ラグの色の選び方 5つのポイント【動画あり】

ラグの色の選び方 5つのポイント【動画あり】 インテリアコーディネート
IC 広島
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お部屋にラグを敷くとき、一番の悩みのタネが「」ですよね。
誰だって素敵なお部屋にしたいもの。
でもどんな色なら自分の部屋がより良い雰囲気になるのか、けっこう難しいものです。

そこでここでは、色選びに悩んだあなたの選択を助ける5つのポイントを紹介しようと思います。

色選びに悩む理由

色選びに悩む人

ラグの色を考える時、多くの人は次のように考えます。

  • フローリングの色は…
  • 壁と天井はの色は…
  • 一番多い家具の色味は…
  • カーテンの色は…
  • ソファやテーブルの色は…

つまり周囲のインテリア家具の色味を考え、それに合うラグの色は…?という視点ですね。
これはこれで間違いではないのですが、この点ばかりに着目すると落とし穴にはまります。

理由は

どんな色のラグを敷いても、意外としっくりくるもの

だからです。

「どんな色でも」というと誤解を生みますが、仮に10色展開の柄のないラグが、肌触りも良く気に入ったとします。
意外とその半分、5色くらいは、違和感なく敷くことができるものです。

雰囲気は違えど、そこまで拒絶反応するほど変なインテリアにはなりません。
つまり最低限「これは似合わないな…」という色さえ選ばなければいいわけですね。

逆に言うと、だからこそ色選びに迷うわけです。
10色のうち似合う色が1~2色しかないなら、色選びに迷うことはありません。
思いのほかスマートに置ける色が多いからこそ、ラグの色選びは難しいというわけですね。

ラグの色選びを助ける5つのメソッド

ではそんな色選び、どのように決めるのがいいのでしょうか。
周囲のインテリア家具の色味を考えることは確かに重要ですが、それ以外にもいろいろ考えてみましょう。
そうすることで、少しずつ色を絞っていくことができます。

色が影響を与える大事なポイントは次の5つです。

  1. インテリア性
  2. お部屋を明るく見せる
  3. お部屋を広く見せる
  4. 汚れ対策
  5. 好きな色

インテリア性

最初に紹介した、周囲との関連性ですね。
大事なのは家具単体の色味で考えるのではなく、お部屋全体の色味・雰囲気で判断すること。

ソファーが○○色で、カーテンが○○色で…というように考えてしまうと何色も出てくるので、結局そのお部屋に似合う色は無難な色になってしまいますよね。
どんな色にも似合う色、つまり白黒やアイボリーです。

いろんなことを総合的に考えてアイボリーを選ぶのと、無難な色味としてアイボリーを選ぶのでは、結果は同じでもやっぱり違うと思います。

newhouse / Pixabay

↑ ラグは面積が広いので、周囲の雰囲気に沿った選び方をするのが基本になります。

PIX1861 / Pixabay

↑ ラグをアクセントにする場合は、周囲の色味を統一しておくことがポイント。
視覚的な割合を考えると、広い部屋ならアクセントに使いやすいものの、狭い部屋ではお部屋に占める割合が多くなってしまうので、アクセントにするのが難しくなっていきそうですね。

お部屋を明るく見せる

ラグを敷くお部屋の日当たりはどうでしょうか。
日当たりのいい部屋は、何もしなくても明るいもの。
逆に日当たりの悪い部屋は、いつも暗くてジメジメした雰囲気がありますよね。

また、窓の大きさによっても明るさはかなり変わります。
大きな窓があるかないか、お部屋の方角は日当たりがいいか悪いか、そのようなことを考えるのも大事なポイントです。

ラグは視覚的に広い面積になるので、明るいアイボリーを敷くのと暗いダークブラウンを敷くのとでは、お部屋の明るさがかなり違います
やっぱり明るい色味のラグはお部屋が明るくなります。
ダークな色味は暗い印象があります。

日当たりがよく明るい印象のお部屋なら、ダークな色味も問題なく敷けるはず。
もし日当たりが悪く暗い印象のお部屋なら、明るめの色を選択することで少し雰囲気も明るくなります。

お部屋を広く見せる

色には進出色と後退色という線引きがあります。
つまりは

  • 大きく見える・小さく見える
  • 手前にあるように見える・遠くにあるように見える

といったことですね。

お部屋はやっぱり広く感じたほうが嬉しいですよね。
実際の広さは変わりませんが、錯覚は思っている以上に影響するものです。

進出色の代表は暖色系です。
赤やオレンジなどは、実際よりも大きく・近く見えます。
トーンがきつくなるほど、その傾向は強まります。

暖色とトーンの関係

↑ 左のほうがトーンがきついので、より大きく、より近く感じますよね。

後退色の代表は、反対の寒色系。
青やネイビーなどは、小さく・遠くに感じるもの。

暖色と寒色の対比

↑ オレンジのほうが近くに感じ、ネイビーのほうが遠くに感じます。

また、コントラストによっても大きく変わります。
オレンジは進出色ですが、その背景が白ならコントラストがきつくないので進出度合いはやや緩くなります。
反対に背景が濃いブラウンだとコントラストがきついので、より手前にあるように、より大きく感じます。

コントラストの比較

↑ 真ん中のオレンジは同じ大きさですが、右側のほうが大きく見えますよね。

視覚的な面積の広いラグは、このような錯覚の影響を大きく受けるので、床とのコントラストと色味を総合的に考えると失敗も減ります。

汚れ対策

色によって汚れの目立つ感じが大きく変わるのは、感覚的に理解できますよね。
当然白に近いと汚れは目立ちます。
黒に近すぎても、お部屋の中では汚れが意外と目立ちます。

やっぱりブラウンやベージュあたりが、汚れが目立たない色と言えそうですね。
小さな子供がいるのにデザイン性だけで白いラグを選ぶのは、インテリア性は良くても快適に使うことは難しそうです。
汚れが目立ちそうな色の場合は、洗えるラグにするのも一つの手ですね。

好きな色

これも意外と大事なポイントです。
イヤ、一番重要といっても過言じゃないかもしれません。

何のためのインテリアなのかということを考えると、最終的には「あなたが快適な毎日を過ごすため」だと思います。

  • 周りの家具と合うから
  • お部屋が広く見えるから
  • 汚れが目立たないから

そんな理由で好きじゃない色を選ぶのは、愚の骨頂と言えます。
本末転倒といってもいいです。

あなたが好きになれない色では、インテリアのための色選びになってしまいます。
あなたのための色選びじゃなければ、そもそも根底がひっくり返ってしまいますよね。

インテリアのことを考えるのはとても大事ですが、そもそも好きな色味を選択すること。
好きじゃない色味を選ぶのは絶対に失敗の元です。

まとめ

ラグの色を決めるとき、周囲のインテリア家具の色味と合わせようとしてしまいます。
でもそれ以外にも別の視点をもつことで、少しずつ選択肢が絞れていきますよね。

最高にマッチする色味を選ばなければいけないという、強迫観念みたいなものは必要ありません
自分が好きになれるお部屋になれば、それでいいのですから。

確かにラグの色選びはけっこう悩みますが、そんな悩みもインテリアの楽しみの一つではないでしょうか。

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