と悩んではいませんか?
やや濃いめの色なので、心配になってしまいますよね。
そこでリビングダイニングをウォールナットで揃えている実例を紹介し、インテリアコーディネーターが解説していきます。
やっぱり見てみるのが一番ですね。
ウォールナットを活かした8つの部屋
ウォールナットは直訳すると「クルミ」ですが、家具で使われる場合は主にクルミ科の「ブラックウォールナット」を指します。
ブラックという文字の通りやや濃いめの色で、かたくて重く、加工性がいいといった特徴があります。
参考:ウォールナットとは?オークやクルミとの違いって?/All About
では床色別に、主にリビング・ダイニングを紹介します。
床もウォールナット系
まずは、家具も床もウォールナット系の雰囲気です。
なんて想像している人に参考になると思います。
テレビボード・シェルフ・サイドテーブル・ダイニングテーブルといった家具類がウォールナットでまとめられています。
フローリングに加え、柱や天井の一部にも木目が使われており、窓にはウッドブラインド。
徹底的にブラウン系で揃えられていますよね。
これを「暗い」と感じるか「落ち着いた雰囲気」と感じるかが「好み」ということになりそうですね。
個人的には、温かみがあって落ち着いた大人っぽいテイストで好きな雰囲気です。
テレビの背面とカウンター下に、おそろいのアクセントクロスを配しているあたりに、こだわりを感じてしまいます。
明るいホワイト系の床色
次はホワイト系の床にウォールナットを揃えた雰囲気です。
家具はもちろん、ドアなどもウォールナットで統一されています。
床がホワイト系だと、コントラストがくっきりしていてエレガントなイメージになりますよね。
高級感のある雰囲気になります。
インテリアグリーンを置くことでグッとリラックス感が増し、過ごしやすい空間になっている印象。
モダンっぽさとナチュラルさがいい感じでコーディネートされていますね。
明るいナチュラル系の床色
明るめのナチュラル系フローリングで、ウォールナット家具を揃えるとこんな雰囲気です。
石目長のアクセントクロスやスタイリッシュな間接照明など「モダン」なテイストがありますが、インテリアグリーンとナチュラル系のフローリングにより、やさしく居心地のいい空間になっていますよね。
カーテンが濃いグレー系なので、夜は少しシックで大人っぽい雰囲気になりそうです。
ダークブラウン系の床色
床や建具がウォールナット家具よりも濃いめの場合は、このような雰囲気。
同系色というイメージになりますね。
そしてやっぱり、おしゃれなお部屋にはインテリアグリーンが必ず置いてあります。
特にブラウン系とグリーン系は相性がいいので、ウォールナット家具で統一する場合は、インテリアグリーンの配置も予め検討しておくのがいいかもしれません。
リビングダイニング向きのウォールナット家具
好みのテイストはあったでしょうか?実例を見るとイメージが膨らんでくると思います。
いい感じにまとめるポイントは
- ダイニングテーブル
- テレビボード
- センターテーブル
といった大きな家具をウォールナットに揃えていくのが、王道パターン。
床色がウォールナットなら、それだけで十分なくらい統一感があります。
さらに、床色がホワイトやナチュラル系だったり、リビングダイニングが広めの場合は
- サイドテーブル
- ウッドブラインド
なども合わせることで、ブラウンの面積が増えて統一感が出るはずです。
無垢材と突板(つきいた)
ウォールナットの家具を揃えるときに知っておきたいのが
- 無垢材
- 突板
という2つ。
突板は、表面だけが本物のウォールナット
こう書くと突板がニセモノみたく感じてしまいますが、それは違います。
貴重な資源を有効に使えるのが突板で、エコな制作方法です。
無垢材はさらに
- 一枚板
- 集成材
に分けられます。
集成材は、いくつかの無垢材を合わせたもの
市場に出ている無垢材テーブルの多くは集成材になり、一枚板は貴重で高価なのでしっかり「一枚板」として分けられています。
無垢材の方が価格が高く、突板の方が安くなります。
見た目はほとんど分かりません。
こだわって予算を投入できるなら無垢、見た目を揃えつつ妥協できるなら突板という選択がいいように思います。
ちなみにプリント紙(ウォールナット柄が印刷された強化紙)などの化粧板もありますが、
と考えると、ここは妥協するかどうか熟考したいところです。
床をウォールナットに替える
最近は床のDIYアイテムもかなり豊富で、ニトリなどにも売られています。床色がウォールナットになるだけでもかなり雰囲気がしっとり大人っぽくなるので、少し手間は大きくなりますけど取り入れてみる価値は十分ありますよ!
ダイニングテーブル
ダイニングの主役はやっぱりダイニングテーブル。思い切ってウォールナット無垢のテーブルを置いてみるのはどうでしょうか。
存在感が大きいので、リビングダイニングが一気にウォールナットに染まりますよ!
テレビボード
テレビボードも存在感が大きく、そしてテレビはメインの壁面にあることも多いので目が行きやすい位置ですよね。なのでウォールナットで揃えたいところ。
必ずしも無垢や突板にこだわることもないですけど、無垢の家具に囲まれてプリント紙などの家具があると悪目立ちするので気をつけてください。
センターテーブル
センターテーブルは必ずしも置かなくても大丈夫です。ベランダへの動線が狭くなるなどスペースによってはサイドテーブルの方が使いやすいので、ケースバイケースでどちらかを置くと良さそうですね!
まとめ
ウォールナットはやや濃いめの色ではありますが、家具を統一する程度なら暗くなってしまう心配はほとんどありません。
床や壁・天井・ドア・建具など、変えられないものにウォールナットが使われている場合は、バランスを考えて少しずつ足していこう。
そもそもウォールナットの木目が好きな人なら、ある程度囲まれても大丈夫なはずです。
が、家族の意見もしっかり聞いて、みんなが暮らしやすいリビングダイニングにすることを基本にすることが大事になりそうですね。