このような悩みはありませんか?
そこまでこだわる気はなくても、安すぎるマットレスもやっぱり気が引けますよね。
そこで、価格と性能のバランスがいい「コスパ」という基準で、選び方やおすすめを紹介します。
コスパのいいマットレスの選び方 5つのポイント
ではありません。
が、安めの価格のほうが、総合的には満足度が高くなりやすいのもまた事実。
安くて不満の少ないマットレスが「コスパのいいマットレス」と言えそうです。
ポイントは次の5つで、当てはまる数が多いほど、それでいて価格が安いほど満足感が高くなります。
- 国産マットレス
- 特殊構造
- 端が沈まない構造
- 圧縮梱包されている
- 耐久性の高い構造
1.国産マットレス
これは非常にシンプル。
やっぱり海外製よりも国産のほうが、安心感が違いますよね。
値段がそこまで変わらないなら、圧倒的に日本製のマットレスのほうが満足度は高くなると思います。
もちろん品質だって日本製のほうが上。
近年では輸送費が高騰しているため、人件費の安い海外の工場で作ってもコストをそこまで抑えることができません。
それなら国産のほうが作りも丁寧なので、非常にコスパが良くなります。
2.特殊な構造
特殊というほどではありませんが、例えばポケットコイルを2層構造にしているとか、詰め物に良い素材を使っていたりすると、満足感も高くなりますよね。
よくあるポケットコイル・ボンネルコイルとは一味違う、より上質な構造だと睡眠の質が上がる可能性を秘めます。
特に2層構造のポケットコイルはクッション性が大幅に良くなるので、柔らかいマットレスが好きな人は満足な睡眠が得られると思います。
3.端が沈まない構造
マットレスの端の部分が沈まない構造になっていると、ワンランク上のサイズで寝ている感覚になります。
端が沈むとベッドから落ちやすいため、無意識に端を使わなくなり、せっかくの広さを十分活かすことができません。
ところが端っこが沈まないと安心して幅を全て使えるので、サイズは同じなのに広く感じることができるんですね。
これは寝ているとき(無意識の時)も同じで、寝返りがしやすく、睡眠の質も向上します。
4.圧縮梱包されている
マットレスはとても大きいので、運ぶ際にコストがかかってしまい、その分を販売価格に上乗せする必要が出てきます。
ところが近年では「圧縮梱包」という技術が一般化し、マットレスを小さく梱包して運ぶことができるようになっています。
すると、輸送にかかるコストを削減できるため、販売価格も抑えることができますよね。
全てのマットレスでできるわけではありませんが、仮に同じ性能なら、圧縮梱包できるタイプのほうがコスパが良くなります。
5.耐久性の高い構造
長く使えば、それだけコスパは良くなるものですよね。
寝心地が良くてもすぐにカビが生えてきたりしては、コスパがいいとは言えません。
マットレスでは「へたり」ばかりに意識がいくものですが、長く使ううえでは
- カビ
- ダニ
- におい
なども、へたりと同じくらい耐久性に影響を与えます。
これらを向上する共通ポイントは「通気性」。
通気性のいいマットレスはカビにくく、ダニにも強く、効率よく湿気が分散することで汗のにおいが付着するのも防いでくれます。
↑ コイルの通気性
↑ 詰め物の通気性
ボンネルコイルだと通気性がとてもよく、コイル自体も耐久性があるので、「硬めが好みの人」はボンネルコイルを選ぶとコスパが良くなりますよ。
コスパのいい7つのおすすめマットレス
上記5つの特徴のあるマットレスを、ポケットコイル・ボンネルコイルに分けて紹介。
最後に「いろんなシーンに役立つ変わったタイプ」も紹介しています。
※ポケットコイルとボンネルコイルの違いについては、こちらを参考にしてください。
コスパのいいポケットコイルマットレス
ポケットコイルは、柔らかめが好きな人におすすめです。
コイルも生地も国産のマットレス
創業70年を誇る「東京スプリング工業株式会社」のマットレス。
徹底して国産にこだわり、安心感は抜群です。
国内最高クラスの鋼線を使い、ポケットコイルの弱点である「耐久性の低さ」をカバー。
抗菌・防臭・防ダニ加工も施されているので、長く快適に使うことができます。
受注生産なのですぐほしい人には向いていませんが、待つことができれば製造されたばかりのマットレスが届きますよ。
価格目安(シングルサイズ):4~5万円前後
お値打ち価格の2層式ポケットコイル
