絶対に失敗しないソファの選び方 8つの大事なポイント

絶対に失敗しないソファの選び方 8つの大事なポイント 家具の選び方・おすすめ
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どんなソファを選べばいいのか分からない…

と悩んではいませんか?
座り心地はもちろん、それ以外にもデザインやサイズなど、いろいろ決めることがあって迷ってしまいますよね。

座り心地に関しては実際に座ってみないと選びようがないので、このページでは、それ以外で決めるべきポイントを8つ紹介します。

【ソファの構造】

ソファの構造

まずは、ソファの構造を簡単に紹介します。

  1. 表面の素材
  2. クッションの素材

この二つを知っておくと、触り心地や座り心地がイメージしやすくなります

1.表面の素材は主に3種類

表面の素材は、触り心地や使い勝手に影響します。

  • ファブリック:カジュアルな雰囲気や、サラッとした肌触りが好きな人向け
  • 合成皮革:モダンな雰囲気が好きな人や、お手入れのしやすさ重視の人向け
  • 本革:高級感のある本物志向なインテリアや、とにかく長く使いたい人向け
表面の素材ファブリック素材
ファブリック
合成皮革
合成皮革
本革素材
本革
触り心地サラサラスベスベしっとり
見た目カジュアルモダン高級感
お手入れのしやすさ×
汚れやすさ水に弱い水に強い水に弱い
耐久性
色の豊富さ×
通気性×
値段×

ファブリック

ファブリック素材

布素材は、綿・ウールなどの自然素材をファブリックと呼ぶことが多く、ポリエステル・アクリル・ナイロンなどの化学繊維と分けている場合もあります。
布素材の場合、大きな特徴として色や柄・手触りの種類が豊富な点があります。

本革・合皮と比べるとやさしい肌触りが特徴で、どのようなテイストにもマッチさせることができます。
夏場はさらりとしていて、冬場はヒヤッとしない優しさがあります。

基本的に革よりも汚れやすいのが難点ですが、カバーを外せるカバーリングタイプは子供のいる家庭に人気。
選択肢が多く価格も安価なので、もっとも人気の素材と言えます。

ファブリックのお手入れのしやすさ

水が染み込みやすい点が、他の2つと大きな違い。
特に小さな子供がいる家庭ではジュースなどをこぼす可能性が高く、そういう点ではマイナスです。
ただし、革素材の場合にしても、すぐに気づいて拭かないと隙間に入ってしまい、結局は染み込んだのと大差ない状態になるため、小さな子供に向かないというわけではありません。

合成皮革

合成皮革

合成皮革(ごうせいひかく)は略して合皮(ごうひ)と呼ばれたり、人造皮革(じんぞうひかく)などと呼ばれます。
つまりは人工的に作られた革素材ですね。

レザーという言い方をすると、次項で紹介する本革なのか合皮なのか分からない場合があるため、要確認です。
人工的な革素材を「フェイクレザー」と呼び、本革を「リアルレザー」と呼ぶ場合もあります。

合皮の場合、人間の技術が大いに関わってくるもので、最近では見た目だけでは本革と区別がつかないほどです。
触り心地も柔らかく、水拭きできる手軽さも魅力。

それでいて本革に比べ圧倒的に安いので、とても人気の素材です。
お手入れが楽なので子供やペットのいる家庭に人気で、モダンな雰囲気でもレトロな雰囲気でも合わせることができます。

難点は通気性の悪さと耐久性。
夏は座っていると蒸れやすく、冬はヒヤッとします
本革と比べて耐久性はあまり良くなく、長く使いたいソファとしては賢い選び方とは言えません。

合成皮革のお手入れのしやすさ

水に強く、しみ込んでいくことはありません。
ただ、ファブリックの項で触れましたが、水が隙間に入ってしまうと拭けない難点があります。

といっても総じてお手入れの楽な素材。
細かいクズも通さなく、ダニにも強いと言えます。

本革

本革素材

ソファでいう本革は、多くは牛革です。
通気性・吸湿性があり、高級感あふれる素材と言えます。

年に数回オイルで手入れをすればかなり長持ちし、使うほどに味わい深さがでてきます。

革の質はピンキリで、しなやかなものから硬くてゴワゴワしたものまで様々。
この質によって価格が大きく左右され、さらに縫い目が少ないほど高価になる傾向があります。

触り心地や使うほどに味が出てくるのが本革の最大の魅力。
耐久性もあるので、長く使いたいソファに選ぶ最良の素材と言えます。

ただ、摩擦や水分による色落ちなどには注意が必要で、小さな子供のいる家庭向きではありません。
また本革はメンテナンスをすることが重要で、メンテナンスが面倒だと感じる人にとってもいい選び方とは言えないです。

本革のお手入れのしやすさ

他の二つと比べると、圧倒的にお手入れが大変
天然の素材なので汚れには弱く、意識的にメンテナンスする必要があります。

長く使うといい感じに「自分らしい味」が出てくるので、それを楽しみにお手入れできる人に向いています。
「面倒だなぁ…」と感じる人には向いていない素材ですね。

2.代表的な5つのクッション材

複雑な内部構造は置いといて、シンプルに「座った時のクッション性」に影響する部分。
ソファの硬さは、主にクッション材によって決まります。

  • ポケットコイル:座り心地を重視する人向け
  • コイルスプリング:安定感のある座り心地が好きな人向け
  • 波型スプリング(Sバネ):お手頃価格でクッション性を求める人向け
  • ウェービングテープ:よく移動させて掃除機をかけたい人向け
  • ウレタンのみ:非常に低いソファが好きな人や価格重視の人向け
硬めの座面
硬めの座面は、長時間座るのに適しています。
お尻の表面は疲れやすいものの、全体的に姿勢が崩れにくいので総合的には疲れにくいもの。
硬めなので座面の型崩れもしにくく、長い時間座る人に向いています。

柔らかめの座面
柔らかめの座面は、反対に短い時間座る人に向いています。
姿勢が崩れやすくても、短時間なら「楽な姿勢」になりますよね。
長い時間だと体への負担が大きく、特に腰痛のある人は要注意。
柔らかくて型崩れしやすくても、短時間の使用なら影響も少ないですよ。

クッションの素材ポケットコイル
ポケットコイル
コイルスプリング
コイルスプリング
Sバネ
Sバネ
ウェービングテープ
ウェービングテープ
ウレタン
ウレタン
座り心地柔らかい程よい硬さ柔らかい程よい硬さ程よい硬さ
耐久性××
疲れやすさ長時間でも疲れにくい長時間でも疲れにくい長時間でも疲れにくい長時間だとやや疲れる長時間だとやや疲れる
値段×

参考:ソファーの「座り心地」「耐久性」は内部構造で決まる!?

