と感じてはいませんか?
お部屋が狭いと圧迫感がありストレスを感じてしまいますよね。
とは言え
- お部屋を広げることは不可能…
- 引っ越しも無理…
- 物を減らすのも難しい…
という状況だと、なかなか解決するのも難しいものです。
そこで、お部屋はそのままで「お部屋が広く見えるコツ」を紹介します。
お部屋を広く見せる7つのポイント
物理的に広くできないなら、視覚的に「広く見える」ようにすることで対処しよう。
人間の目は案外いい加減なもので、とても錯覚を起こしやすいもの。
上の画像、明るさは別として、本物の背景でも絵画でも似たように広く感じると思います。
そういった感覚のズレを利用します。
ポイントは次の7点です。
- 壁の面積を増やす
- 床の面積を増やす
- ボーダー柄を取り入れる
- 家具が小さく見える工夫をする
- ガラスやミラーを利用する
- 奥行きのあるアートを飾る
- 奥が広い配置にする
一つずつ画像を交えて紹介していきます。
画像にある家具は、比較しやすいよう両方とも同じサイズになっていて、明るさも同じに設定してあります。
1.壁の面積を増やす
見える壁の面積を増やすと、視覚的に広い感じになります。
家具を低くすればシンプルに空間を広げることができますし、オープンタイプの収納棚にすれば奥行き感が出て広く感じることができます。
↑ よくある収納棚とテレビボード&テレビです。
物が少ないので、特別狭く感じることはありません。
↑ ところが背面に板のないタイプと比べてみると、こちらの方が奥行きを感じることができ、お部屋が広く見えると思います。
線の細い家具にし、右側の壁も見えるので、目で見る以上に奥と左右に広がりがあるような錯覚を覚えるためです。
2.床の面積を増やす
壁と同じく、見える床の面積が増えると広いと錯覚します。
家具を「脚付き」にするのがポイントです。
↑ 床が家具で隠れており、どっしり重そうな印象。
安定感はあるものの、同時に圧迫感を覚えます。
↑ 対して脚付きの家具の場合、見える床の面積が増えることで「床の奥行き感」を意識でき広く感じます。
家具の重量も軽く見え、全体的に圧迫感がなくなるように見えますよね。
高さも色も同じ家具にもかかわらず、足元が違うだけで差が出るものです。
3.ボーダー柄を取り入れる
特に高さのある大きな家具がある部屋に有効なのが「ボーダー柄」。
縦のシマシマが「ストライプ」、横が「ボーダー」です、一応。
ボーダー柄は横方向への意識を視覚的に植え付けられるので、サイズ以上に横の広さを感じることができます。
↑ シンプルな無色のカーテンですが、ヒダがあるので必然的に「ストライプ風」な印象に。
左側の大きなワードローブに対して、より高さを意識させてしまいます。
天井を高く見せることはできますが、この場合は左右に広がりを出して圧迫感を抑えるほうが広く感じます。
↑ ボーダー柄のカーテンだと、ワードローブから壁までの距離が実寸以上にあるような錯覚になります。
同じ家具で同じ配置にもかかわらず、カーテンの柄で印象はけっこう変わるものですよ。
4.家具が小さく見える工夫をする
白は膨張色ですが、家具の場合は周囲と同化して逆に小さく見えるもの。
家具を壁や床と似た色味にする、特に「明るいホワイト系」の色にすると、お部屋全体が明るくて広く感じます。
また、コントラストがきついと濃い色の家具が手前にあるような錯覚になりやすいので、塩系インテリアに代表されるような「淡い色」で揃えると開放的なお部屋になります。
↑ あまり意識しないと、家具はブラウンが多くなります。
「木=ブラウン」なので、色味の違うブラウンが増えていきます。
個人的には特に問題はないと思いますが、これを少しでも広く感じるようにしたい場合は、ブラウンの部屋ではなく「白い部屋」にすることです。
↑ デスクとテレビボードをホワイトにし、テーブルとワードローブを明るいナチュラルに。
床のブラウンを減らすためアイボリー系のラグにし、チェアは床と同系色に。
カーテンも明るくしているので、同じお部屋・同じ寸法の家具でも広さの感覚が大きく異なります。
もちろん色の好みはあるものの、圧倒的にこちらのほうがお部屋が広く感じられるはず。
6畳のワンルームなど、限られたお部屋の人はこのくらい徹底することで広がりを感じることができます。
5.ガラスやミラーを利用する
家具は「木製」が中心ですが、ガラスやミラーを取り入れるとグッと奥行き感を演出できます。
↑ 全く問題なく広く見えるお部屋だと思います。
比較しないでこの画像だけを見ると、これで十分に思いますよね。
↑ ところが、テーブルをガラス製して壁に姿見を置くと、一気に奥行きが広くなったように感じないでしょうか。
ガラスの天板が透けて奥行きを見せ、姿見が壁の後ろに空間があるような錯覚を作り出しています。
