ウッドの色を床に合わせ、黒いスチールでアクセント ですね。
ヴィンテージ感を出すというよりは、馴染みやすいデザインという感じじゃないでしょうか。

横の窓には 黒い木目のウッドブラインド をかけていきます。
これも黒いウッドブラインドにヴィンテージ感があるわけではないんですけど、全体の統一感を出していければいいかなと、そういう感じです。

そして、天井のシーリングを ペンダントランプ に替えたいんですけど、位置が少しズレちゃっているので……
こんな感じで調整して吊るしていくといいかなと思います。
こちらも unico のランプで、ゴールドというか 真鍮っぽい色合い がアンティークな雰囲気を出してくれますよ。
ツールではいまいちパッとしないかもですが、実際に灯りが付くと、コッパーカラーとゴールドの中間くらいの色味 がとても素敵な雰囲気を出してくれます。

最後に、ここのスペースに キャビネット を置いていきます。
収納にも飾り棚にも使いやすいですよね。
また、出入り口付近ということで植物を置かず、カバンの一時置きに使ったり、引き出しにカギなどを入れるのも便利かなと思います。
という感じで、まず 一つ目のヴィンテージ風なインテリアの完成 です。
全体的には 床に合わせたウッドと黒、そして カーテンのブルーグリーン が印象的なお部屋ですよね。
unico で多くを揃えることで、統一感がありながら、どことなくヴィンテージ感を出すことができますよ。
黄色い床の古さがインテリアに吸収され、リラックス感のあるオシャレなお部屋になったかなと思いますが、どうでしょうか。
広さ自体はそこそこあるので、ゆとりのあるリビングダイニング になったんじゃないかなと思います。

ちなみに、元はこういう感じ。
ここに unico メインで揃えることで……

こんな感じでヴィンテージ風なインテリア にすることができますよ。
木の温かみのある感じが好き という人は、ぜひ参考にしてください。
まとめ
ナチュラルとヴィンテージを融合したインテリア、とっても素敵ですよね♪
少し古い賃貸をイメージしていますけど、それを上手く利用することができます。
もしモノトーンを中心としたモダン系のお部屋が好みという方は、ぜひ動画をご視聴ください!