という疑問はないでしょうか。
ロフトベッドは高さがあるので、やっぱり丈夫さや耐震性が気になりますよね。
そういう時は「大人向け」を選ぶのがおすすめ。
ロフトベッドは、大人用・子供用とは分かれていませんが、デザインを含め、「大人に向いているタイプ」があるのも事実。
そこでこのページでは、大人用に適したロフトベッドの選び方のポイントを紹介しようと思います。
大人用で押さえておきたい5つの注意点
ロフトベッドを大人が使う場合は、子供が使う時とは違った視点で選ぶことが大事。
子供と比べて大人は
- 体格が大きい
- 運動能力が衰えている
- 子供っぽいデザインを嫌う
という特徴があるため、シンプルに
- 体格が大きくても使えるタイプ
- 衰えた運動能力を補えるタイプ
- 大人向けのオシャレなデザイン
を気にすることがポイントになります。
つまり
- 耐荷重(たいかじゅう)
- サイズ
- 高さ
- 昇降スタイル
- デザイン
の5点をしっかり考える必要があるということになります。
1.耐荷重は体重+30kgあると安心
大人が使う上で一番大事なのが、大人の体重をしっかり支えることですよね。
ベッドでは「耐荷重」で表されます。
注意したいのは、一般的な耐荷重は「止まっている状態」の数字を表しているということ。
実際には、寝返りや昇降時など動いているときも多いため、少し余裕を持たせる必要があります。
動いていなくても、ベッドに座るときは体重が一点に集中してしまうため、+30kgくらいあると安心。
男性なら耐荷重100kg以上、女性でも90kg以上あると、平均的な体型なら問題なく大人でも使うことができますよ。
2.基本はシングル、広さにこだわる人はセミダブル
セミダブル(幅が約120cm)のロフトベッドも、種類は減りますがあります。
ただ、圧迫感の出やすいロフトベッドで幅も大きくしてしまうと、さらに圧迫感が強くなってしまう点には気を付けなければいけません。
広い寝床で寝たいというこだわりのある人以外は、シングルサイズ(幅が約100cm)がおすすめ。
一般的な一人用サイズなので、窮屈になることはありません。
ロフトベッドでも広く寝たいという人は、別記事に書いてありますのでそちらを参考にしてください。
3.高さは低いに越したことない
↑ハイタイプ
↑ミドルタイプ
↑ロータイプ
ハイタイプは、ベッド下スペースを広げられる反面、昇降の手間や揺れの大きさ・圧迫感がデメリットに。
ロータイプは、安定感があり圧迫感は少ないものの、ベッド下が収納スペースに限定されてしまいます。
どのような使い方をしたいかに合わせるのが最も大事ですね。
でも、大人の場合は低いほうがメリットが大きくなるということも事実です。
むやみやたらに高いタイプを選んだりすると失敗の元なので、どのような使い方をしたいのかハッキリ決めておくのがおすすめです。
- ベッド下を居住スペースとして使いたいのか
- ベッド下にハンガーで衣類収納したいのか
- ベッド下にはチェストや収納ケースだけで十分なのか
この辺りをイメージしておくと、高さがあったほうがいいのか、低めで十分なのかが見えてきますね。
衣類収納は、長さのあるものを掛けたいなら、ハイタイプにする必要があります。
中間くらいの高さのミドルタイプでも衣類収納は可能ですが、ワンピースなど長さのあるものを掛けると床に付いて汚れてしまうため、どのような衣類を掛けるかという部分までも考慮しておくと、失敗も減りますよ。
【高さによるメリット・デメリット】
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ハイタイプ | ベッド下にソファやテレビを置ける | 圧迫感が強く、揺れやすい |
ミドルタイプ | ベッド下空間を保ちつつ圧迫感を減らせる | 居住空間にすると頭をぶつけやすい |
ロータイプ | 圧迫感を感じさせず収納量を増やせる | ベッド下は収納以外に使えない |
4.ハシゴか階段かはメリットデメリットで決める
昇降スタイルは、主に「ハシゴ」か「階段」になります。
一般的にはハシゴですね。
それぞれ特徴があるので、大人が使うという前提でのメリット・デメリットを比較してみました。
【階段とハシゴのメリット・デメリット】
メリット | デメリット | |
---|---|---|
階段 | 昇降が安全 幅が出るので揺れに強くなる | 寸法が大きくなる 価格が高くなる |
ハシゴ | 手軽に位置を変えられる 外すこともできる | 階段に比べ足を踏み外しやすい 斜めに掛けるタイプは意外と邪魔になる |
階段のほうが種類が少ないため、好みのタイプがあるかどうかは微妙。
安全性を重視したい人は階段、コンパクトさや手軽さを重視したい人はハシゴにするのがおすすめです。
5.大人っぽいデザインより、子供っぽくないデザイン
デザインも大人が使う上では、とても重要なポイントですよね。