ポケットコイル

ポケットコイル

この中で最も上質な素材で、縦に巻いたバネがそれぞれ体重を支えてくれます。
縦構造なので座面のどの部分に座っても均等に体重を支えてくれて、ソフトでクッション性のいい素材

へたりにくく耐久性も高いので、高価なソファに使われていることが多いです。

座り心地は柔らかく、フィット感があります。
リラックス感が高く、長く座っていてもお尻が痛くなりにくいクッション性があります。

コイルスプリング

コイルスプリング

渦状のスプリングを鉄線で横に連結したもので、丈夫でしっかりしたクッション
どこに座っても同じ座り心地で、体重を面で支えるイメージです。

床付き感はまるでなく、座り心地はやや硬めが多いものの、しっかり長く使いやすい素材です。

波型スプリング(Sバネ)

Sバネ

銅線をS字に曲げて体重を支えるタイプ。
バネの弾力で体重を支えているので、柔らかい座り心地になります。
ポケットコイルはコストが高いので、コストの低い波型スプリングが主流になりつつあります。

弾力性にやや劣るためコイルよりはクッション性がありません。
中央を山なりにしならせて弾力性を出しているものも多くあります。

ウェービングテープ

ウェービングテープ

繊維にゴムを浸透させた特殊な幅広テープを縦横に組み合わせたもの。
柔らかい座り心地で沈み込む感じが特徴。

技術が向上しているとはいえ耐久性はスプリングに劣り、安価なソファに使われることが多い素材。
座り心地でもやや劣るものの、素材が軽くて応用が利くため、扱いやすかったり、へたってきても金属の音がしなかったり、ウェービングテープだからこそのメリットもあります。

ウレタンのみ

ウレタン

ほかのスプリングのソファにもウレタンは使われているのですが、高さのないソファや厚みのない座面などは、バネを使わずウレタンだけで仕上げているタイプもあります。
価格を抑えやすいものの、クッション性は物足りなさを感じるかもしれません。

へたりやすいかどうかはウレタンの質次第で、スプリングを使用してもウレタンの質が良くなければへたりやすくなります。
体重を支えるバネがないため、クッション性は劣ります

【ソファの種類の選び方】

ソファの種類の選び方

4854965 / Pixabay

ソファにはいろいろな形のものがありますよね。
自分にはどんな種類が合うのか、けっこう分からないものです。

ここでは

  1. ソファの形状
  2. ソファのスタイル

という2点だけをシンプルに考えていこうと思います。

スタンダード
スタンダード
カウチソファ
カウチソファ
コーナーソファ
コーナーソファ
ローソファ
ローソファ
低い座面で開放感のある部屋に安定性がありリラックスできる囲んでも大きさを感じさせない
ベンチタイプ
ベンチタイプ
とにかくオシャレな雰囲気が魅力ベンチタイプながら足を伸ばせる希少なので独自性のあるお部屋に
ソファの脚
あり:見た目がスタイリッシュになる
なし:座椅子だと物足りない人にピッタリ
あり:移動させなくても掃除ができる
なし:小さな子供や赤ちゃんに使いやすい
あり:団らんと座りやすさを両立可能
なし:コタツに合わせやすく団らんに最適
ソファの肘掛け
肘掛け
あり:良くも悪くも一般的で違和感がない
なし:座面は広くなるが見た目が寂しい
あり:見た目のバランスが良く使いやすい
なし:より広くなるので大柄な人に最適
あり:囲まれている雰囲気で一体感がある
なし:配置や組み換えの自由度が上がる

1.ソファの形状

形状は主に3つを考えればOKです。

  • スタンダード
  • カウチ
  • コーナー

スタンダード

スタンダード

最も一般的な、横長のソファ。
特に説明するまでもありませんね。

設置できるか、圧迫感はどうか…といったこともイメージしやすく、迷ったらスタンダードなタイプにすれば間違いありません

カウチ

カウチソファ

片側だけ座面が長くなっているソファ。
ちなみに長い部分は「シェーズロング」なんて呼んだりします。

背もたれに寄り掛かったまま足を伸ばせるのが最大の魅力で、座椅子とソファのメリットを合わせたスタイルです。

コーナー

コーナーソファ

L字に設置するソファで、リビングを「囲む」感じになります。
カウチと似ていますが、90度横になっても背もたれがある点が一番の違い。

背もたれ自体もL字になっているため「家族団らん」な雰囲気になります。

2.ソファのスタイル

スタイルでは、次の4つを考えておきましょう。

  • ローソファ
  • ベンチタイプ
  • 脚の有無
  • 肘掛けの有無

ローソファ

ローソファ

シンプルに座面の低いソファです。
明確な基準はありませんが、平均身長を考えると座面が30cm以下くらいだとローソファと呼んでもいいのではないでしょうか。
視覚的に開放的な雰囲気になり、座った感じも、よりリラックスします。

