と悩んではいませんか?
ワンポイントでクロスのデザインが変わっていると、とっても素敵な空間になりますよね。
とは言え、簡単に貼りかえることもできないため、デザイン選びは慎重になりがち。
そこで、トイレという狭い空間でのアクセントクロス選びのポイントを紹介します。
クロス選びの7つのポイント
トイレのクロス選びでは、次の7つを意識しよう。
- 寒色系と暖色系
- ストライプとボーダー
- 無地・単色の色選び
- チェック柄の印象
- クロスを貼る面
- 柄を2種類使う時は要注意
- 黒は圧迫感が大きい
1.寒色系と暖色系
暖色:赤系の色合い
↑ 寒色は、実際よりも小さく・奥にあるような錯覚が生まれます。
↑ 反対に暖色には近くにあるような印象になります。
並べてみると、暖色系のほうが壁が迫ってきているように感じませんか?
寒色のほうが広く感じます。
暖色は、夏は暑く感じ、冬は温かく感じる
四季のハッキリしている日本では一長一短ですが、狭い空間ということを考えると寒色をメインに使うほうが広いトイレを演出できるのでおすすめです。
また、寒色は「冷静」さを促し、暖色は「興奮」を促すといった点や、寒色系は清潔な印象もあるため、総合的には寒色が向いているかなと思います。
色の視覚的な作用については、クロスとは違いますが、カーテンの色についての記事で紹介していますので、合わせて参考にしてください ↓
2.ストライプとボーダー
↑ ストライプ柄は、天井が高く感じるデザインです。
階段下にあるトイレで、天井の一部が低くなっている場合なんかは、少しでも天井が高く感じることができるので向いています。
↑ ボーダー柄は横方向に広く感じることができるので、奥行や幅を広く見せることができます。
3.無地・単色の色選び
単色や無地のクロスの場合は、色の明るさ・トーンを抑えた選択がおすすめ。
というのは間違いで、色の印象しかないので明るくすると逆に悪目立ちしてしまいます。
↑ トーンを抑え、少しくすんだ色、スモーキーな色にすることで、おしゃれな雰囲気を演出できます。
4.チェック柄の印象
チェック柄に代表される「規則正しく整理されたデザイン」は、管理の行き届いた清潔感のあるトイレを印象付けてくれます。
小さめのチェック柄は、カジュアルでファッショナブルな印象が強くなります。
↑ 大きめのデザインだと、少し大人っぽい印象に。
グッと落ち着いた雰囲気になりますよ。
5.クロスを貼る面
↑ 今までは手洗いのある方をアクセントにしてきましたが、このように奥側にアクセントクロスを貼っても違和感はありません。
メインの壁に貼るのが基本なので、手洗いや鏡などがないトイレでは、便器の後ろ側に貼るのがおすすめです。
↑ ドアを開けた正面の壁に貼ると、第一印象で素敵な雰囲気を印象付けることができます。
という視点で考えるのがいいと思います。
↑ オシャレな雰囲気が伝わりやすいよう広めのトイレを想定してきましたが、このような一般的なサイズ感のトイレでは、正面に貼るのが最も無難です。
サイドだけだと奥に長いトイレという印象になり、逆に幅が狭く感じてしまいます。
また、全面だとアクセントにならず、狭さを感じてしまうので気を付けよう。
6.柄を2種類使う時は要注意
↑ トイレは狭いので、柄を2種類使うと思っている以上にガヤガヤして落ち着かない雰囲気になるので要注意。
控えめなデザインでも、意外と主張してきます。
↑ グリーンのチェック柄のほうが圧倒的に印象は強いですが、正面に貼ってある模様くらいのデザインでも、ややうるさい感じになります。
あえて、アイボリー系で模様がほとんどない壁紙のほうが、グリーンのチェック柄のおしゃれな雰囲気が際立つように思います。
7.黒は圧迫感が大きい
↑ 黒は圧迫感が非常に大きく、特に囲まれる空間にはあまり向いていません。
施設などたまにしか利用しないトイレであればいいのですが、自宅のトイレだと落ち着かないデメリットの方が大きくなってしまいます。
↑ モノトーン系が好きな人は、例えばグレージュ系にするのもおすすめ。
圧迫感をグッと抑えることができ、なおかつモノトーンな雰囲気も両立できます。
おしゃれな人気スタイル10選
次は取り入れやすい人気のスタイルを10種類紹介します。
北欧風に合うグレーのレンガデザイン
レンガのデザインにするだけで、オシャレ感がググっと上がりますよね。
落ち着いた明るいグレーにすれば、北欧風なインテリアにもピッタリです。
狭いトイレにはブルーのタイル調デザイン
ブルーが狭さを解消し、清潔感のある印象にしてくれます。
タイルは水回りと相性がいいですよ。
おしゃれなネイビー系クロス
おしゃれで高級感のあるネイビーは、濃いと圧迫感が強くなるので要注意。
白い柄が入っていると、圧迫感なく高級感だけを取り入れることができますよ。
ナチュラル風にはやっぱり緑が似合う
グリーン系のクロスは、ナチュラル風インテリアの鉄板。
薄めの色にすれば広がり感も出ます。
高級感のある黒いクロス
メインの壁だけなら、圧迫感が大きいというデメリットを軽減し、黒の高級感のある雰囲気を取り入れやすくなります。
狭いトイレに使うのは、個人的には非推奨です。
モダンでかっこいい石目調クロス
石でできた家具は、きっと住まいを見渡しても少ないと思います。
それゆえクールでモダンな印象が強くなります。
シックなダークブラウンの木目
濃いめの色が好きな人は、木目を選ぶのもおすすめ。
ダークブラウンだと狭い印象になりがちですが、木のやさしい雰囲気が、圧迫感を軽減してくれます。
ピンクでかわいいトイレ
薄いピンクにすれば、女性っぽい色という印象より、清潔で広いトイレという印象が強くなります。
「夫婦+3姉妹」といった家族なら、このような薄いピンクにすれば旦那も了承してくれるかもしれませんね。
斜めデザインはエレガントな雰囲気
インテリアは縦横が基本なので、あえて崩すことでエレガントな印象にすることができます。
あまり広い面を斜めにすると落ち着かないので、狭くて滞在時間の短いトイレ空間には合っているかもしれません。
和風で落ち着いたモスグリーン
和風な住まいや和モダンを意識したトイレなら、モスグリーンがぴったり。
ザラザラしたようなデザインだと砂壁や和紙をイメージさせるので、よりマッチすると思いますよ。
まとめ
トイレは毎日、しかも一日に何度も行く場所なので、あまり印象の強すぎるデザインは避けるようにしよう。
また家族みんなが必ずしも同じ好みではありませんし、来客が使うこともあると思います。
毎日のように見てもイヤにならないデザインで、かつ個性的すぎないデザインに抑えるくらいがちょうどいいラインですよ。