考え方としては、
ではなく
という基準のほうが、選択肢が増えます。
大人っぽいロフトベッドと考えてしまうと、なかなか見つけることができなくなってしまいます。
とは言え、そこまで露骨に子供向けじゃなければ、アレンジで大人っぽくすることは全然可能ですよ。
黒×スチールでモダンなお部屋に
スチールは無機質さが特徴なので、都会的・今風・モダンといったテイストになります。
黒×低いデスクなら圧迫感も減る
黒いデスク付きは全体的に大きく圧迫感がありますが、デスクの天板を低くできるタイプなら、圧迫感も減ります。
白×デスク付きならさらに圧迫感も軽減
白×スチールにすれば圧迫感は大幅に減り、デスク付きでもスマートに置くことができます。
階段付き×ロータイプなら大きさを感じさせない
階段付きはサイズが大きくなってしまいますが、ミドルやロータイプなら大きさを感じさせず圧迫感もありません。
ロフトベッドの圧迫感をとことん減らすなら白いタイプ
白は、ロフトベッド本体の大きさを小さく見せてくれる上に、周囲を明るくしてくれる色です。
可愛いアイアンタイプなら女性らしさを演出できる
女性ならクルッと可愛いアイアンタイプで、女性らしさを演出することもできます。
「木」を取り入れることで温かみが出る
支柱を「木」にすることで、無機質な雰囲気に温かみがプラスされます。
ナチュラルインテリアには木製のロフトベッド
ナチュラル風なお部屋にはスチールは似合わないので、全て木でできたロフトベッドがおすすめ。
カントリー風なら少し濃いめの「木」がピッタリ
カントリー調のお部屋にも「木」が最適ですが、少し濃いめにすることでナチュラルよりカントリーな雰囲気になります。
ダークブラウンでも低くすれば圧迫感は減る
濃い色は圧迫感が大きくなりがちですが、ミドルタイプにすることでちょうど良くまとまります。
【大人が使いやすい5つのおすすめロフトベッド】
選び方のポイントを踏まえたうえで、暮らしの専門家であるインテリアコーディネーターの視点で、おすすめを5つ紹介します。
※詳細は下部でも紹介しています。
【大人向けのロフトベッド 比較表】
1.耐荷重に余裕を持たせて安心して寝たい人は「Rostem(ロステム)」
Rostem(ロステム)は、耐荷重が120kgのしっかりしたタイプ。
大柄な男性でも使いやすく、安心して全体重を預けることができます。
階段付きで、高さは二段階に調節可能。
ハシゴの昇降に不安のある人に、特におすすめです。
2.広々寝たい人はセミダブルのロフトベッド
体格がいい人や広いベッドで寝たい人は、セミダブルのロフトベッドがおすすめ。
大きさがあるため圧迫感は出てしまうものの、セミダブルのゆったり感は本当に気持ちいいですよね。
耐荷重も120kgと高めなので、大人用に使うにはピッタリ。
高さも二段階に変えることができますよ。
3.圧迫感を出したくないならロータイプのロフトベッド
ベッド下を、居住スペースではなく収納メインにしたい場合は、圧迫感のない低いタイプがおすすめ。
このロフトベッドなら、階段付きで大きさが出ても、低めなので圧迫感がありません。
ここまで低いと収納スペースだけに割り切れるので、逆にスペースを無駄なく使いやすいメリットもありますよ。
4.やさしい雰囲気にしたいなら木製で温かみのあるロフトベッド
スチール素材がイヤな人は、木製で温かみのあるロフトベッドがおすすめ。
子供の画像だとどうしても子供向けに見えてしまいますが、大人でも全然違和感なく使えます。
やさしい木の雰囲気がおしゃれで、スチールの無機質な感じが苦手な人には特におすすめです。
木製家具との相性もバッチリで、温もりのある雰囲気になりますよ。
5.手軽にゴロンと横になりたい人は「Hammox(ハンモックス)」
ロフトベッドの弱点は、疲れた時に手軽のゴロンと横になれない点ですよね。
昇降のデメリットがあります。
Hammox(ハンモックス)は「ハンモック」の付いた珍しいロフトベッド。
休憩の時に横になったり、テーブル付きなのでハンモックをチェア代わりにしたり、いろんな使い方ができます。
ハンモックを外せばナチュラルな雰囲気のロフトベッドなので、どんなお部屋にも合わせやすいデザインですよ。
まとめ
ロフトベッドを大人用に使う場合は、子供向けとは違った視点で考えることが大事。
- 耐荷重は体重+30kgあると安心
- 広さにこだわる人以外はシングルがおすすめ
- 高さは低いに越したことない
- ハシゴか階段かはメリットデメリットで決める
- 大人っぽいデザインより子供っぽくないデザイン
という5つを意識することで、大人に使いやすいロフトベッドを選ぶことができますよ。
ロフトベッドのおすすめはこちらでも紹介しているので、合わせて参考にしてください。
ロフトベッド自体のメリットやデメリットについては、こちらも参考にしてください!