腰がグッと曲がるため、腰が弱い人にはあまり向いていません

ベンチタイプ

ベンチタイプ

枠がむき出しになっているベンチのようなソファ。
とてもオシャレな雰囲気になり、インテリア性は抜群です。

子供に肘掛けの部分が危ないのと、ゴロンと横になって使いにくい点がデメリット。
また、座面が薄いタイプが多く、座り心地は硬めになっているものがほとんどです。

脚の有無

ソファの脚

脚があって、下に空間があるかないかです。

脚があると床が見えるので、おしゃれな印象に。
掃除もしやすく、通気性もいいためダニも抑えることができます

脚のない床にベッタリ置くタイプ(フロアソファ)は、どっしりとした安定感のある見た目が特徴
安心して全体重をかけることができますね。

フロアタイプでも高さのあるタイプと低いタイプがあります。

高さのあるタイプは割と一般的な使い勝手ですが、低いタイプは座椅子を大きくした感じに。
ソファという名はついていますが、床生活が好きな人に向いていて、赤ちゃんや小さな子供・ペットとの相性がバッチリです。

肘掛けの有無

ソファの肘掛け

肘掛けの有無は、見た目はもちろん、使い勝手にも影響します。

肘掛けがあると、簡易的なテーブルのように使ったり、シンプルに腕を置いたりできますが、その分だけ座る面積が狭くなってしまいます
肘掛けがないと広く座れる反面、寝転がった時の枕代わりがなかったり、見た目に味気なさを感じたりします。

小さめのソファだと、ひじ掛けをなくして座面を広くするメリットが大きくなりますね。

【サイズを決める】

サイズを決める

Muntzir / Pixabay

二人で使うなら「二人掛け用」を選べば大丈夫と思ってはいないでしょうか。
実は「二人用」「3Pソファ」などと言う表記は、参考程度にしなければ失敗の元。
同じ表記でも、実際の寸法は全く違い、使い勝手にも大きく影響します

ソファの大きさは

  1. 座面の寸法
  2. 全体の外寸

の二つを考えることが大事。
座面(座る部分)の広さは使い勝手に、外寸(ソファ全体のサイズ)は設置スペースに影響します
また、ソファの大きさと合わせて設置するお部屋の広さも考慮しておきましょう。

  • ゴロンと横になりたい人:幅広め
  • 足を投げ出して座りたい人:奥行広め
  • テレビを長時間見る人:背もたれ高め

こんな感じを基準に、人数やお部屋の広さと合わせて総合的に決めていくのがおすすめです。

ポケットコイル
座面の幅
座面の奥行
座面の奥行
背もたれの高さ
背もたれの高さ
サイズ目安一人当たり60cm
二人:120cm~140cm
三人:180cm~200cm
基本:50cm前後
広め:60cm前後
チェアで40cmくらい
低め:40cm前後
基本:50cm前後
高め:60cm~70cm

1.ソファの大きさ

座り心地や使い勝手を気にする場合は、外寸ではなく実際に座れる部分(=座面)の広さを意識しよう。
肘掛けの幅や背もたれの厚みにより、実際に座れる部分のサイズは大きく変わってきます。

座面の幅

一人が座るのに必要な幅の目安は、基本は60cmです。
2人なら120cm、3人なら180cmと、単純に掛け算すればOK。

ただ、実際に120cmの座面に大人二人が座ると、けっこうキツキツだったりします。
あくまで「普通に座れる幅」という解釈で、目安程度に考えるのが無難です。

また、座面の幅が180cmだとしてもクッションが2つに分かれているタイプもあります。
そういう場合は、3人で並ぶと真ん中の人が座りにくいので

基本は二人向け
三人でも座れる

という解釈にするのがおすすめです。

座面の奥行

奥行きは、座った時の姿勢に大きく影響します。

  • 一般的な寸法:50cm
  • 広めの寸法:60cm

といった感じです。
奥行きがあると足を前方に投げ出して座りやすくなり、奥行きがないと背筋を伸ばしてビシッと座りやすくなります
もちろんどちらがいいというわけではなく、どういう風に使いたいかで決めるのがおすすめ。

ソファの前にテーブルを置くかどうかを一つの基準にすることもできます。
サイドテーブルではなく「前に」ですよ。

テーブルに飲み物や灰皿を置いたり、たまに書き物をしたり、そういう場合は奥行は少ないほうが使いやすい
テーブルを置かない場合は、足を前方に出すスペースがあるので、奥行きがあるとリラックスできる

身長によっても左右され、高身長ほど奥行きがあると座りやすくなります。
腰が弱い人は、奥行きがあるソファだとついだらけてしまって痛める可能性があるので要注意です。

背もたれの高さ

背もたれの高さは、頭の支えが必要かどうかを意識するのがポイント。
ソファに座って映画やドラマをよく見る人は、背もたれに頭を支えてもらうと楽に長時間テレビを見ることができます

背もたれの高さはそのままソファの全高(外寸の高さ)になる場合が多く、使い勝手のほかに「見た目」に大きく影響します。
高さのあるソファはお部屋の視界を遮ってしまうため、圧迫感があります。
基本はあまり高くないタイプにし、どうしてもハイバックソファがいいという場合に検討するというスタイルがおすすめです。

クッションなどで代用することも可能なので、その辺も合わせて考えてみましょう。

2.お部屋の広さ

お部屋の広さに適したソファにしないと、座りやすくても使いにくいソファになってしまいます。
どんな家具を置くかにも大きく左右されますが、一般的には次のように考えておくと失敗も減ります。

  • 一人暮らしワンルーム:130cm以下
  • 実家暮らし8畳洋室:160cm以下
  • 10畳~13畳の狭いリビングダイニング:180cm以下
  • 13畳~18畳のリビングダイニング:220cm以下
  • 18畳以上の広いリビングダイニング:220cm以上

これはもちろんソファの外寸です。
子供がいるか、ペットを飼っているか、来客はよくあるか…といったことで大きさを調整していきましょう。

また、あらかじめ「何センチまでしか置けない」という制限があることも多いはず。
窮屈に感じるかもしれませんが、明確な線引きがあることで意外と選びやすくなったりするものですよ。

