と悩んではいませんか?
無印やニトリなど有名メーカーをはじめ「低価格商品」が目立ちますが、安すぎると寝心地にも不安が残りますよね。
そこで、「ちょといい」脚付きマットレスの上手な選び方やおすすめを紹介します。
脚付きマットレスの特徴
まずは簡単でいいので、メリット・デメリットを知ろう。
合う合わないが大事なので、本当に脚付きマットレスが自分に向いているかを検討するのに役立ちます。
メリット・デメリットの詳細は別記事にまとめてあるので、そちらを参考にしてください。
メリット
脚付きマットレスはシンプルなデザインが魅力。
インテリアに主張しすぎることがなく、テイストを選びません。
逆にカバー類でインテリア性を出すことができます。
価格はフレームがない分、やや安めの設定。
普通の「フレーム+マットレス」にはない分割タイプや、ショート丈・ダブルクッションタイプなど種類もそこそこあります。
デメリット
マットレスに脚が付いているため「マットレスだけを交換できない」という大きなデメリットがあります。
ただ、後述しますが、ものによっては改善されています。
フレームがないので、やや高級感に欠ける点もデメリットでしょうか。
基本は「安い価格路線」のタイプが多いと言えます。
またフレームがないので、小物を置く棚が欲しいときは別に用意する必要があります。
「ちょっといい」脚付きマットレスの選び方
次は上手な選び方を紹介します。
価格重視の場合は、とにかく安いショップを探すことで解決できるため、ここでは
- 寝心地の良さ
- 長く使いやすい
など、ちょっといいタイプの選び方を紹介します。
ポイントは次の5つです。
- ポケットコイルを選ぼう
- 寝心地のいいコイル数の基準
- 高さ(脚の長さ)
- 一体型か分割型か
- サイズの決め方
1.ポケットコイルを選ぼう
脚付きマットレスは、大きく
- ポケットコイル
- ボンネルコイル
に分けられています。
「ちょっといい」という条件の場合は、ポケットコイルがおすすめ。
体圧分散に優れ、多くの人が「寝心地がいい」と感じることができます。
低価格帯のボンネルは、寝てもあまり違いが感じられません。
寝心地より通気性重視
このような人には、ボンネルが向いています。
2.寝心地のいいコイル数の基準
ちょっといい脚付きマットレスの大きなポイントが、この「コイル数」。
特に価格の安い「ポケットコイルの脚付きマットレス」は、コイルの数が少なく作られています。
最安値級だとシングルで約256個辺りで、これでは寝心地も耐久性もあまり期待できません。
数が全てではないにしろ、見えない部分なので、購入時には数が大事な基準になるんですね。
ポケットコイルなら
個人的に「ちょっといい脚付きマットレス」と呼べるラインがこれです。
コイル数が多いと、コイルがきめ細やかな働きをしてくれるので、少ないよりも上質な寝心地になります。
一つ一つにかかる負荷も分散されるため、耐久性も良くなり、へたりに強くなります。
また、コイル数が多いと「硬め」に感じるのですが
柔らかい寝床 ⇒ 上に敷くもので硬くできない
という性質があるので、やや硬め(≒コイル数多め)にすることで、好みの寝心地をコントロールしやすいメリットもありますよ。
3.高さ(脚の長さ)の決め方
脚付きマットレスの大きな特徴に「脚が選べる」というのがあり、高さを自分好みにできます。
- メリット:ベッド下を収納に使える
- デメリット:ベッドから落ちると痛い
- メリット:開放的な雰囲気になる
- デメリット:ベッド下の掃除がしにくい
基本は好みで決めていいのですが、極端に短い・長いと思わぬ使いにくさも出やすくなります。
15cm~20cmが程よく使いやすいですよ。
4.一体型…?それとも分割型…?