ポケットコイルを上下2層式にすることで、体感的にも柔らかい寝心地を実感できます。
柔らかめが好きな人にとっては、最も手軽にふんわり感を出すことができ、満足感も高まりますよ。
また、端が沈まないようになっているため、全面をしっかり使うことができ、広々寝ることができます。
2層式なので厚みが出てしまう難点はありますが、ふわっとした寝心地が好きな人には、特におすすめですよ。
価格目安(シングルサイズ):3~4万円前後
価格以上の良さを実感できるマットレス
シンプルなポケットコイルマットレスなのですが、同価格帯と比べ、細かいポイントがあります。
- 凸凹加工のウレタン
- 端の落ち込み防止
- 圧縮梱包
特に1番がポイントで、コイルが全体的な体圧分散を担い、表面の凸凹ウレタンが細かい体圧分散を担ってくれます。
これでこの価格なら、十分コスパのいいマットレスに認定できるのではないでしょうか。
価格目安(シングルサイズ):2~3万円前後
コスパのいいボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルは、床に布団で寝る時のような硬めが好きな人におすすめです。
ワンランク上のフランスベッド社マットレス
フランスベッドのマットレスは「ボンネルコイル」とは実は違うのですが、ボンネルに近い特徴を持っています。
中でも個人的にコスパがいいと思うのがこれ。
超一流ブランドなので価格はグンと上がってしまいますが、コスパで考えると非常にハイレベルです。
ボンネル系の作りの特徴である
耐久性の高さ
に加え、ポケットコイルにも劣らない
を併せ持つ、フランスベッド独自のコイル構造が魅力です。
端の落ち込み防止、抗菌・防臭・防ダニ加工も施されていて、もちろん「国産」。
ブランドの安心感もあり、非常に長く快適に使える特徴を持っているため、値段は高めでもコスパは抜群にいいマットレスですよ。
価格目安(シングルサイズ):8~9万円前後
⇒追記:販売終了
シルク配合の高密度ボンネルコイルマットレス
一般的なボンネルより高密度のコイルが、しっかり感と耐久性アップを実現。
通気性の良さもあり、長く愛用できます。
表面生地にシルクを配合してあるため、生地による調湿効果も期待できます。
抗菌・防臭・防ダニ加工もされているので、価格以上に満足感のあるマットレスですよ。
価格目安(シングルサイズ):3~4万円前後
コスパ重視の激安ボンネルコイルマットレス
圧縮梱包&価格抑えめのシンプルなマットレス。
安さが一番の魅力ですが、ボンネルは耐久性が高いのでしっかり元を取れます。
通気性もポケットコイルより良く、カビにも強くなります。
圧倒的なコスパを活かし、フレームに予算を回すのもおすすめですよ。
価格目安(シングルサイズ):1~2万円前後
様々なシーンで活躍するマットレス
最後に、いろんなシーンで活躍する変わったタイプを紹介します。
厚さ7cmの薄型&三つ折りできるポケットコイルマットレス
ポケットコイルながら、厚さがたった7cmしかない超薄型なマットレス。
例えば
- 二段ベッド
- ロフトベッド
などは、厚みがあるとサイドフレームを超えて転落しやすいので、薄いウレタンマットレスが基本。
でもこのマットレスなら、二段ベッドやロフトベッドでもポケットコイルを合わせることができます。
また、収納ベッドは床板面が高いので、厚みのあるマットレスだと座りにくくなりますよね。
そんな時にも大活躍です。
小さな子供や赤ちゃんのいる家庭の場合は、転落が怖いので少しでも寝床を低くしたいところですよね。
だと、より安心。
三つ折りできるので「子供が小さいうちは床に布団を敷いて寝ている」という人にもおすすめ。
「床に敷き布団」だと硬いので、人によっては腰痛が出てしまいますが、このマットレスなら「床にポケットコイル」で眠ることができます。
敷布団より重さがありメンテナンス性に劣りますが、普通のポケットコイルではできない「押し入れ収納」も可能。
価格も安めで、コスパも上々ですよ。
価格目安(シングルサイズ):1~2万円前後
まとめ
コスパのいいマットレスとは、簡単に言うと
ではないでしょうか。
自分に合っていれば満足度も高いため、価格以上の買い物になりますよね。
値段はもちろん、特徴もしっかり確認し「寝心地+耐久性」の両面で考えるのがポイントです。
- 寝心地は自分に合っていそうか
- へたりやカビが少なく長く使えそうか
この2点と予算の兼ね合いを考えることが、コスパの良さにつながりますよ。