ちなみに広い部屋ほど自由が利くので、サイズ感もアバウトで大丈夫になっていくものですが、広い部屋にも相応の家具が並んでいるので、悩み度合いは案外似たようなものです。

リビングでの選び方

リビングに置くソファは、家族みんなが使うもの。
デザインや色は、誰かの趣味趣向が強いものではなく、みんなで使いやすいタイプを選ぶことが大事です。

10畳~13畳の狭いリビングダイニング

アパートやマンションの少し狭いリビングダイニングでは、幅180cm前後を目安に、大きすぎないソファを選択しましょう。
形状も大きすぎないスタンダードなタイプがおすすめ。

カウチやコーナーソファだと寸法以上のサイズ感になり、窮屈なリビングになってしまいます。
背もたれの高さを出すと視界が遮られて圧迫感が出やすいので、壁に付けて配置する以外は、背もたれは低めのソファを選ぶのが無難。

狭いお部屋の場合は、ソファをアクセントカラーにすると目立ちすぎてしまう可能性があるので、周囲に馴染む色にするのがセオリーですよ。

手狭なリビングダイニングでは

  1. 小さめのダイニングテーブルとソファを置く
  2. ソファとローテーブル・こたつを置く
  3. 食事とくつろぎを兼ねるソファダイニングにする

という3つの選択肢がおすすめです。

1.小さめのダイニングテーブルとソファを置く

12畳のLDKに小さめのダイニングテーブルとソファを置く

テーブルは幅120cmのコンパクトな4人用、ソファは幅180cmのこちらもコンパクトな3人掛けソファ。
ソファ周りはゆとりがありますが、ダイニングテーブルがチェアの引くスペースなども考えるとキツキツですね。

ダイニングテーブルを排除してローテーブルにすると、次のようなスタイルになります。

2.ソファとローテーブル・こたつを置く

12畳のLDKにソファとローテーブル・こたつを置く

ダイニングテーブルをやめ、ソファ前に低いテーブルを置いたパターンです。
ローテーブルだと幅150cmの広めを置くこともできますね。

狭そうですが、ソファによし掛かって食事ができたりします。
小さな子供がいる家庭では、遊ぶスペースができ、ローテーブルで安心感もあるリビングになりそうです。

リビングとダイニングを兼ねるソファダイニングにすると、次のようになります。

3.食事とくつろぎを兼ねるソファダイニングにする

12畳のLDKに食事とくつろぎを兼ねるソファダイニングを置く

パソコンスペースとリビングダイニングがいい感じに分かれていますね。
1Pチェアや子供用チェアを置けば、なんとか4人家族でも食事できます。

食事からの流れでそのまま「晩酌&テレビ」を楽しむこともできます。

13畳~18畳のリビングダイニング

やや広めのマンションや一般的な一戸建てのリビングダイニングでは、選択肢はグッと増えるはず。
ダイニング空間とリビング空間をしっかり分けることができるため、ソファは「リラックスできるタイプ」をしっかり選ぶことが大事。

カウチやコーナーなどL字ソファを置くことも問題なくできる広さなので、家族の人数や使いやすさに合わせて検討してみましょう。
ダイニングとリビングをソファで仕切るときは、背もたれの高さに注意。
少し広いお部屋だとしても、高さのある背もたれは想像以上に狭く感じさせます(体験談)。

13畳~18畳くらいのリビングダイニングなら

  • 大きめのスタンダードソファ
  • コンパクトなスタンダードソファをL字に置く
  • カウチやコーナーソファ

といった選択肢がありそうです。
テレビとの兼ね合いや、窓の位置などに柔軟に合わせていきたいところですね。

次の画像はLDK(リビング&ダイニング&キッチン)で16畳。
LDK12畳と比較できるよう、なるべく間取りを変えないで作成してみました。

1.大きめのスタンダードソファ

16畳のLDKに大きめのスタンダードソファ

16畳くらいあると、幅150cmのゆとりある4人用ダイニングテーブルと、幅220cmのゆったり3人掛けソファを置くことができます。
LDKに奥行きが出た分、ダイニングスペースも使いやすく配置できます。

座れる人数を増やしたいなら、ソファを大きくするのではなく「数を増やす」という発想も可能です。

2.コンパクトなスタンダードソファをL字に置く

16畳のLDKにコンパクトなスタンダードソファをL字に置く

180cmのソファなら、L字に置くことも問題ありません。
ソファを大きくしないで「増やす」ことで、来客にも対応できます。

スペースを潰したくないなら、大きめカウチソファにすればゆったりくつろぐことができます。

3.カウチやコーナーソファ

16畳のLDKに大きめカウチソファを置く

幅220cmの大きめカウチソファも、このくらいの広さなら余裕ですね。
狭いと飛び出した部分が邪魔になりやすいのですが、16畳クラスだと気になりません。

ソファとサイドテーブルの位置を入れ替えると、コーナーソファっぽい配置になり、よりスッキリ見えそうです。

18畳以上の広いリビングダイニング

18畳以上あるような広いリビングダイニングでは、もはや書くべきことはありません。
大きなソファも余裕をもって置けるので、デザインにこだわったり、いかに過ごしやすいレイアウトにするかという考えをしていくのもいいですね。

座り心地は好みですが、個人的には足を伸ばして座れるタイプがリラックスできておすすめ
カウチソファやオットマンを合わせるスタイルも、この広さならラクにできます。

来客がある家庭では、対面に配置することをイメージしたソファ選びも重要。
必ずどちらかの背もたれがお部屋の中央に向くので、背中から見てもスタイリッシュなソファを選ぶという視点もありですよね。
また、対面での配置はテレビを直角に置くことになるので、ひじ掛けによし掛かって見やすいタイプを選ぶというのも賢いアイデアだと思いますよ。

