どうしよう…
と、困ってはいないでしょうか?
この記事では、まずはカビの除去方法を紹介し、再びカビが生えてこないよう今後の対策も合わせて紹介しています。
何はともあれ、少しでも早くカビをやっつけよう。
- 本棚のカビを除去する方法と5つの手順
- 効果的なカビ対策に必要なおすすめアイテム
- 今後カビが生えないようにする10コの対策
本棚のカビの除去方法
まずは、本棚のカビを徹底的に取り去ろう。
水回りのカビと違い、方法はいたって簡単。
アルコールでしっかり拭くだけです。
用意するものは、全部で次の5つ。
- 使い捨てマスク
- ゴム手袋
- 汚れてもいい服装
- 雑巾またはティッシュ
- アルコール除菌スプレー
5以外はすぐに用意できると思います。
アルコール除菌スプレーは
- カビを除去する
- カビのニオイをなくす
- カビが生えにくくする
という3つの役目を果たしてくれるこちらがおすすめです。
入れ物のデザインがとても可愛く、カビのニオイ対策までできるので、あると何かと重宝しますよ。
準備が揃ったら手順を確認し、カビをやっつけよう。
- 本棚の本を全部出す
- 本棚を徹底的に拭く
- 壁や床を拭く
- 本をキレイにする
- 本を戻す
1.本棚の本を全部出す
カビの胞子やホコリができるだけ舞わないよう、ゆっくり本を出します。
天気のいい日や本が少ないときなどは、外に出してしまうのも一つの手。
持ち運ぶときにカビの胞子が飛び散らないよう気を付けて運ぼう。
2.本棚を徹底的に拭く
ホコリも含め、本棚をとにかく拭きます。
除菌スプレーは、直にかけるとホコリ・カビの胞子が飛び散ってしまうので、雑巾かティッシュに吹きかけてから拭くのがポイント。
常にきれいな面で拭かないと、せっかくとったカビ菌を再びこすりつけることになるので要注意。
ティッシュをひたすら替えながら拭くほうが、キレイに仕上がると思います。
また、アルコールスプレーを使うので窓を開けるなど換気に気を付けよう。
HEPAフィルター付きの掃除機も活躍
カビの胞子を収集できる目の細かいHEPAフィルター付きの掃除機があれば、最初にホコリもろとも吸ってしまうと、作業が楽になります。
3.壁や床を拭く
本棚にカビが生えたということは、その付近はカビが好む環境だったということ。
周囲の壁やフローリングなども、アルコールスプレーを使ってしっかり拭くのがおすすめです。
4.本をキレイにする
紙類は湿気を吸収しやすいので、本もカビが生えている可能性があります。
とは言え、1ページずつ確認するのも難しく、紙なのでアルコールで拭くこともできません。
表紙など拭ける箇所を拭いたり、掃除機でホコリを吸い取るなど、できる範囲できれいな状態にしよう。
東京都立図書館のサイトで本の掃除方法が記載されていたので、参考にしてください。
⇒東京都立図書館「カビが発生したら」
5.本を戻す
本を戻したら終了です。
紹介したアルコールスプレーは抗菌効果もあるので、カビが生えにくくなっているはず。
さらに除湿シートを敷くと湿気対策になるので、より安心です。
レビューが執筆時点(2019年6月)でないのが心配ですが、湿気を抑えることは確実にカビ対策に役立つので、お部屋が湿気りがちな人は検討の価値ありだと思いますよ。
今後カビが生えないようにする対策
カビがすっかりきれいになっても、安心はできません。
お風呂場やキッチンと違い、本棚はそこまでカビが生えやすい場所ではないのに生えてきたということは、そのお部屋自体カビが好む環境になっている可能性も。
抗菌スプレーや除湿シートで、本棚自体に対策は施しましたが、もっと大事なのはカビが生えにくい生活を送ることです。
ポイントは次の2つです。
- 湿度を高め過ぎない
- ホコリをためない
1.湿度を高め過ぎない
カビは湿度が60%を超えると活発に繁殖します。
