ワンルームや1Kの場合、ベッドは部屋の大部分を占めることになりますよね。
選び方が難しく、選択を誤ると使いにくいお部屋になってしまいます。
そこでここでは、ワンルーム・1Kに最適なベッドはどのようなものかを考えてみようと思います。
ワンルーム・1Kにベッドをどう配置するか
- ヘッドボードが壁に接していない(頭部がガランとしている)
- 頭上に「何か」がある(エアコンや大きめの梁がある)
- ベッドを映す鏡がある(寝姿が映る鏡がある)
ワンルームに限ったことではないですけど、ベッドを置く場合この3つを避けるように考えてみてください。

例えばこのような間取りでシングルベッドを置くとしたら、どこがいいでしょうか。
お部屋の広さは6畳です。
考えてみましょう。
ワンルームなら角につけるのが定番

角に配置すると、最もスペースを有効に使うことができます。
寝る時も壁際だと落ち着くもので、最もオーソドックスな配置ですね。
注意点は、窓の位置・コンセントの位置・空調の位置など、動かせない大事なものがあるかどうかです。
個人的にはドアがある面に頭部がついている点が気になりますけど、あまりこだわっているとワンルームや1Kの場合、置く候補がなくなってしまいます。
ある程度の妥協は必要になります。
本来はお部屋の入り口から見て奥側に置くのが無難です。
が、今回ようにエアコンがあったりして置きにくい場合は、臨機応変に変えていくしかありませんね。
ワンルームと言えども様々な物件があるので、試行錯誤は必要になるでしょう。
片方だけ壁に付ける
動かせない家具や動線などによっては、フレームの一つの面だけ壁に付ける配置がベストの場合も。
例えば、なんとか奥に置こうとしてエアコンをかわした場合は、次のような配置になります。

↑ この配置は、エアコンの下に頭がこないようにしたイメージです。
直下じゃないとはいえ、これではエアコンの風が全身に当たりやすく、あまり好ましくありません。

↑ こちらは、単純に横向きにしてエアコンをかわした配置。
レイアウト的には、クローゼットの扉をかわしつつベランダへの動線もしっかりあり、スペースをいい感じに使えていますよね。
エアコンの直下にならないようナイトテーブルを置くようにすると、デッドスペースになりません。
今回の間取りの場合は、この配置が個人的にはおすすめ。
エアコンの風は当たってしまいますが、クローゼットの前・窓の前をうまく空けつつ、ドア側に使いやすい空間が広がりますよね。

↑ 例えばこちらのように全ての条件をクリアするようなイメージで奇抜な配置にしちゃうと、その他の家具の配置がとてもしにくくなってしまいます。
ちなみに「ベッドを映す鏡がある」というのは、もし見えなくてもいいものが見えてしまったら、今後ずっと寝にくくなるので、鏡は物理的にうつらない位置に置くようにしましょう😅
ただワンルームで風水まで考えると置く場所はほぼなくなってしまうので、あまり気にしすぎないほうがいいですよ。
ワンルームで気をつけるべき3つのポイント
ワンルーム・1Kの場合は部屋が一つしかないので、2つ部屋があってそれぞれが狭いのとは少しわけが違ってきますよね。
居住空間の大部分を占めてしまうわけで、よりベッド選びが難しくて大事。
ポイントは次の3点です。
- 収納スペース
- ソファの有無
- 湿気が多い部屋か
1.収納スペースは足りているか
ワンルームに住むときに、最も難しいのが収納スペースの確保ではないでしょうか。
物を減らすことが大事なのはもちろんですが、そもそもワンルームの場合は物理的に収納空間が足りません。
収納スペースに困っているなら、ベッドを収納付きにするのもオススメですよ!
シンプルに引き出し2杯
↑ 収納が2杯のシンプルなタイプ。収納力と寝床の高さのバランスがいいタイプです。
たくさん収納するならチェストタイプ
↑ 引き出しが5杯もあるので、小分けに整理しながら収納できるのが魅力です。
横の跳ね上げだとワンルームでも開けやすい
↑ 跳ね上げ式も横向きだと、狭いお部屋向き。仕切りのない収納スペースで大きなものもスッキリですね!
2.ソファを置くかスペース優先か
一人暮らしのお部屋では大きな2大家具と言ってもいい「ベッド」と「ソファ」。同時に置くことが物理的に難しい場合も多いと思います。
- 床に布団を敷いて寝て、ソファを置くか…
- ベッドを置いてソファを諦めるか…
悩んでしまいますよね。
睡眠習慣に大きく左右されますが、今までベッドで寝ていた人にとって、床に布団を敷いて寝るのがイヤという人も多いはず。
そういうときはどちらかというとソファを我慢するほうが失敗も減ります。
ソファベッドはワンルームに向いていない
ワンルームにベッドかソファかを考えると、ソファベッドが気になる人も多いはず。
理屈を考えるといいように思いますが、実はあまり向いていません。
理由は中途半端だからです。
まず大前提として、ソファベッドは布団を収納するスペースがなければいけません。
大きなスペースを使っているにもかかわらず、さらに布団を片付けるスペースまでなければいけないのです。
百歩譲って敷きっぱなしにしたとしても、それではソファにすることはできません。
ソファとして使う場合は布団をよけなければいけず、結局はスペースを有効に使えるはずが多くのスペースを取ってしまうのです。
寝る時もやや中途半端。
ベッド用のマットレスではないのでそこまで寝心地が良くなく、物によっては背中に段差を感じる場合もあります。
3.湿気が多い部屋か
↑ 湿気が多いお住まいは、すのこベッドにするのがオススメです。
ワンルームは学生をターゲットにしたものが多く、縦長(階数が多い)の建物の場合が多いですよね。
家族をターゲットにした場合は部屋の数などを確保する必要があるので、2~3階建ての木造も多いのですが、高さのある建物の場合は鉄筋コンクリート造が多くなります。
もしあなたの住んでる建物が鉄筋コンクリート造の場合、湿気は多くないでしょうか。
とくに新しい建物ほど湿気が多くなる傾向にあります。
湿気が多い場合は、すのこ仕様を選んだり、収納付きじゃないものを考える必要があります。
収納スペースは基本的に寝る部分の下ですから、どうしても湿気が溜まりやすい場所。
そこに衣類を入れるとカビの原因になる可能性もあるので気をつけてください。
まとめ
- 収納スペースが足りているかを確認する
- ソファも置くのかを決める
- 建物の構造からベッドをイメージする
- 配置は他の家具も合わせて総合的に考える
- ソファベッドはワンルーム向けじゃない
ワンルームや1Kに置くベッドでは、このようなことを考えて置くことが大事ですね。