広いリビングダイニングではサイズの制限があまりないので

  • 過ごしやすいレイアウトに合うソファ選び
  • 来客のことまで考えて選ぶ
  • 広い空間を仕切りやすいコーナーソファにする

といったことを意識するのがおすすめです。

1.過ごしやすいレイアウトに合うソファ選び

過ごしやすいレイアウトに合うソファ選び

幅180cm(6人掛け)の大きなダイニングテーブルを置いても、20畳のLDKなら余裕。
ソファをL字に置くことで、広くても一体感のあるリビングになります。

小さな子供がいる家庭なら、お部屋の真ん中を空けることで喜んでくれますね。

来客の多い家の場合は、L字ではなく向かい合わせで置くのも手です。

2.来客のことまで考えて選ぶ

来客のことまで考えて選ぶ

ソファを対面に置くことで、お客さんをしっかりもてなすことができます。
食事・くつろぎ・パソコンといった目的別の空間を、ゾーン分けしてメリハリがつくレイアウトですね。

コーナーソファにすることで、来客よりもくつろぎ感を重視してゾーン分けすることができます。

3.広い空間を仕切りやすいコーナーソファにする

広い空間を仕切りやすいコーナーソファにする

リビングスペースが、よりくつろげる雰囲気になりますね。
広いお部屋は仕切るのが難しいので、そういう意味でコーナーソファは活躍してくれますよ。

【ソファの色選び】

ソファの色選び

kreatikar / Pixabay

色の選び方は、多くの人が悩むポイントですよね。

  • 周囲に馴染む無難な色にするか
  • 少しだけ冒険してみようか
  • お部屋のアクセントにしようか

このようなことを考えつつ

失敗したらどうしよう…

という葛藤が起きます。
これは誰もが同じものですよ。

ソファの色選びは、次の3点を参考に考えるのがおすすめです。

  1. 基本色に合わせる = 周囲に馴染ませる
  2. 補助色に合わせる = 少し変化を付ける
  3. 強調色にする = しっかり目立たせる

1.配色のポイントは「おしゃれな写真」

おしゃれで素敵な写真は、撮るべきものにしっかりとピントが合っていて、背景はいい感じにぼけていますよね。
これはインテリアの配色にとてもよく似ています。

上の写真では、植物を一番見てほしいわけです。
逆に言うと、それ以外はメインアイテムを引き立てる役割にすぎません。
このメリハリがとても大事で、インテリアも同じなのです。

お部屋のすべてにピントを合わせるのではなく、一番見せたいものにピントを合わせるからこそ、逆にお部屋全体がいい感じに見えるというわけですね。
全てにピントの合うデジカメの写真より、撮りたいものだけにピントの合う一眼レフの写真のほうが、一枚の写真として全体的に見てもおしゃれに見えるものです。

上の写真をインテリアの配色に置き換えると

  • 基本色 = 背景のピンクっぽい色
  • 補助色 = 窓枠のブラック
  • 強調色 = 植物のグリーン&ブルー

になります。
配色の基本は

基本色70:補助色25:強調色5

なので、まさに同じくらいですよね。
このような素敵な一枚の写真に仕上げるときに、ソファをどこにもっていくかというのが、色選びということになります。

基本色に合わせる

壁や天井の白、フローリングのブラウンなどに合わせて選ぶ方法です。
また、お部屋全体を客観的に遠目から見て

もっとも「違和感のない色」は何色だろうか…

という発想もおすすめです。

色味に加え「明るさを抑える」ということも意識しましょう。
ハッキリした白だと逆に目立ってしまうかもしれないので、アイボリー系にしたほうが馴染みやすいものです。
ブラウンにしても、濃いめより少し淡い色味のほうが、スマートに溶け込んでくれますね。

狭いお部屋ではこの方法が一番おすすめ。
ソファを小さく見せることで、お部屋に広がりを感じることができます

補助色に合わせる

やや広めの部屋だと、ソファを基本色にすることでメリハリがなく間延びしたような印象になる可能性があります。
「同系色」という言葉はメリットに聞こえますが、裏を返すと「変化がなくつまらない」ということに。
それを上手に改善するのが、補助色に合わせるという方法です。

ソファのようなある程度大きな家具の色味に変化を付けることで、お部屋全体に動きが出てバランスが良くなります。
ナチュラルインテリアならグリーン系、北欧風ならブルー系、モダンインテリアならパープル系など、テイストに合わせた補助色をイメージすると、違う色味が揃った統一感が生まれます。

この場合も基本色と同様、明度を抑えることが過ごしやすいインテリアに繋がります。
多少の変化が目的なので、アクセントを活かす「名脇役」というイメージで考えるのがおすすめです。

強調色にする

広いお部屋では、思い切ってソファをアクセントにすることもできます。
狭い部屋でこれをやってしまうと、ガヤガヤ騒々しいお部屋になりがちなので、広い部屋の特権と言えるかもしれません。
思い切って明度の高い色を取り入れることで、逆にいい感じに視点が集まり、周囲がいい感じにぼやけてくれますよね。

気を付けたいのが、ソファがその部屋のメインアイテムじゃない場合。
例えば、圧巻の壁面収納に大きなテレビのある自慢のリビングなら、ソファを目立たせることで逆にそちらに目が行かなくなってしまいます。

ソファをアクセントにすべきシーンは、ソファがそのお部屋の「主役」であることが条件です。
お部屋の写真を撮ると想定したときに、ソファにピントを合わせたくなるようなお部屋の場合は、アクセントにすることでよりオシャレにまとまるはずですよ。

2.カーテン・ラグとの相性

ソファを置くときに気になるのが、カーテンやラグとの色のバランス
窓際に置けばカーテンと接触しますし、ソファ前にラグを敷くなら、さらにラグとの相性も考えてしまうもの。
でも、実はこのように考えるとゴールは「無難な色」に確実にたどり着きます。