下の画像の方がむしろ家具が一つ増えているにも関わらず、奥行き感に差が出ていますよね。
6.奥行きのあるアートを飾る
ミラーと同じ視覚効果は、絵画でも得ることが可能。
好きな絵を飾るという基本を崩してまで行うかは別として、奥行きのある絵とそうでない絵では意外と差が出るものです。
↑ ハッキリ言って全く問題はありません。
自分の部屋なので、好きな絵画を飾ればいいんですから。
↑ ところが奥行きのある絵画を飾ることで、壁の奥に空間があるような錯覚がおきます。
壁に囲まれている感覚が、こちらの方が和らいでいる感じがしますよね。
7.奥が広い配置にする
家具の配置の仕方によっても、お部屋の広さ感は変わります。
特に大事なのが第一印象で、お部屋に入ったときの視界を広げることで「なんとなく広い」感じになります。
↑ ドアからお部屋に入った最初の視界がこのような
- 奥にドンと大きな家具がある
- ドアの正面に視界を遮る家具がある
という配置になっていると、入った瞬間に閉塞感を覚えます。
入ってすぐにもかかわらず、奥がない印象になってしまうというイメージでしょうか。
↑ 大きな家具を少しでも視界からなくし、ドアの正面の壁を見えるようにすると、奥行きが感じられますよね。
奥に行くほど高さのない家具を中心にレイアウトするのがポイントです。
また、奥の家具ほど色が明るくなるような印象にすることで、より奥行きが出て広く見せることができます。
【合わせ技で広く見せることができる】
紹介した方法は、一つ一つは小さなもの。
あくまで「そう見える」だけであり、実際のサイズ感は変わらないのですから、それも当然ですよね。
でもこれらのポイントを組み合わせていくことで、大きな差が生まれます。
狭いお部屋を広く見せるのに最適な家具を紹介します。
床が見える真っ白なすのこベッド
大きなベッドを少しでも小さく見せる「ホワイト&脚付き」なのがポイント。
フレーム自体の大きさをカモフラージュし、床を見せることで奥行き感が出ます。
脚もスラッと細いタイプなので、軽やかな印象になりますよね。
薄いグレーもあり、ちょっとしたアクセントにしつつ大きさを感じさせない雰囲気にすることもできますよ。
開放感いっぱいの白い低床ベッド
色を白くし、高さをグッと抑えることで、ダブルの効果で開放感がいっぱいに。
布団を敷いて寝にくいフローリングの部屋でも、高さを抑えて空間を広く使えます。
物を整理できる白い大容量収納ベッド
「ヘッドレス×白」なら、収納ベッドも圧迫感なく置けます。
お部屋のゴチャゴチャを見えなくできるので、視覚的&物理的の両面からお部屋を広くすることができますよ。
淡い色味のボーダー柄ベッドカバー
ベッドフレーム自体は布団で大半が覆われてしまうので、カバーを明るい色にするのもとっても効果的。
真っ白だと清潔感はありますがホテルみたいな味気ない雰囲気になってしまうので、薄いグレーのボーダーなどはおしゃれでおすすめです。
軽やかな印象のアイボリー系ラグ
床が濃いめの色の人は、特に明るめのラグで雰囲気が大きく変わります。
シャギー系より毛足の短いタイプのほうが、軽やかで広々感は出ると思いますよ。
明るい色味のベンチタイプソファ
ソファは重量感のないベンチタイプがスッキリしていておすすめ。
明るい木の色とホワイト系レザーのコンビだと、おしゃれに色味でも広く見せることができますよ。
アクセントになる明るいグレー系テーブル
グレー木目のおしゃれなコタツテーブルで、インテリア性と開放感の両方に活躍してくれます。
目に見える面積の広い家具ほど、明るい色にすることでお部屋が広く見えますよ。
広さを演出する明るい色味のウッドブラインド
ウッドブラインドなら、横方向の広がり感を演出しつつオシャレな雰囲気も併せ持っています。
明るい色なら圧迫感もなく、ナチュラルなスタイルにもピッタリですね。
脚付き&背面板のない白いテレビボード
床・壁が見えるデザインのテレビボードで、ホワイトなので大きさを感じさせません。
近年はテレビの大型化にともないテレビボードも大きくなっているので、狭いお部屋にはとても重要なアイテムですよ。
白いオープンタイプのおしゃれな収納棚
背面もオープンで圧迫感のないおしゃれな収納棚。
白という色も相まって、大きさを感じさせずスッキリ収納することができますよ。
まとめ
ちょっとした視覚効果を合わせ技で利用することで、実際のサイズ以上にお部屋を広く見せることができます。
住まいが広々感じるとストレスも減り、毎日暮らす場所なので、ちょっとの差がやがては大きな心のゆとりに変わってきますよ。
動画もあるので参考にしてください↓
一人暮らしの狭いお部屋に悩んでいる方は、こちらも合わせて参考にしてください。