結論:セミダブルで大人二人は、無理
セミダブル≠コンパクトな二人用
というサイズ感なので、大人二人で寝るのはかなりキツイです。寸法で言うと
- セミダブル:幅120cm
- シングル:幅90〜100cm
という感じで最大でも30cmしか差がありません。「ダブル」という名前が入っていますけど、二人用という意味のダブルではありません。
ただ裏技を使えば、ギリギリ寝られないこともありません^^;
二人で寝るベッドのサイズ感
二人で寝る際のベッドサイズとメリット・デメリット
セミダブル | ダブル | クイーン | ツイン | |
広さ | X | △ | ◯ | ◎ |
コスパ | ◎ | ◯ | △ | X |
省スペース | ◎ | ◯ | △ | X |
オススメ度 | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
二人で寝るベッドは、概ね次の3パターンが多くなります。
- ダブルサイズ
- クイーンサイズ
- ツインベッド
ダブルサイズ:幅140cm

二人で寝るサイズの基準としてはダブルサイズがあります。幅140cmとそこまで広くはないですけど、省スペースに二人の寝るスペースを作れます。
メーカーによっては「ワイドダブル」みたいな感じで幅が150cmとかもありますが、呼び名に規格はないので実寸で考える方が失敗が減ります。
クイーンサイズ:160cm

ダブルサイズよりもワンランク大きなサイズがクイーンです。クイーンという名称だからといって、女性向けとかそういう意味ではありませんよ^^;
ダブルに比べて20cm大きくなり、ややゆったり寝られる二人用のサイズになります。
難点はベッドフレーム・マットレス・カバー類などの種類があまりないのと、価格が上がってしまう点。もちろん省スペースという面でもデメリットになります。
ツインベッド
ツインベッドは「2台並べたベッド」という意味なので、これ自体に寸法はありません。

↑ 自宅の場合、シングルかセミシングルを二台並べることが多くなるはず。ホテルのツインベッドはセミダブル二台もあります。

↑ セミシングルを二台並べると、およそクイーンサイズになります。「およそ」というのは、セミシングルは80〜90cmとまちまちなので種類によって変わるからですね。

↑ シングルを二台並べると、上では紹介してませんがおよそキングサイズという大きさになります。
寝るという点を重視するなら、このシングル二台が個人的にはオススメです。理由は、、、
- 広さが十分ある
- マットレスをそれぞれ好みにできる
- フレームやマットレス・カバーが豊富
というメリットがあるからです。
セミダブルを二人で使う時の注意点

↑子供との添い寝なら問題なく寝られます。ただ幼児くらいまでが限界でしょうか。
大人二人の場合は、横にはなれますが「寝返り」がほぼできません。
よっぽどくっついて寝るのが好きな夫婦やカップル以外は、基本的にはやめた方が無難です。
セミダブル×二人寝では耐荷重に気を付けよう
元々は広い一人用としてメーカーが作っているわけなので、耐荷重も一人向けになっていることがほとんどです。
目安は100~120kgが多いです。
70kgの男性と50kgの女性でいっぱいなので、壊れてしまう可能性が高まってしまいますよね。
それでもセミダブルを選ぶあなたへ
デメリットを把握した上でセミダブルで二人で寝る場合は、次の2点に気を付けよう。
- 硬めのマットレス
- ローベッドにする
1.硬めのマットレス
一枚のマットレスに二人が寝るわけなので、柔らかいと体重が重い人のほうに、もう一人が転がりやすくなります。
ダブルくらいの広さがあればまだセーフかもしれませんが、セミダブルだと中央に二人が寄るので、余計に沈みやすくなってしまいますよね。
また、柔らかいマットレスは端によると端だけが沈んで転げ落ちてしまうため、狭い寝床には向きません。
硬めで端っこが沈まないマットレスだと、ワンランク上のサイズ感で寝ることができますよ。
↑ セミダブルを選ぶ理由は省スペースとコスパですよね。こちら価格面がかなり魅力。レビューも多いので参考にしてください。
2.ローベッドにする
布団も人も落ちないようにするために、ローベッドにするのも賢い方法。
低いベッドなら転げ落ちても痛くありませんし、掛け布団も落ちにくくなります。
いっそのことベッドフレームではなく「すのこ+マットレス」だけにするのも、価格面を考えてもメリットがあります。
低くすることでデメリットはありますが、セミダブルで二人で寝ることを考えると一長一短で選択肢としてはアリだと思いますよ。
↑ 例えばニトリのコレ。落ちる怖さもかなり減りますよね。掛け布団もそんなに落ちないはずです。
【裏技】壁から15cmくらい離して置いてみよう
セミダブルで大人二人は狭いです。でも上で紹介したような低いベッドにした上で「壁から15cm」ほど離して置いてみてください。それだけで驚くほど(?)広く感じられるはず。
15cmというのは人が落ちない隙間を作るということですね。「はまる」かもしれないですけど「落ちる」ことはないと思えば、比較的安心感をもって寝られます。その心のゆとりが広さ感を出してくれますよ。
そしてもう一つ。枕を長いものにすることです。特に壁側で寝る人は、15cmの隙間にはみ出すような枕にすると広く感じてくるはずです。
ただ15cm壁から離すなら「素直にダブルサイズにしようぜ!」というオチになる可能性もあるので、その辺は熟考ください💦
まとめ
セミダブルで二人で寝るのは無理ではありませんが、推奨はしません。寝るということの大事さを考えれば、予算・スペースを使ってでもある程度の寝床を設けるべきだとぼくは考えます。
とは言え予算もスペースもホント人それぞれなので、もしセミダブルで寝る場合は裏技を使いつつ「仲良く」寝てくださいね!