  • カーテンの色と合わせる
  • ラグの色と合わせる

と考えるのではなく、あくまでも色の割合を考えましょう。
ソファは基本色にすべきか、補助色にすべきか、もしくはアクセントにすべきか、という発想ですね。

基本色にすべきなら、アイボリーやベージュ系・ブラウン系に。
補助色ならグリーンやブルーなどの色味を加えます。

そしてこの時に一番意識するのが「色のトーン」。
インテリアの上級者ならいざしらず、ほとんどの人は「何となく揃えたアイテム」になっているので、色はバラバラです。
いろんな色味があってもいい感じにするコツは、色のトーンを揃えることなんですね。

お部屋の色を大きく分けると、次の4つに当てはまります。

  1. 同じ色味・同じトーン
  2. 別の色味・同じトーン
  3. 同じ色味・別のトーン
  4. 別の色味・別のトーン

1番から順に、いい感じにお部屋がまとまります。
では、良くない例から順に実際の色使いを考えてみましょう。

別の色味・別のトーン

別の色味・別のトーン

見た瞬間に「ウッ!」と一歩下がってしまいそうな、見事なバラバラ感ですね。
色味も違えばトーンも揃っていなく、誰もがいい感じに見えないはずです。

同じ色味・別のトーン

同じ色味・別のトーン

いわゆる「同系色」という色使い。
トーンは全て違いますが色味は揃っているので、特別悪い色使いではありません。

ただ、インテリアに関して言うと色味が揃いすぎる傾向にあり、逆に不自然で違和感を覚えるはず。
お部屋に馴染みやすいブラウン系だとしても、揃いすぎてデメリットが出てしまうかもしれません。

別の色味・同じトーン

別の色味・同じトーン

トーンが揃った色味なので、全く色味が違うのにどことなく統一感がありますよね。
お部屋の色味はバラバラなことが多いものですが、目立つものだけでもトーンを揃えると、意外なほどいい感じにまとまります。

ちなみに「別の色味・別のトーン」と同じ色使い。
トーンが揃うだけで、ここまで違和感が薄れるのが分かると思います。

同じ色味・同じトーン

同じ色味・同じトーン

トーンも色味も揃っているので、非常に良くまとまる色使いですね。
ただし、揃えすぎるとインテリアでは逆効果になってしまうのは、こちらも同じ。

トーンを揃えつつ適度に色味に変化を付けることで、自然でまとまりのあるお部屋になります。

カーテンやラグを意識するときは

  • 色味よりもトーンを揃える
  • 基本色か補助色に合わせる
  • アクセントにするなら同じトーンの反対の色にする

このようなイメージで考えると、他のアイテムとマッチしたソファになるはずです。
色のトーンについては、こちらのサイトを参考にすると分かりやすいですよ。

トーン別の色相カラーチャート
色彩設計に便利なトーンチャートです。トーンは明度と彩度を組み合わせた色の概...

【シチュエーション別の選び方】

シチュエーション別の選び方

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使用する状況に合ったソファを選ぶと、値段以上に満足感があります
反対に、デザインはオシャレで気に入ったとしても、その「状況」に適さないタイプだと魅力は半減してしまいますよね。

人の数だけシチュエーションはあると思いますが、ここでは代表的なシーンをいくつかピックアップして紹介していきます。

1.一人暮らし

一人暮らし向けのソファ

一人暮らしでソファを置きたい場合は、とにもかくにも「置けるサイズ」を意識することがポイントです。
部屋数が少なく、それぞれが狭いことも多いので、くつろげるサイズよりも先に「置けるサイズ」を確認しよう。

基本は一人で使うことが多くても、置けるなら小さめの二人用がおすすめ。
よりリラックスして座ることができます。
肘掛けのないタイプだと座面を広く有効に使えるので、貴重なスペースを活かすことができます。

クッション材は、ポケットコイルなどの高価なタイプよりは、Sバネなどの安価なタイプのほうが一人暮らし向け。
結婚や転勤による引っ越しなど環境が変わりやすいため、高価な物は後々どうするか困ることが多くなります。

  • サイズ感が最重要
  • 小さな二人用だと使いやすい
  • 肘掛けがないと座面を確保できる
  • 高価なタイプは避ける

2.新婚~赤ちゃん誕生

結婚を機に引っ越ししてソファを買おうと考える人は、かなり多いと思います。
現在は夫婦二人だけの住まいかもしれませんが、もしかしたら赤ちゃんの誕生もあるかもしれないというシーンですね。

その可能性があるなら、ソファも赤ちゃんを想って選ぶのがおすすめ。
高さを変えられるタイプ、具体的には「脚を付け外しできるソファ」です。

脚を付け外しできるソファ

夫婦だけの時は脚を付けて普通の高さのソファにし、赤ちゃんが上るようになる前に脚を外して低いソファに変えることができるタイプが理想。
赤ちゃんは好奇心旺盛なので、必ずソファによじ登ろうとするはずです。

肘掛けも、できれば木がむき出しのベンチタイプではなく、しっかり柔らかいクッションで包まれたタイプがおすすめ。
ソファの肘掛けは子供の顔の高さにあるので、万が一ぶつけるとケガに繋がってしまいます。

  • 脚を付け外しできるソファだと赤ちゃんに対応しやすい
  • 肘掛けの柔らかいタイプにしよう
  • おしゃれさよりも赤ちゃんの安全を優先しよう

床生活が好きな人は、はじめから低いソファを選ぶと安心ですよ。

3.小さな子供のいる家族

子供が成長して小学校入学くらいになると、新婚当初に買ったソファはへたり始めるかもしれません。
「転落」に意識を向ける必要はなく、今度は「へたり」「汚れ」への対策を中心に考えていきましょう。

ポケットコイルやコイルスプリングの入ったソファは、耐久性が高め。
また、カバーを外して丸洗いできる「カバーリングソファ」は、子供のいる家庭にとても使いやすい機能です。