これも脚付きマットレス独自の特徴の一つ。
マットレスが一枚ものか、分割されたタイプかというものですね。
メリット:脚の本数が減るのでベッド下に物を置きやすい
デメリット:搬入経路が狭いと入らない可能性がある
メリット:脚が増えるので耐久性が良くなる
デメリット:寝心地に影響が出る
一体型でも難なく搬入できる可能性もあるし、「圧縮梱包」でコンパクトになっているタイプもあるので、まずは気にしなくても大丈夫。
好みの商品を見つけた時に、初めて梱包サイズを確認し、搬入できないようなら分割型も視野に入れよう。
大柄な男性の場合は、あえて分割型にすることで脚を4本から8本に増やし、中央部分の耐久性を確保するというアイデアもありますよ。
5.サイズの決め方
サイズは、普通のフレームありベッドと同じ考え方で問題ありません。
別記事で紹介しているので、こちらを参考にしてください。
ザックリ紹介しますと
セミシングル(80~90cm):細身の女性向き
シングル(90~100cm):一人用の基準サイズ
セミダブル(120cm):広い一人用
ダブル(140cm):二人用の基準サイズ
ノーマル(195cm):基準の長さ
ショート(180cm):身長165cm未満に推奨
ロング(210cm):身長180cm以上に推奨
こんな感じになります。
ちなみにロングサイズの脚付きマットレスは少ないのが実情です。
ちょっといい脚付きマットレス おすすめ8選+2ブランド
ここからは、具体的なおすすめを5つに分けて紹介します。
- 寝心地と耐久性を両立
- 日本製の高品質な作り
- 省スペースなショート丈
- シーン(家族・一人暮らし)
- 2つの人気ブランド
1.寝心地と耐久性を両立
まずは大事な「寝心地重視」タイプ。
マットレスと台の部分を分けたタイプだと、マットレスだけを交換できたり、上質なマットレスを選べるなど「寝心地」と「耐久性」を両立することができます。
2層式のポケットコイルで上質な寝心地を実現
シングルのコイル数 | 812個 |
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サイズ | セミシングル シングル セミダブル ダブル クイーン キング |
おすすめタイプの価格目安 | 4~5万円前後 |
この脚付きマットレスは、コイルの種類を選ぶことができます。
価格重視ならスタンダードなポケットやボンネルなのですが、寝心地でおすすめなのが「2層ポケットコイル」。
ポケットコイルが上下2層になっているため、脚付きマットレスながらとても上質な寝心地を実現できますよ。
また、マットレスと台の部分が分かれているので
ボトム部分⇒分割
になり、搬入もラクラク。
マットレスがヘタってきたら、別のマットレスに替えることができる点も魅力ですよね。
ボトム部分は分割式(脚が8本)で耐久性が高く、それでいてマットレスは分かれていないので、分割型と一体型のいいとこだけを取り入れることができます。
上質な寝心地を長く維持しやすい脚付きマットレスですよ。
ホテルのようなダブルクッションで快適な寝心地
シングルのコイル数 | 406個 |
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サイズ | セミシングル シングル セミダブル ダブル クイーン キング |
おすすめタイプの価格目安 | 4~5万円前後 |
マットレスを乗せる台の部分にもコイルが入っていて、マットレスと合わせダブルクッションの上質な寝心地に。
ホテルのような仕様で、脚付きマットレスとは思えない寝心地の良さを自宅でも実現できます。
選べるマットレスの中では、プレミアムポケットコイルが上質ですが、ここではスタンダードポケットコイルを推奨。
理由は
- ボトム部分にもコイルが入っていてクッション性がある
- プレミアムポケットだと高さが出すぎて座りにくくなる
という2点。
価格も考えると、総合的にはスタンダードポケットが使いやすく、最もコスパがいいと思いますよ。
2.日本製の高品質な作り
海外製だから粗悪とは言えない時代ですが、やはり国産は品質がワンランク上。
「ネジ穴の位置が合わない…」などトラブルの可能性も下がります。
【女性におすすめ】シンプルな国産脚付きマットレス
シングルのコイル数 | 448個 |
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サイズ | セミシングル シングル セミダブル |
おすすめタイプの価格目安 | 6~7万円前後 |
シンプルな見た目で、これぞ脚付きマットレスというデザインが魅力。
日本製のしっかりした作りで、耐荷重は同レベル商品の約2倍の「250kg」もあります。
シックハウス症候群の原因になり得るホルムアルデヒドも、最高クラスの安全性を実現しています。
肌に当たる表面の層が厚めで、コイルの太さ・数を考えると、やや柔らかめの印象。
どちらかというと女性に使いやすいタイプで、男性の場合は柔らかめが好きな平均体型の人におすすめです。
脚の長さは最大30cmまであるので、ベッド下を収納に使いたい人にもピッタリですよ。
【男性におすすめ】日本製のガッチリした脚付きマットレス
シングルのコイル数 | 616個 |
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サイズ | スモールセミシングル セミシングル シングル セミダブル ダブル クイーン |
おすすめタイプの価格目安 | 5~6万円前後 |
やや硬めで、しっかりした寝床が好きな人におすすめの脚付きマットレス。
一枚タイプと分割タイプが選べるのですが、一枚タイプはポケットコイルを「交互配列」しています。
↑ 平行配列
↑ 交互配列
コイル数がグッと多くなり、しっかり感が出るのが特徴です。
また、コイルの太さを選ぶことができるため、硬めを選べばガッチリ体型の男性にもおすすめ。
国産品質もあり、丈夫で長く使いたい人に向いていますよ。
3.省スペースなショート丈
