収納付きベッドは湿気に注意!必ず実践すべき5つのカビ対策

収納付きベッドは湿気に注意!必ず実践すべき5つのカビ対策 インテリア情報・豆知識
IC 広島
IC広島

インテリアコーディネーター監修!チャンネル登録者4万人超え!YouTubeも見てね!

お部屋づくりのお手伝いします!

収納付きベッドの湿気に悩んではいないでしょうか。
構造上、どうしても通気性が悪くなりやすいため

気が付いたらカビが…

なんてことになる可能性も。
そこで、収納スペースを大きく

  • 引き出し部分
  • 仕切りのない広い部分

の2つに分けて、湿気対策の方法を紹介しようと思います。
今悩んでいる人も、これから収納ベッドを買おうとしている人も、ぜひ実践してほしい大事なポイントです。

収納スペースごとの湿気対策

収納スペースごとの湿気対策

収納ベッドは大きく分けて3種類。

  1. シンプルな引き出し付き
  2. 引き出しが2段になったチェストベッド
  3. 床板が持ち上がる跳ね上げ式

でも、収納スペースの形状は前述の通り2パターンになるため、収納スペースの形状ごとに対策を紹介しようと思います。

引き出し部分

引き出し部分

最も一般的な収納部分ですね。
引き出しの湿気対策は、次の2点がポイントです。

  1. 普段使いの物を入れる
  2. 吸湿シートを入れる

1.普段使いの物を入れる

普段使いの物を入れることにより、頻繁に開け閉めをすることになりますよね。
湿気がこもることなく、特に意識しなくても勝手に湿気が逃げて行ってくれます。

2.吸湿シートを入れる

引き出し部分は狭いので、湿気を吸収するシートがおすすめ。
いくらコンパクトでも四角い形状の物は、引き出しに入れると邪魔になります。
ただでさえ狭くて貴重な収納スペースなので、薄いシート状が最適ですよ。

↑ この吸湿シートは、押し入れサイズから普通にシングル・セミダブルなどもあるのでおすすめ。
収納スペースと合わせてマットレスの表面や裏にも敷くことで、かなり湿気を吸収してくれます。

仕切りのない広い部分

仕切りのない広い部分

跳ね上げベッドの収納スペースや、引き出しの反対側に広い収納スペースがあるタイプですね。
広い収納スペースの場合は、次の3点を意識しよう。

  1. すのこを敷いて物を収納する
  2. 不在時に空け放しておく
  3. 小型除湿器を使う

1.すのこを敷いて物を収納する

直に物を置かず、すのこを敷いてその上に物を置くようすると、通気性が良くなります。
押し入れ用などの小さなすのこがあるので、それをいくつか合わせるのがいいですね。

ただ、すのこの高さだけ収納力が落ちてしまう難点があります。

2.不在時に空け放しておく

広い収納スペースは、数回開け閉めしただけでは解消されにくいため、外出するときに開けっ放しにしておくのも賢い方法。
見た目は悪いですが、湿気は空気中にしっかりと拡散してくれます。

やや高い位置から収納スペースめがけて扇風機を回しておくというのも、効率よく空気が循環してくれそうです。

3.小型除湿器を使う

お部屋全体の除湿ができれば理想ですが、それを言うとキリがないので、小型除湿器で収納スペースを重点的に除湿します。
特に跳ね上げ式のベッドに効果的。
床板が閉まらないよう10cmくらいの物をはさみ、中を除湿しよう。

ガッツリ開けてしまうと小型では間に合わなくなり、閉め切ってしまうと新鮮な空気の循環ができません
閉め切って除湿したほうが効果は高まりますが、淀んだ空気を循環させてもあまり気持ちのいいものではありませんよね。

収納ベッドを検討している人が気にすべきポイント

収納ベッドを検討している人が気にすべきポイント

geralt / Pixabay

そもそも収納ベッドはなぜ湿気に弱いのでしょう。
それは

湿気の逃げ場所がない

からです。
収納ベッドだからと言って特別暑苦しいわけでもなく、湿気を吸収するわけでもありません。
構造的に湿気が「こもってしまう」ため、カビなどの悪影響が出やすくなってしまうというわけですね。

今まで紹介した対策は、逃げ場を失った湿気を強制的に「逃がす」方法。
言わば対応策です。

次に紹介するのは、湿気を「こもりにくくする」という方法
収納ベッドを検討している人が気にすべきポイントです。

そういう構造の収納ベッドを選ぶことで、少しでもカビの心配を減らすことができます。
それには次の2点が大事なります。

  1. 収納スペースに湿気が行きにくい
  2. マットレスの裏に隙間がある

1.収納スペースに湿気が行きにくい

収納スペースは湿気の逃げ場がないので、できるだけそこに湿気が行かないような構造が理想
それには「ボックス構造」と呼ばれるタイプがおすすめです。

ボックス構造の収納

左側は一般的な引き出し部分の構造。
ここに床板を乗せてマットレスを乗せてという感じで使いますが、隙間がとっても多いですよね。
そこから湿気やホコリが入りやすいつくりと言えます。
隙間が多いと通気性がいいように感じますが、フレームの内部だけで隙間が多くても湿気対策には意味がありません。

右側がボックス構造と呼ばれるタイプ。
引き出し部が独立していて、前面の開閉部分以外に隙間がありません。

独立した引き出し部分

このように、収納スペースがしっかり独立した形状になっていて隙間がないので、湿気が入りにくくなっています。
ホコリも入りにくいため、ホコリを栄養源にしているカビにも強い構造と言えます。

2.マットレスの裏に隙間がある

マットレスの裏側も非常にカビが心配な場所。
収納ベッドでは、すのこ床板にすると収納スペースに湿気が行き放題になってしまいますよね。
なので基本はすのこじゃないのがほとんど。

ただその中にも「すのこ+床板」というタイプがあります。

「すのこ+床板」というタイプ

すのこの下には床板があるので、マットレスが上に乗っていれば画像のような空気の流れはさほどできません。
が、床板とマットレスの接地面が減るのでわずかながら湿気に強くなります

一般的な収納付きベッドの床板

一般的にはこのような床板なので、すのこタイプと比較するとすのこのほうがカビに強いことがイメージできると思います。

収納付きベッドの床板にすのこを敷く

↑ すのこを収納ベッドに敷くという発想もありです。

折りたたみすのこ

最初からすのこになった収納ベッド

合わせて配置にも気を配ろう

「ボックス構造+すのこ仕様の床板」の収納ベッドにすることで、完ぺきではないにしろ通気性が改善できます。
さらに収納ベッドでは、サイド部分を壁から少し離してレイアウトしよう。

通気性が良くなるほか、収納のしやすさもグッと良くなります。
そういう配置が可能かどうかを先に検討できればバッチリですね。

まとめ

収納ベッドは湿気に弱いので、しっかり弱いなりの対応が必要。
特にカビが生えてこないよう湿気を逃がす工夫をしよう。

これから収納ベッドを検討する場合は、住まいがどれくらいカビやすいか、壁から離して配置できるかなどを予め考えておくのがポイント。
どんな物にもデメリットはあるので、上手に付き合っていくという発想が大事になりそうですね。

こちらも合わせて参考にしてください。

タイトルとURLをコピーしました