ポケットコイル&カバーリング機能

体も大きくなってくるため、家族みんなでよく座る家庭では、サイズもワンランクアップさせたいところ。
コーナーソファにするなど、よりみんなが快適に座れる工夫をする必要も出てきますね。

  • 子供がソファで遊ぶことを予め想定しておこう
  • 耐久性ならポケットコイルやコイルスプリング
  • カバーリング仕様なら手軽に洗えて清潔
  • 体の成長を考えてワンランク大きなソファにしよう

4.夫婦水入らず

夫婦水入らずに合うおしゃれなソファ

子供が成人して独立していくと、再び夫婦だけの住まいに。
長く家族で愛用してきたソファも、すでにクタクタになっているかもしれません。
子供のことを気にせず選べるので、思いきりインテリアにこだわるのもいいですね。

夫婦だけとは言え、小さいソファや一人掛けを並べるといったことは避けるべき。
来客のこともありますし、もしかしたら子供たちが孫を連れてくる日も、遠い未来じゃないかもしれません。
孫のために再び低いソファにする必要はないと思いますが、ほどほどの大きさは確保しておきたいところです。

  • インテリアに思いきりこだわってみよう
  • 夫婦二人でも小さすぎるソファは失敗の元
  • 来客のことも考慮しよう

5.腰痛がある場合

もしあなたが腰痛持ちという場合は、あまり低いソファは避ける必要があります
腰が痛くなりやすい人は、クッション性ばかり気にしがちですが、座面の高さも大事なポイント。

座面が低いと腰が曲がりやすく、立ち上がる時にも大きなエネルギーが必要になりますよね。
できれば座面の高さは40cm以上のやや高めのタイプにしましょう。

座面の奥行きも、広すぎると姿勢が悪くなりやすいので、浅めのタイプが向いています

  • クッションは硬めがおすすめ
  • 座面の高さは40cm以上を目安に
  • 座面の奥行きは50cm以下くらいにしよう

6.ダニアレルギーの心配がある場合

ファブリック生地のソファは、革に比べてダニに気を付ける必要があります
もしアレルギーなどがあらかじめ分かっている場合は、本革か合成皮革にするのがポイント。

ダニが表面に出てこれないので、被害を最小限に食い止めることができます。
ソファの下側まで革で覆われているソファはほとんどないので、あくまでお肌が触れる部分だけは割と安全というわけです。

どうしても革素材が好きじゃないという場合は、丸ごと洗濯できるカバーリング機能が必須
洗濯&乾燥をしている間に、布団乾燥機でソファ本体を「ダニ退治モード」でしっかり乾燥させるように対応しましょう。

  • ダニに強いのは合皮や本革素材
  • ソファの下はダニに注意
  • ファブリック素材ならカバーリング仕様で
  • 布団乾燥機を併用するとダニを退治できる

【他の家具と合うように選ぶ】

他の家具と合うように選ぶ

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せっかくのソファも、他の家具との兼ね合いがいまいちだと、インテリア性も使い勝手も悪くなってしまいますよね。
そこで、ソファと大きく関連のあるテーブルとテレビで相性を考えてみようと思います。

  1. テーブル:使い勝手
  2. テレビ:配置

という点を考慮することが大事になります。

1.テーブルと合わせる

ソファと関連するテーブルには、以下の3つがあります。

  1. ローテーブル
  2. こたつ
  3. ダイニングテーブル

ローテーブルと合わせる

ローテーブルと合わせる

ソファの前にローテーブルを置くことも多いはず。
飲み物やリモコンなどを置くのに、とても便利ですよね。

ローテーブルを使いやすくするには

  1. 奥行はないほうが使いやすい
  2. 座面は高めが使いやすい

という2点に気を付けよう。

奥行きがあると、よし掛かった時に足が前に出やすいため、ローテーブルだとぶつかります。
同じ理由で、座面の高さもある程度あった方が合わせやすいです。

こたつと合わせる

こたつと合わせる

こたつは光熱費を抑えて体を温めることができるので、冬は必須という人もけっこういるのではないでしょうか。
こたつに合わせる場合は、とにかく低いソファじゃないとダメです。

座椅子を広くしたような低さのソファじゃないと、足を奥まで入れることができません。
コーナータイプのソファだと、こたつを囲むことができるので、家族にピッタリですね。

背もたれが座椅子のようにリクライニングするタイプだと、いいか悪いかは別として、気持ちよく夢の世界に行くことができますよ。

ダイニングテーブルと合わせる

ダイニングテーブルと合わせる

チェアではなくソファで食事をしたい場合は、次の3点に要注意。

  1. チェアよりソファは低い
  2. チェアよりソファは柔らかい
  3. チェアよりソファは奥行がある

つまり、ソファで食事をする場合は

  • ダイニングテーブルとの高さを合わせる
  • 硬めのソファにする
  • 奥行のないタイプにする

ということが大事になります。
テーブルとの高さに関しては記事にてまとめてあるので参考にしてください。

硬さは、沈むような柔らかさじゃなければ問題はないでしょう。
奥行きも、浅めに座るようにすれば大丈夫です。

高さの関連性は意外と影響するので、ある程度合わせる必要があります。
初めからソファダイニングとして売られているタイプを選ぶのが、最も失敗がないのでおすすめです。

2.テレビに合わせた配置

ソファとテレビは、どこの家庭もとても関係が深いはず。
リビングにある家具の代表ですので。

テレビとの関係を意識する場合は、予め配置を決めておくのがおすすめです。

対面に置くパターン

対面に置くパターン

最もシンプルなのは、テレビに対して真正面にソファを置くレイアウト。
背もたれに体重を預けて、真っすぐテレビを見ることができます。

対面に置くパターンの図面

首や肩も疲れにくいため、テレビをよく見る人はこのレイアウトが最適です。
逆に言うと、この配置ができるようなソファ選びをすることがポイントになるというわけですね。

直角に置くパターン

直角に置くパターン

スペースの問題や、テレビアンテナの位置などにより、どうしても対面に置けないということも珍しいことではありません。
直角に配置する場合は、ソファをできるだけ離すこと。
近いほど首を回さないといけないので、姿勢も悪くなりやすく、あちこち凝ってしまいます。