身長165cm未満の人におすすめなのが、通常より15cm短い、長さ180cmのショート丈。
無駄にスペースを使うこともなく、スッキリレイアウトすることができますよ。
セミダブルも選べるショート丈脚付きマットレス
シングルのコイル数 | 435個 |
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サイズ | セミシングル シングル セミダブル |
おすすめタイプの価格目安 | 4~5万円前後 |
シンプルで使いやすいショート丈の脚付きマットレス。
短い丈に合うボックスシーツ2枚と敷きパッドが付属されていてます。
ショート丈はリネン類が少ないので、嬉しい付属品ですよね。
脚が8本でしっかり感があり、ソファ代わりに中央に腰かけてもビクともしません。
また、丈は短くても、セミダブルを選べば広々寝ることも可能ですよ。
ちなみにぼくは、この脚付きマットレスのポケットコイルとボンネルコイルを実際に使っているので、連絡くれたらレビューします(正確には子供と嫁がです)。
最下部のフェイスブック・ツイッター・インスタ・ラインから、どうぞ。
長さ180cmが不安な人におすすめのタイプ
シングルのコイル数 | 435個 |
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サイズ | セミシングル シングル |
おすすめタイプの価格目安 | 3~4万円前後 |
マットレスと台の部分が分かれているタイプは、すでにノーマル丈で紹介しました。
そのショート丈バージョンなわけですが、長さが不安な人は、こちらのショート丈がおすすめです。
理由は、台の部分が分割されているため、最悪どうしても短くて寝にくいという場合、通常丈のマットレスを合わせることも可能だからです。
前後に7~8cmずつ飛び出すか、中央を15cm空けるかすれば、見栄えはあまり良くありませんが、普通に使うことはできます。
↑ 赤丸の部分の隙間を空けることで問題なく使えます。
例えば
なんていう場合には、マットレスを替えるだけで使うこともできますよね。
もちろん普通に丈の短い脚付きマットレスとして使えるので、長さに多少の保険がかかっている感覚で使えますよ。
4.シーン(家族・一人暮らし)
次は、家族みんなの寝室で使いやすいタイプと、一人暮らしに合うタイプを紹介します。
連結して広く使えるファミリー向け脚付きマットレス
シングルのコイル数 | 616個 |
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サイズ | クイーン キング シングル×2 セミダブル×2 ダブル×2 |
おすすめタイプの価格目安 | 9~10万円前後※2台分 |
2台を連結して、1台の大きなベッドにできる連結機能が大きな魅力。
小さな子供がいると、家族みんなで寝ることになりますよね。
並べても離れていかず、隙間に落ちてしまうこともありません。
また隙間パッドが付属されているので、隙間が痛いということもなく、みんなが快適に寝ることができます。
子供が自室で寝るようになったら分割して使えるので、長い目で見ると経済的ですよ。
一人暮らしには移動・搬入が楽チンな分割型がおすすめ
シングルのコイル数 | 448個 |
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サイズ | セミシングル シングル セミダブル |
おすすめタイプの価格目安 | 4~5万円前後 |
一人暮らし向けの物件は搬入経路が狭いことも多く、お部屋自体の広さもありません。
分割型だと搬入も移動もしやすく、模様替えや掃除のときも楽に動かせます。
また、意外と一人暮らしに使いやすそうと感じたのが「サイドまで覆われたキルティング」の部分。
床に座ってベッドによし掛かるシチュエーションが多くなる一人暮らしでは、サイド部分が硬いベッドフレームだとよし掛かりにくくなります。
このベッドは、サイドまでふっくら柔らかいので、寝るだけじゃなく背もたれとしても活躍してくれます。
脚の長さやサイズを豊富に選ぶことができる点もポイントで、自身の体型に合わせてコンパクトにしたり、脚の長さは最大40cmまで設定のある希少タイプ。
ベッド下を収納に使いたい人にもおすすめです。
国産&耐荷重250kgのしっかりした作りで、一人暮らしにおすすめですが安価なタイプとは大きく差がありますよ。
5.2つの人気ブランド
最後に、家具最大手の「ニトリ」と、脚付きマットレスの元祖「無印良品」を紹介します。
ニトリの脚付きマットレス
ニトリの脚付きマットレスは、低価格路線が中心。
ポケットコイルのシングルで価格:18,900円です。
コイル数は残念ながら記載されていませんでした。
脚の長さは18cmで、幅39cm×高さ18cmの収納ケースが4個並ぶとのことです。
無印の脚付きマットレス
無印の脚付きマットレスは
- ボンネルコイル
- ポケットコイル
- 高密度ポケットコイル
の3種類。
サイズはスモール・シングル・セミダブル・ダブルの4サイズで、脚すべては別売りながら、こちらも4種類から選ぶことができます。
ノーマルのポケット・シングルサイズで、脚を入れて27,900円。
コイル数は510個。
ニトリよりは価格も品質も上の路線を進んでいるようです。
高密度ポケットコイルになると、価格が約1万円アップになり、コイル数はシングルで616個になります。
まとめ
脚付きマットレスは、シンプルでスッキリしたデザインが魅力。
フレームがないので、シーツやカバー類でインテリア性をアピールできます。
とは言え、基本は快適に寝るためのもの。
ここでは低価格路線ではなく「ちょっといい脚付きマットレス」を紹介しました。
一人暮らしでも、おしゃれなお部屋でも、シーンを問わず
に違いはありません。
ちょっといい脚付きマットレスで、良質な睡眠とシンプルでおしゃれなインテリアをぜひ両立してください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。