なるべくそれ以下に抑えよう。
- 部屋干しを減らす
- 加湿器を使いすぎない
- たまに窓を開けて換気をする
- 換気口は閉めない
- 本棚の周りに隙間を作る
- 結露対策をする
部屋干しを減らす
洗濯ものを部屋干しすると、湿度がグッと上がりますよね。
換気扇のある脱衣所に干すなど、本棚のあるお部屋の湿度が上がらないようにしよう。
どうしても部屋干しになってしまう場合や、梅雨時期などは
- サーキュレーターで空気の流れをつくる
- 扇風機や換気扇を回す
- エアコンで湿度を下げる
- 除湿器を活用する
- 室内ドアを開けておく
などの工夫で、少しでも湿度が上がらないようにしたいところです。
加湿器を使いすぎない
冬は、インフル対策や乾燥対策のために加湿器を使う人も多いと思います。
できれば湿度計を置いて、湿度が60%を超えないようコントロールしたいところ。
やみくもにつけっぱなしにするのは避けよう。
たまに窓を開けて換気をする
これも冬の注意点。
寒さのため窓を開ける回数がグッと減りますが、これが想像以上に湿気をこもらせてしまいます。
寒くてもたまに空気の入れ替えをすることで、湿度が上がりすぎないようにできます。
換気口は閉めない
冬になると、換気口からの隙間風がとても寒いですよね。
それでも換気扇を閉めてしまうと、室内の湿気はこもりがち。
温度のためには閉めたくなりますが、湿度のためにできるだけ閉めないようにしたいところです。
本棚の周りに隙間を作る
本棚を壁にピタッとつけて配置せず、3~4cmくらい隙間を空けて配置しよう。
湿気がこもりにくくなります。
結露対策をする
結露もお部屋の湿度を高める大きな原因の一つ。
住まいによってはなかなか結露をなくすことが難しいこともありますが、まずは寒暖の差を減らす工夫をしてみよう。
できるだけ一定の室温を維持するようにすると、結露がしにくくなります。
結露する窓には、吸水シートを貼ると湿度の上昇を抑えることに繋がりますよ。
本棚を窓から離して置くというのも、本棚のカビ対策では有効になります。
2.ホコリをためない
ホコリはカビの養分になってしまいます。
カビが成長する前に掃除することで、繁殖を防ぐことができます。
- 隙間の多い本棚は一長一短
- 扉付きの本棚にする
- 掃除しやすく収納する
- カーテンでホコリの侵入を防ぐ
隙間の多い本棚は一長一短
メタルラックや背面のないラック類などは、一長一短。
隙間が多いと通気性がいいのでカビにくいものの、今度はホコリが非常にたまりやすくなります。
小まめにホコリの掃除ができる人には向いていますが、そうじゃない人は避けるほうが無難です。
扉付きの本棚にする
こちらは逆に、ホコリがたまりにくいものの、通気性が悪くなるタイプの本棚。
小まめに掃除できないけど、お部屋の湿度管理がしっかりできる人には、扉付きのほうが向いています。
最下段はホコリがたまりやすいので、一番下だけ扉付きになっている本棚も使いやすいですよ。
掃除しやすく収納する
- 本の数を減らす
- 一段を手前と奥に分けて収納しない
など、掃除しやすく収納するのもポイント。
詰め込むだけの本棚は、どうしても掃除が滞りがちになってしまいます。
カーテンでホコリの侵入を防ぐ
オープン棚でも、カーテンを付けることでホコリ対策ができます。
通気性も確保でき、ホコリ対策もできるのでおすすめですよ。
まとめ
カビは梅雨時期や夏場が危険なイメージがありますが、実は乾燥しがちな冬が最も繁殖しやすい傾向にあります。
- 高めの室温
- 換気が減る
- 加湿する
など、冬は想像以上にカビに注意。
また、本棚はカビが生えやすい場所じゃないので、もし生えてしまったら「生えやすい環境」だということを暗に示しています。
掃除や湿気の管理をして、カビが生えにくい環境を整えるようにしよう。