直角に置くパターンの図面

また、背もたれと同時に肘掛けにも気を使いたいところ。
背もたれにクッションを置いてよし掛かれば真正面になるので、そのような方法で見やすそうなソファを選ぶのも賢い選択と言えます。

L字に一体化させるパターン

L字に一体化させるパターン

コーナーにテレビを置いてる場合などは、L字にソファを置くのもおすすめ。
どっちに座っても、同じようにテレビを見ることができます。

L字に一体化させるパターンの図面

リビングの一体感も出るので、インテリア的にもまとまりやすいですよ。

番外編:高さも意識しよう

最もテレビを見やすい高さは、画面の縦方向の中央をやや見下ろすくらいと言われています。
目線よりも画面が上にあると猫背になりやすく、肩こりの原因に。

近年ではテレビがとても大きいため、低いソファは総じて見上げる形になりやすく、それだけ体に負担がかかっている可能性も。
テレビを長時間見る人は、座面の高さが40cmを超えるくらいのソファがおすすめです。

【デザイン・テイストで選ぶ】

デザイン・テイストで選ぶ

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ソファは使い勝手も大事ですが、インテリアとしての見た目も同じくらい重要ですよね。
きっと「インテリアに凝ってる人」は、既にどんなデザインのソファが欲しいのかイメージできていると思うので、ここではシンプルに

  1. 北欧風
  2. ナチュラル風
  3. モダンインテリア

の三つに合うソファのポイントを紹介しようと思います。

1.北欧風

北欧風ソファ

北欧風は、木の素材感を活かしつつ「色味」をしっかり取り入れていくことが大事。
また、北欧デザイン独自の形状のアイテムを揃えることで、お部屋に統一感が出てきます。

ソファに関しては、おすすめはベンチタイプ。
木製の肘付きのソファは、北欧インテリアとの相性抜群です。

あえて色味のハッキリしたものを選ぶという方法もあります。
ソファのような大きな家具でアクセントを付けるのは意外と難しいものですが、おしゃれなアイテムを目立たせて、お部屋のメインにするという発想ですね。

色味のハッキリした北欧風なソファを、お部屋の真ん中に「ドンッ」と置くことで、一気にお部屋を北欧風にしてしまおうという戦法です。

小物をアレコレ考えるよりも、あっさり北欧の風を感じるお部屋になりますよ。

北欧風ソファ

2.ナチュラル風

ナチュラル風ソファ

ナチュラルと北欧は、木の素材感を大事にするという点では似ています。
が、大きく違う点は色の使い方。

ナチュラル風にする場合は、ハッキリした色味よりも少し淡い色味のほうが似合います
アースカラー(大地・空・海・植物…などを連想させる色味)を中心に、やさしい色味を差し色にすることで、よりナチュラルな雰囲気になっていきます。

⇒参考:アースカラーのカラーチャート

特に、ブラウン・グリーン・ブルーといった色を上手に使うのがポイント。
グリーンやブラウンはソファにも取り入れやすい色味ですね。

スタイリッシュさよりもやさしい印象のほうがマッチするので、柔らかそうなファブリックのソファがとてもよく似合いますよ。

ナチュラル風ソファ

3.モダンインテリア

モダン風のソファ

都会風で今風な、かっこいいインテリアの総称です。
優しい雰囲気の真逆で、洗練された大人の空間というイメージでしょうか。

スチールの脚や、薄くてスタイリッシュな肘掛けが魅力ですね。
グレーはモダンな雰囲気の代表的な色。

写真のように、色味をアクセントとして取り入れると、おしゃれにまとまりますよ。

モダン風のソファ

【搬入できるソファを選ぼう】

搬入できるソファを選ぼう

意外と見落としがちなのが、搬入のこと。
ソファは大きな家具なので、搬入できない可能性も少なからずありますよね。

しっかり梱包サイズを確認し、お部屋に入れることができるソファを選ぼう。

1.梱包サイズで気を付けるポイント

ソファを購入するときは必ず梱包サイズを確認することが大事。
一体型のソファだと非常に大きくなるので、一戸建てでも窓からじゃないと搬入できない可能性もあります。
ただ、多くは分割して梱包されているので、一つ一つのサイズは抑えられています。

最も大きなサイズを把握することが一番大事で

これが入れば他も入る

という視点がポイントです。

分割梱包されたソファ

通販のソファだと、ここまで小さくなっているものも珍しくありませんよ。

2.搬入経路もしっかり確認しよう

どこからどうやってお部屋に入れるかを、予めシミュレーションする必要があります。

  • 玄関や室内ドアを通ることができそうか
  • エレベーターに入りそうか
  • 階段の踊り場で回転できそうか
  • 万が一の時は窓から搬入できそうか

このようなことを、スケール片手にチェックしていこう。

搬入経路を確認しよう

特に気を付けたいのが、ハイバックソファ。
幅は分割しやすいのですが、背もたれと座る部分は分割して梱包しにくいため、ハイバックだと非常にボリュームのある梱包サイズになっている可能性もあります

ハイバックソファ

脚付きのソファなどは、たいてい脚が取り付け式になっているので、梱包自体はコンパクトになります。
カウチソファなども分割されていることがほとんどで、メーカーも日本の住まいの事情をしっかり考慮しています。

それでもしっかり確認することで届くまでの不安感がなくなり、到着がより楽しみになりますよ。

まとめ

ソファの選び方は、

  • 構造
  • 種類
  • サイズ
  • シチュエーション
  • 他の家具との関係
  • デザイン・テイスト
  • 搬入できるソファ

を熟考するのがポイント。
難しく考えず、一つ一つ楽しみながら決めていくことができれば最高ですね!

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